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今日はカレーが食べたい
何の方向性も決めていない。
見切り発車マン、ここに参上。
「暇だ.......」
あまりにも暇すぎて、思わず口に出てしまった。
休みの日を持て余すなんて、誰でも経験があるだろう。それの真っ只中で、ボクは虚無を甘受していた。
時は平成、舞台は二鷹近郊。ボクはいわゆる学生ニートと呼ばれる高貴極まる存在だ。じっかぐらし!なので家賃に追われたりすることも無い。
「ぅぉぁ.....」
なんとも情けない声を上げるが、他にやりたいこともないし…と、ぐだぐだしていると。
\ピロリ〜ン/
愛しのスマホがかまってアピールをしてきた。愛いやつめふへへ(*´﹃`)
「ぅへぇ...」
どうやら、バイト紹介サイトからのメールの様だった。