表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

聞こえないからもう一度

 眠たい。眠たすぎる。かれこれ元カノから連絡が来るのでストレスで睡眠が取れない。恐怖の三年間だった。彼女と同居してから分かったんだが、とにかく嫉妬しやすく束縛が激しい。


 逃げるように夜逃げして上京してはや三年。元カノを記憶のすみに追いやり日々を過ごしていた。


 三年で忘れることが出来るとは思えなかった記憶を呼び起こしたのが、元カノ宛の連絡だった。啜ったラーメンを噴飯し床一面にスープの汁でシミを作った。


 噴飯した麺は金魚鉢に入り金魚と泳いでいた。


『他人が奇跡と呼ぶが歩んだからこそ手に入れた力だ。奇跡と呼ぶなら呼ばせればいい。人生に試練と過ち、経験、成長、努力人との繋がりが今のお前にしたんだ。ここで諦めたらお前に何を残せるんだ? 忘れるな。人生全てがお前の手に光る宝物だと!!』


『言い慣れた言葉はいつか古くなり新しい言葉が先を越す。言い過ぎて慣れてしまったカンペに頼るのではなく、新しく言葉を更新して心に来る言葉を言ってこそ表現者』


『自信と不安を重ねるでなくひとつにして、自分はこれでいいんだと安心させてこそ不安を消すことが出来る。いくら他人と自分を見比べたって必ず差はあるし比べても仕方がない。無い物ねだりで自分が魅力的になるわけでもない。あるがままの自分を受けいれてこそ安心できるものがある』


『眉間に皺寄せて考え事してもいい答えなんて出やしない。心を休める日だって必要。頭の中を考え事で埋め尽くしたら肩がこる。悩まずに楽に考えて生きていこう。肩がこる生き方はしたくないだろ?』


『なってしまったこと、やってしまったことを悩んでもいい答えなんてでない。なってしまってもやったとしても悩んで過去を変えることは出来ないから過去を捨てて今を生きなさい。必ず前に進めるはずだ』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ