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平和主義の芋娘  作者: イチゴボール
3/9

始まり

「くそ…煙で前が見えない…」

一刻も早くおじいさんを助け出さないといけない。間に合うか…?いや、間に合わせる!

一歩一歩着実に進んでいたが、おじいさんの元へは辿り着けなかった。

バン!

今までで1番大きな爆発…魚を保管する水槽の水と、油が混ざり合い、爆ぜた。私の体は宙に浮き、外まで放り出された。

「…」

目の前の半壊していたおじいさんの家が、黒い炭へと変化していく。その時、私は心の中で痛感した。目の前の命を救えなかったのだと。


1週間後、私は村の入り口に立っていた。

「本当に行くのかい?」

私の家が燃えた時、戻るのを止めてくれた人だ。その他の村民も口々に言った。

「村に残っても良いんだよ。」

「これは大人の問題だから。」

村の人たちは優しい。多分ここに残っても、何とか生きることはできるだろう。でも、それではダメなんだ。この考えはあくまで最終手段。理由は一つ、不特定多数の被害が出る。最悪、死のケースも考えられる。私はもう、誰も失いたくない。

「お父さんをお願い。」

「ああ、任せろ」

「じゃあ、行ってきます!」

私は故郷の村を後にした。

ちょっと今回は文量少なめです。次回は2週間後です

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