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めんどくさいさいかつしかほくさい
バイト。それは飽くなき欲望と迫り来る電話代に対する答えのひとつだ。
ボクは今、とある大手学習塾の講師をやっているのだ。そして実はボクのバイト経歴は多かったりする。
手元に来たメールを恐る恐る開けると...
...ボクは更なる虚無の深淵へ落ちていくのだった。
それは要約すると、こう書いてあった。
『ご案内したバイト先から、連絡が取れなくなったとのご指摘を受けました。さっさと電話しろクソボケカス』
ボクは典型的な電話嫌いなのだ。連絡はメッセージアプリとかSNSやツブヤイターでしたいのだ。
「ぉぁ...」
なんのやる気も起きない...めんどくさい...このまま消えてしまいたい...
そして、ボクは微睡みに身を委ねたのだった。