野宿
村を出て三日。他の村が全く見えない。見渡す限りの森。食料はなんとか耐えており、夜更かしも慣れていたため、ギリギリ歩き続けることができている。
「ふぁ〜。」
流石に眠らずに歩くには限界がある。その限界を今迎えそうだ。
「!!」
目が閉じかける中、前方に洞窟を見つけた。こう言うのは大体、洞窟の中に何かいるのだが、そんなこと気にしている場合ではなかった。
洞窟に着いたラタは、吸い込まれる様に地面に寝転がった。調べなければいけないと分かっていたが、体が動かなかった。
気づくと辺りは褐色に染まっていた。
「…夕方まで寝てた…?」
睡眠をとったため、だいぶ頭が回る様になった。そして気づく。
「私…今めっちゃ危ないところにいない?」
よくわからない洞窟に一人武器を持たずに立っている。相当危ない状況だ。
「一旦、洞窟を調べてみるか。」
ラタは洞窟を調べることにした。
「…うん。一旦全部見てきたけど、大丈夫そうだね。」
回った感じモンスターなどはいなさそうだ。なので明日に向けて眠ろうと思う。
私はゆっくり目を閉じた。
「…けて」
なんだろう、声が聞こえる。小さな声でよく聞き取れなかったが、今度はしっかり聞き取れた。
「助けて…」
その声を聞き私が目を覚ますと、朝になっていた。もう声は聞こえない。ただの夢だったのだろうか…私は声の主を探すために再び洞窟に潜ることにした。
次回「神獣」




