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花の歳時記  作者: かちゃ
6/8

【葛の花/秋】 地味な花? いいえ、そんなことはありません。

 運動の習慣をつけるのとこのエッセイのネタ探しのために、まめに近所を歩きます。

 すると、あちこちの空き地に葛の葉が茂っているのをよく見かけるのです。


 葛といえば、和菓子のくず餅や、飲み物のくず湯、漢方薬の葛根湯などに使われる植物ですが、そういえば葛ってどんな花が咲くのだろうと気になっていました。


 今月に入ってから、葛の花が咲きました! 秋の花だったんですね。

挿絵(By みてみん)

 意外と派手な感じです。

 和菓子もくず湯も漢方も、渋くて地味なイメージだったので、こんなに色鮮やかな花をつけるなんてびっくりしました。 

 

 こんな感じで咲いてます。

 挿絵(By みてみん)

 金属の柵につるを絡ませている、丸い葉っぱの植物が葛です。


 花の香りも、なかなか素敵ですよ。

 群生している場所を通ると、甘ーい香りがします。キンモクセイのような甘ったるい香りに、爽やかさをプラスした感じとでも言いましょうか……。

 うまい表現はないかと検索してみました。甘酸っぱいブドウのような香りという説明がされていて、まさにぴったりだと思いました。


 調べてみてわかったのですが、葛といえば思い浮かべるあの白い粉は、根っこの部分なんだそうです。

 根っこの部分にはよく知られているとおり、身体が温まる効果があります。


 花や若葉も、調理すれば食べられるみたいですね。

 花は、二日酔いの予防薬として使われていたこともあるそうです。

 葉っぱを搾った汁には止血効果があり、切り傷によいのだとか。

 

 葛って、有能じゃないですか!

 陰キャラだと思っていた人が、しゃべってみたら意外と愛想がよくてそのうえ頼れる奴だった。そういう感じがします。


 人の一面だけを見て知ったつもりになったら損だなと、最近ふと思うようになったんです。

 あの人は、私が苦手な○○なことをするからそこは嫌! と思っていても、じつはその人は■■ができてすごいし、△△といういい面もある。

 一人の人を「こういう人」と限定しちゃうのはもったいないですね。

 


 ここで、俳句モドキを一句。


 

 雑草と 思ひし草に 秋の華 



 

 俳句モドキに「葛の花」のワードを入れたかったんですが、そうすると伝えたいことを書く字数が足りなくなってしまい、苦戦した結果がこれです(汗)

 下手でも、伝えたいことがうっすらとでも伝わるように精進します!


 秋になって、花の種類がまた増えてきましたね。近所をあちこち歩いて、秋の花を見ては楽しんでいます。

 今週は、蕎麦畑に花が咲いて真っ白になっていました。

 コスモスや彼岸花がこれから咲きそうなポイントを発見して、咲くのを楽しみにしています。

 秋の間に、あと1回か2回は更新したいです。


 ☆読んでくださった方、ありがとうございました☆

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