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前世英雄は今世でも無双する  作者: あまみ すすき
学園編〜
7/11

0.7お見合い

 そんなこんなで、一日目が終了した。

 結局、エーデルとはあれから話せずじまい。

 ぜひ、一度礼を言いたいものだ。


 ✿✿✿


 今日は学院は休み!

 いや〜、よく思うんだが、なんで始業式とかって休みの前にすんだろ。いやさ、せっかく心の準備したのにさ、休日でなまっちゃうんだよ!


 とまあ、今のは現実逃避で……。

 今現在、俺の目の前には、婚約者候補とか言ってやってきたらしい公爵の長男が座っている。

 カルロス・クラハドールだ。

 

 (こいつさ、なんか笑みを貼り付けてる感じすんだよな。だれだ?こいつ。)


 どこかで見たことがあるんだけど、気の所為にしておこうと思う。


 「昨日ぶりでございますが、自己紹介がまだ済んでおりませんでしたね。

私はカルロス・クラハドールです。

ソメイユ様は、今日もお美しくて、直視ができない程でございますね」


 「私は、ソメイユ・グラディウスです。

お褒めいただき、有難う御座います。カルロス様はお世辞が上手なんですね。」


 「いえいえ、ご謙遜を。紛れもない、本音ですよ」


 そう言い、カルロスが俺にウインクを切り出した。大体の女子は、これで落ちるのだろうが、俺の目は誤魔化せない。元男の俺を落とそうったって、そうは行かない。どんな優男であっても、俺には敵わない!

 俺は生涯独身だ!!

 

 それから俺たちは、好きな茶とか趣味だとか聞かれたが、興味がないので大体流している。

 

 〜数時間後〜


 (長っ!?)


 飽きた。そろそろつっきーと遊びたい。こんな胡散臭い奴と喋ってる暇なんてねえんだよ。


 適当にうなずきながらカルロスの相手をしているのだが……その瞬間!

 俺は聞き逃さなかった。「では、そろそろ時間ですね」という一言を!


 「そうですか?それは残念!」


 「……全然残念そうじゃありませんね。」


 カルロスが苦笑いしながらそういった。

 

 (おっと、顔に出てたか?ま、事実だしな。しゃーねー)


 「では、また機会があれば、お会いしましょう。」


 「ええ、今宵は楽しいひと時をありがとうございました」


 「………では」


 カルロスが去り、俺は素晴らしい解放感を味わった。


 (ああ、開放だ………!)


 自由になったところで、つっきーの素振りでもしよう!と、思ったのだが………


 「姫様、この後は打ち合わせが入っております故、応接室へとお急ぎくださいませ。」


 う〜わ、そういや、このあとなんか打ち合わせみたいなやつあったな……。

 忘れてた……。


 確か議題は「ソメイユ様別荘建設計画」とか何とか……?

 いや、よくよく考えると、おかしくないか?なんで俺の別荘が出来るんだ?

 ま、ちょこっとだけ楽しみなんだが―――――――


 



 

 ――――――『グラディウス様、今、そこへ』―――――

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