【葛の花/秋】 地味な花? いいえ、そんなことはありません。
運動の習慣をつけるのとこのエッセイのネタ探しのために、まめに近所を歩きます。
すると、あちこちの空き地に葛の葉が茂っているのをよく見かけるのです。
葛といえば、和菓子のくず餅や、飲み物のくず湯、漢方薬の葛根湯などに使われる植物ですが、そういえば葛ってどんな花が咲くのだろうと気になっていました。
今月に入ってから、葛の花が咲きました! 秋の花だったんですね。
意外と派手な感じです。
和菓子もくず湯も漢方も、渋くて地味なイメージだったので、こんなに色鮮やかな花をつけるなんてびっくりしました。
こんな感じで咲いてます。
金属の柵につるを絡ませている、丸い葉っぱの植物が葛です。
花の香りも、なかなか素敵ですよ。
群生している場所を通ると、甘ーい香りがします。キンモクセイのような甘ったるい香りに、爽やかさをプラスした感じとでも言いましょうか……。
うまい表現はないかと検索してみました。甘酸っぱいブドウのような香りという説明がされていて、まさにぴったりだと思いました。
調べてみてわかったのですが、葛といえば思い浮かべるあの白い粉は、根っこの部分なんだそうです。
根っこの部分にはよく知られているとおり、身体が温まる効果があります。
花や若葉も、調理すれば食べられるみたいですね。
花は、二日酔いの予防薬として使われていたこともあるそうです。
葉っぱを搾った汁には止血効果があり、切り傷によいのだとか。
葛って、有能じゃないですか!
陰キャラだと思っていた人が、しゃべってみたら意外と愛想がよくてそのうえ頼れる奴だった。そういう感じがします。
人の一面だけを見て知ったつもりになったら損だなと、最近ふと思うようになったんです。
あの人は、私が苦手な○○なことをするからそこは嫌! と思っていても、じつはその人は■■ができてすごいし、△△といういい面もある。
一人の人を「こういう人」と限定しちゃうのはもったいないですね。
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ここで、俳句モドキを一句。
雑草と 思ひし草に 秋の華
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俳句モドキに「葛の花」のワードを入れたかったんですが、そうすると伝えたいことを書く字数が足りなくなってしまい、苦戦した結果がこれです(汗)
下手でも、伝えたいことがうっすらとでも伝わるように精進します!
秋になって、花の種類がまた増えてきましたね。近所をあちこち歩いて、秋の花を見ては楽しんでいます。
今週は、蕎麦畑に花が咲いて真っ白になっていました。
コスモスや彼岸花がこれから咲きそうなポイントを発見して、咲くのを楽しみにしています。
秋の間に、あと1回か2回は更新したいです。
☆読んでくださった方、ありがとうございました☆