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部下の淡い恋

 玉座の間。


 この場所に最高戦力が揃ったのは、一体いつぶりだろうか。

 ここには今、皇帝以下宵闇のメンバーが一堂に会している。


 壁側には、エルガル様と古参の吸血鬼の方々。


 窓側には姉のディアナ率いる近衛部隊、そして私ロード率いる第一から十軍のリーダーが控えている。

 第一軍リーダーには主が抜擢したサヤカもいる。


 そして階段の上、主様の膝元にしなだれ掛かっているのは、妹君のユリーナ様。


 玉座の少し前で微笑んでらっしゃるのは、主様の奥方のセレン様。


 最後に、この空間の最奥でお掛けになっていらっしゃるのが、我らが主ラクール様だ。


 主様の命により、先ほどまで軍議のために使用していた長机は即座に撤去された。


 しかし、玉座の間で軍議を行っていたことに関しては叱責されず、寛大なお心で玉座の間を使うことをご許可くださった。


 そしてさらに、主様は大変思慮深いお方だ。

 玉座の間での軍議を提案したエルガル様の意向を尊重し、これからの軍議ではこの玉座の間が使用されることになるだろう。


「それでは、皆揃いましたので、軍議を始めたいと思います。

進行はわたくしセレンが務めさせて頂きます。

ラクール様は領地経営からお帰りになられた直後でお疲れのはずです。時間は掛かりますが、まずは我々が意見を出し、数日をかけてラクール様に精査して頂くと言うのはどうでしょうか」


「ふむ、疲れているのはお前やユリーナも同じことだ。

ここにいる皆も、俺が留守のあいだ

帝都及び大陸を統治してくれたこと、感謝している。

軍議は今日のうちに速やかに終わらせ、会議が終わり次第交代で休みを設けようではないか」


 ラクール様の言葉の端々から我々を労るお心遣いが伝わってくる。

 なんとお優しいお方だ。


「寛大なお心遣い感謝いたします、ラクール様。

では、軍議が終わり次第、休暇を取れますよう調整させていただきます。

それではディアナさん、最初の報告をお願いします」


「はっ!!まずはこのディアナ、

第一に報告を務めさせて頂きます!

我々近衛一同は、未だ負傷者を出しておりません!

大陸内での数々の遠征により格段に力も増しております。

そのためすぐにでも他大陸に…」









 はあ…、めんどくさい。

 シェヴァハ領から帰って来た直後だっていうのにこんな会議に何日もかけてられないよね?

 なんとか言いくるめられたけど、

 今度はディアナがすごい勢いで報告し始めたし。


「でありまして、他大陸に攻めいる場合は近衛を二つに分け、一つは主様の護衛を担当し、

もう一つが遊撃を担当するのです!こうすることで柔軟に動ける二陣の守りが出来上がるという訳ですが、いかがでしょう!」


 いかがでしょう!じゃないよ!

 攻め入る気満々じゃん!?

 こちとら戦争する気なんて無いんだから、却下却下!


「ああ、いいんじゃないか」


 でも口に出して否定出来ないのが、

☆らくるん☆クオリティなんだよなぁ。


 何故って??

 それはあのディアナの褒めて欲しそうな顔のせいだよ!

 あの金髪から伸びてる狼耳が

ピンと張ってて尚更分かりやすいね。


「あ、ありがとうございます!!

……やったぁ!」


 小声のやったぁ、いただきました。

 無駄に身体能力の高い

俺でなきゃ聞き逃しちゃうね。

 ほらこんなの断れないでしょ?

 もういい、次に期待しよう。


「では次に、ロードさんお願いします」


「はっ。我々軍はさきの大陸統一において多大な負傷者を出し、

補充も回復も間に合っていない状態です」


 ん?


「さらには、領内の治安維持を管理しているため人材不足を補う目処もたっておりません。」


 んん??


「つきましては、大変心苦しいのですが、我々軍は現状ラクール様のご期待に添えない状態にあります」


 キターー!!

 いいね!素晴らしいよロード君!

 さすがは金髪イケメン!


「構わん、無理に兵を疲弊させることもあるまい」


「はっ。申し訳ございません。」


 やっぱり平和が一番。

 戦争なんて間違ってるよ。

 俺はロード君を信じてた!

 姉と違って冷静だし、君が新たな皇帝になっちゃいなよ!

 応援してるぜー。

 名前もロードって、なんか皇帝みたいだしね!


「ほう!であれば、未だ捕虜である

強情な奴らを我ら吸血鬼が屈服させ、戦力に加えれば事足りるのではないか?」


 シャラップ!!

 余計なことを言うなエルガル!


「エルガルよ、その方法は許さん。

捕虜は説得を行い、軍に迎え入れるように決めたはずだ」


 無理やりは良くないと思うよぉ。

 反乱とか怖いし。


「相変わらず甘すぎるのではないか?ラクールよ。

勢いのある今が、他の大陸を支配する好機!

どんな手を使っても逃すわけには行かないだろう!」


「納得したうえで軍に入れられなければ、後々軋轢(あつれき)を生むことになる。

それで窮地に陥るのは戦場にいる同胞達だ。

今一度言う。その方法は許さん」


「ぐぬぅ……!」


「それでしたら、例の魔法師団がありますよね、主君!」


 はいはい、俺が主君です。

 ところで彩華さんや、例の魔法師団て何だい?


「ねえサヤカ、そんなものあったかしら?

ユリーナ、思い出せないわ?」


 よくぞ代わりに聞いてくれた!

 可愛い妹よ!


「妹様もご存知のはずですよ。

私は噂程度しか知りませんので、

セレンさんの方が詳しいでしょうが」


「なるほど、その手がありましたねラクール様」


 なに!?どんな手なの!

 ニコニコしててもさっぱり分かんないよセレンさん!?


 うーん……。

 ここは、あれで乗りきるしかない。


「ふむ、だが奴らを出すのはまだ早いのではないか?」


秘技《分かってる感じで進める》これで、勝つる!


「いえ、既にシェヴァハ魔法師団の編成は完了しております。最低限の出撃準備は整うかと思われます」


「そうか、流石の手際だなセレンよ」


 聞き出せた!勝った!

 なるほどシェヴァハ魔法師団ね。

……ん?シェヴァハ?


「勿体なきお言葉でございます。

さきのバルファス大陸統一戦では、味方にも大きな被害が出ました。

暫くは他の大陸に攻め入る案も現実的ではありませんでしたが、

ラクール様が密かに育て上げてくださったシェヴァハ領の民を動員すればそれも実現可能になるでしょう。

その慧眼に比べればわたくしなど、まだまだ未熟者でございます。」


 シェヴァハ魔法師団にシェヴァハ領ね。

 なるほど……。


……。


 それって、俺がついこの間統治に

失敗した領地の名前じゃないかな!?

 いつの間に魔法師団なんかに!??


「確かに!

かの魔法師団は元が非戦闘民族だったとは思えない程の士気の高さと

魔法力を備えていると噂になって

おります!」


 おいおい、忠犬に噂流したの誰だよ。


「魔法の繁栄を先読みし、誰よりも早く人員を集められるとは。

主様の深謀遠慮の策略は、

もはや凡人に推し測ることなど不可能でしょう。

私など自らの魔法の鍛練ばかりに気を取られてしまい、その真意の欠片にさえ気が付くことが出来ませんでした」


 ロード君。気が付かなかったのは

真意なんて無いからだよ。

 それに、俺は魔法の鍛練すら諦めてやって無かったし、十分すごいと思う!


「相変わらずの先見であるな、

ラクールよ。『千帝』の二つ名に陰りは無しと

言ったところか」


 みんな褒めすぎじゃない?

 プレッシャーでお腹一杯なんだけど。

 あとエルガル、お前は恥ずかしい二つ名を持ち出してくるな。


 千里の先を見通すからだの、

 千の吸血鬼を従えているからだの、いつの間にか良く分からない内に千帝とかいう恥ずかしい二つ名をつけられてた。

 萎える……。


 ちゃうねん。

 本当は六大陸の覇者とか、なりたくないねん。


 誤解して欲しくないから言っちゃうけど、

俺の夢は小さな領地を経営して、

みんなと一緒に細々と暮らす事だ。


 成り行きでバルファス大陸は支配してしまったけど、大陸間争いに巻き込まれたくない一心で、誰も見向きもしないような領地にすぐに引っ越した。

 そこで、バルファス大陸各地にいる弱者として虐げられている種族を集めながら過ごしていたんだけど、とっても楽しい日々だったよ。

 みんな心優しい子達ばかりだしね。


 その優しかった子達も、今では鬼の集団もかくやといった有り様だよ。


 弱かったはずの領民たちはほどんどが魔法の才能を開花させて、

 穏やかな雰囲気で畑を耕してた面影なんて、どこにも見当たらない。

 魔法の力量としては、もはやこの大陸の上位集団なんじゃ無いだろうか。


 子猫を育ててたらライオンに進化した様な気分だ。


 もう少しで平和に暮らせるハズだったのに、どうして魔法なんて流行りだしたのさ!!


「やっぱり、お兄様の頭脳は世界一ね♪」


「さすがでございますラクール様。

それでは、軍の戦力については問題無しということでよろしいですか?

ロードさん」


「はい、問題ありません」


 あって欲しかったなぁ。


「最後にエルガルさんはいかがでしょうか」


「うむ!我ら吸血鬼は最強の部隊!魔力、気力共に十分だ!すぐにでも他大陸へと出立してみせよう!」


 いつも通り暑苦しいね。


「と、言いたいところであるが、

我らもさきの統一戦で、少なからず疲弊しておる。

万全を期すためにもまずは休みを取る必要があるだろう。」


 あれ?珍しいね。

 いつもなら「我ら吸血鬼が先攻して敵を討ち取り、開戦の狼煙を上げて見せようぞ!はっはっはっ!」とか言うはずなのに、やっぱり悩みでもあるのかな。

 それともホントに疲れてる?

 最近は似合わない髭なんか蓄えちゃってるし。

 ぷぷっ。


「それで、ついでと言っては何だが、我らの休養にサヤカ殿を同行させたい!

最近、温泉地で厄介な盗賊団が現れたとの情報を我らの部隊が掴んだのでな、これの討伐にサヤカ殿も参加してもらいたいのだ!」


「私……ですか?」


 いいね!温☆泉☆地!

 でも、何で彩華に?


「エルガル様、サヤカは第一軍の長を務める身。

主様の許可なくお貸しする事は出来ません。

それに我らの元に大規模な盗賊団の報告は入ってきておりませんよ」


「何だ、我を疑うのかロードよ」


 お前は直情的すぎるから、誰かが疑ってくれるくらいがちょうどいいと思うよ。


「それにサヤカをお連れする理由をまだ聞いておりません。

主様がご納得いただけるもので無ければ、許可を出すわけには参りません」


「理由か、サヤカ殿は入ってまだ日も浅い。みなもその実力を把握しきれておらぬゆえ、古参の吸血鬼からは風当たりも強かろう。

そこで!我々の部隊と共に盗賊狩りをすることで実力を見せてもらおうというわけだ!」


 最近で一番風当たり強いの、お前じゃなかったっけ?


「でもおじ様?さっき私たちの居ないところでサヤカに「魔法もロクに使えぬ新参者風情が!」って言ってなかったかしら♪」


「……聞こえておったのかユリーナ。」


「お兄様、お姉様共々バッチリ聞いてたわ♪」


 俺は考え事に夢中で全然聞こえてなかったよ。


「ふむ……主様、いかがいたしましょうか?」


 うーん、これは間違いなくあれだな。


「そうだな、許可する」


「えっ!主君!?」


 まあまあ落ち着きたまえ彩華くん。


「ただし、俺も同行しよう。

それなら彩華も文句はあるまい。」


「えっ、はい……それなら」


 エルガルの目的はズバリ!

 新人いびりである!

 吸血鬼はそのほとんどが頭の固い連中だ。

 自分たちの種族が最も優れていると言って憚らない奴らの巣窟(そうくつ)なのだ。

 そんな中に彩華だけを放り込んだ日には、十中八九苛められるに違いない。

 お前らのストレス発散に彩華を巻き込ませはせんぞー!


「そんな!?危険です!

主様の身に何かあれば、私達はどう責任をとれば良いというのでしょうか!

いくら盗賊といえど、敵と対峙することになるのです。

せめて我々近衛部隊もお連れください!」


 ディアナは心配性だなー。


「ならん。彩華と吸血鬼の精鋭たちが居れば問題はない。」


 彩華が居れば盗賊なんて相手にならないと思うよ。

 それに大勢で向かったら彩華の実力も誇示できないからね。

 彼女の力は早めにみんなに分かってもらうべきだろう。


 彩華をパワハラから守れて、彼女の実力も見せつけられる。

 その上俺が温泉にも入れる一石三鳥の作戦だ。

 一分の隙も無い!

…はず。


「であるな、わざわざ近衛が出るまでもあるまい。

ただしラクールよ、

お主が討伐に参加してはならぬぞ。

お主が出れば瞬時に片がついてしまうであろうからな。

サヤカ殿の力を正確に測るため、お主には自重していてもらおう。

せっかくの温泉地なのだ、存分に疲れを癒すといい」


 まあ、俺は元からのんびりするつもりだったしね。

 温泉に入ってるうちに終わるでしょ。


「ふむ、よかろう。

では期待しているぞ彩華」


「はい!お任せください!」


 元気のいい返事だね、素晴らしい。


「それでは、今回の軍議は終わりということでよろしいでしょうか、ラクール様?」


「そうだな、皆の休みについては

セレン、お前が予定を詰めておけ。

俺からは以上だ、皆いつもの仕事に取りかかれ」


"はっ!!"











 エルナス城の少し長い廊下を、いつもより幾分重い足取りで歩く。


「必ず、主君くんの期待に応えなければいけませんね」


 私の『龍崎 彩華』という名前は、この大陸の人々には馴染みが無く映るだろう。


 エルナス城のみならず、バルファス大陸の人々からの、私に対する風当たりはそこそこ強い。


 来てから日が浅いことや、

バルファス大陸の出身ではないこと、

私の実力を知らないことなどが主な原因だろう。


 しかしそこは良い。

 エルナス城で働く以前、別の館に雇われていた時は、門の中にすら入れてもらえなかったのだから。


 結果的に敬愛する主君に出会い、宵闇の四人と仲良くなれたのだから、

 私は今幸せだ。


 しかし、悩みの種はある。

 先ほど宵闇の四人と言ったが、あと一人いるのだ。

 私の事が気に食わないとあからさまに態度に出してくる人物が。


 その、あと一人と言うのが主君の戦友である『エルガル・ド・ミルノス』さんだ。


 あの人が私を毛嫌いするお陰か、

傘下の吸血鬼たちまでもが私を見る目に侮蔑の色を混ぜてくるようになった。


 今回の盗賊団討伐も、主君が介入してくれなけばどうなっていたことか。

 まず、心安らかに休養を取ることは出来なかっただろう。

 最悪の場合、陰湿な嫌がらせに耐えきれず、力押しで解決しようとしていたかもしれない。


 しかし、主君が私のためについて行くと公言したのだ。

 あの方の目が届く内は嫌がらせを受けることもおそらく無いだろう。


 討伐作戦に主君が参加されないので、一抹の不安は残る。

 しかし、私の力を吸血鬼たちに印象付けるまたとないチャンスだ、

 必ずものにして見せる。


……。


 それはさておき……。


 私の心は今、少し浮わついている。

 戦場へ向かう高揚感もあるが、それを覆い隠すほどの期待が私の胸に別の高揚感をもたらしている。


 稀代の天才『ラクール・ド・エルナス』

 妖艶な容姿はもちろんのこと、その一挙手一投足すべてに気品を感じさせる風格と、仕草ひとつで場を支配してしまう程の魅力を併せ持つ存在。


 知的でカリスマ溢れ出る彼に憧れを抱かない女など、そうそう居ないだろう。


 そんな彼と共に温泉に……!


 いつもは主君と慕っているが、私も女だ。

 彼と温泉に向かうのだと意識してしまってからはどうにも胸の高鳴りを抑えられない。


 分かってはいる。

 温泉地に行くのは休養のためだ。

 彼……いやあの方が私を守るために付いてきて下さるのだと言うことも、先ほど言ったように理解している。

 そんな期待したようなことはまず、起こらないだろう。


 でも、万が一。

 いや、億が一でも可能性があるなら女を磨いておくべきではないか?


 それにあの方が部下を自分の目で選んだのは、どうやら私が初めてのようなのだ。

 大変光栄な話だが、その最初の部下に魅力が欠けているとあっては、主君の顔に泥を塗ることになってしまうのでは無いか?

 そうだ!それはいけない!


 それならどこに出ても恥ずかしくない様に……そう!

 彼の隣を歩ける程度には装いを整えなければならない!


 そうと決まれば早速部屋へ戻って準備しよう!


 主君には、既に『第一婦人』のセレンさんがいる。

 そして『第二婦人』には妹様が予定されている。

 しかし、その先はどうか?


 ディアナさんからは、まだ何の予兆も見えないので大丈夫だろう。

 何かあれば彼女の雰囲気に現れるはずだ。


 あとは、何故か軍議に参加していなかった図書館司書さんだろうか。

 しかし彼女はまず無いだろう。

 知識も美貌も人並み外れているが、どことなく残念な人なのだ。


 となると、これはもしかして……あるのでは無いだろうか。


 第一、第二に続く『第三婦人』

その席に……



「私が……………。


……。


な、なんて、私は何を言ってるんで

しょうね!あはは!」


 思わず声に出してしまった事をごまかす為に、上気した頬を扇ぐ。


「よし!そうと決まれば、早く部屋に戻って準備を

しないと!しばらくは忙しくなりそうですからね!」


 気合いを入れ直し、私はいつもより軽くなった足取りで自分の部屋へと向かっていった。

お読みいただき、ありがとうございます。

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