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剣の残光

残りのゴブリン達がケントのほうへゆっくりと向かってくる。。

倒れていた男は起き上がりその場から少し離れ、他のパーティメンバーは剣を下ろし、ただケントの様子を見守っていた。


「何者だ………あいつ…………」


ゴブリンの攻撃を受け流し、無駄のない動きで攻撃していくケントにリーダーの男はその言葉しか思いつかなかった。

ケントは次々にゴブリンに攻撃を与えていき、大半のゴブリンのHPゲージは赤になった。それからもダメージを与え、一匹また一匹とゴブリンが消滅していく。ケントの持つ剣はいつの間にか白く発光し、斬るスピードも最初とは比べ物にならないほど速くなっていた。そんな中でケントは笑っていた。生死を左右するこの戦いでケントはなぜ笑っているのか自分自身でもわからなかった。

気づいた時には最後の一匹になっていた。最後のゴブリンは特別硬く、先ほどまで6人で攻撃していたのだが、HPゲージは全く減らなかった。見かけは他のゴブリンとそんなに変わった感じではないのだが、強さは別物だった。そんな奴をどうするのだろうと6人はケントに夢中になっていた。


「さぁ………どうするか…………。」


そういうとケントは最後のゴブリンをにらむ。だがその顔は険しい顔ではなく先ほどまでの笑顔と変わらなかった。ケントはいったん剣を下ろすと剣が光っているのを確認した。剣はケントに反応するかのように白く点滅する。ケントはそれを見て微笑むと剣の先をゴブリンに向けた。


「行くぞ………。」


ケントは小さくそういうとゴブリンに向かって一直線に駆け抜けた。その速さは尋常ではなく、6人は目で追うことすらできなかった。確認できたのはそのあとに残った剣の白い残光だけだった。

ケントはそのまま駆け抜けいつの間にかゴブリンの後ろに立っていた。剣の残光がゴブリンの腹を貫通している。ケントは体制を整え、剣をしまった。ゴブリンはケントのほうへ方向転換する。その瞬間ゴブリンは大きな音を立て消滅した。きらきらとあたりに花びらが舞う。その花びらは次第に消えていった。


XP +150


Lv UP!! Lv 3⇒Lv 4


ケントはその表示を確認すると、ふらつき地面に倒れた。6人が駆けつけてくる。大丈夫かと声をかけられたあたりからケントの意識は次第に遠のいていった。






--2050年9月24日--

気づいた時には既に朝でそこはベットの上だった。だが自分の部屋ではない。あたりを見回してみるときれいに整頓されている本や服が目に入る。自分の部屋とは対照的だ。時計は8:00を指している。すると突然頭がズキズキと痛み、頭を押さえる。その時誰かが部屋に入ってきた。


「あっ!!。起きてるじゃない!!。」


いきなり大きな声でそう言ってきたのは、淡い水色の髪をした女性だった。その女性はケントと目を合わせると微笑んだ。



「おお!起きたのか!!。」


女性につられてリビングに行くと、赤い髪をしたごつい男が出迎えてくれた。

他にもいろいろな髪の色をした人がいた。ある意味バリエーション豊かである。

ケントは無理やりソファに座らされた。よく確認すると周りは見た感じ皆大人で子供はおれだけである。

なんでこんなことになっているのか思い出そうとするが、都市にたどり着いた後の記憶ががぼやけていて鮮明に思い出すことができない。。


「昨日はありがとう。君のおかげで助かったよ。」


昨日?助けた?どういうことだ?

赤髪の男から言われたことの意味がケントはわからなかった。


「よかったらうちのパーティに入りませんか?」


いきなり言われたその一言に驚いていると、気づいた時には全員が目の前に来ていてその質問の返答を待っていた。その目は期待の目だった。


ケントはただ苦笑いを浮かべることしかできなかった。







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