2話 変態の正体と僕らの将来
光の方に目を向ける。
「ちょっ…あ、あいつですよ覗き魔は!!」
目を向けた方向にはカメラを構えたおっさんがいた。
「お前、捕まえて来い!!」
「何で僕は下働き専門みたいになってるんですか!?」
渋々捕まえに行った。
剣を構えて向ける。カメラおっさんは
「な、なんだお前!!オイラの嫁に手を出してんじゃねぇよ!!」
「…いつ、私がお前の嫁になった…」
いつの間にかアリサさんがいた。アリサさんは一瞬でカメラを真っ二つにする。
「二度と外に出るな、この変態!!」
おっさんが警察に連れて行かれた後、理事長が来た。
「あらら?面白い話題だと思ったのに…」
「まだ僕で遊ぶつもりですか…」
「まぁ、無実ってことで良かったじゃない♪」
「ハイルと言ったな、悪いことをした。私からも謝っておく。」
「ところで君達に良い情報があります♪今度の剣術大会、『ブレイド・フェスタ』で相棒を組んでもらいます♪」
「だから何でそんな楽しそうなんですか!? って…え!?僕とアリサさんが組む!?」
「私が何故こいつと組まなければならないんですか!!」
「今年は楽しくなりそうね♪」
僕はアリサさんと組むことになった。ほぼ強制的に…
教室に戻ると僕の友人、
ラーク・アルシナータが話しかけて来る。
「よう、ハイル。お前あのアリサさんと相棒になったんだってな~俺もかわいい娘と組みてぇな~」
「僕だって強制的になった様なものだよ…お前は誰と組んだんだよ…」
「俺はユージと組んだけどな♪」
ユージとは僕らの友人でユージ・ハルファスという名前だ。
「ん?何話してんの?」
「あ、ユージか。僕がアリサさんと組んだって話しだよ…」
「マジでか!!お前羨ましすぎるだろ!!」
「ちょっ、声デカイって!!」
そんなこんなで僕は2日ぐらいこの話題でいじられていた…