1話 まさかの出会い方
これはある世界の剣士達、『ブレイダー』達の物語。
ここは王都『クルセイド』。剣と魔法が生きる街。この街に住む少年、ハイル・ルーシェリアは剣術学校の初年生。彼は理事長に呼び出されていた。
「君が噂の覗き魔かぁ♪」
「ちょっ…なっ、何で嬉しそう何ですか理事長!!」
そう、僕は覗きの容疑者にされていた。
「だって理事長の仕事って暇だからね~面白い話題は少ないからつい手を出しちゃう♪」
「だからって…何故僕が…」
肩を落とした。理事長も覗きなんて噂をいつ聞いたんだ…
「そもそも僕は覗きなんてしませんよ!!」
「被害者が来てるけど…話す?ハイル君♪」
「何でそんなに楽しそうなんですか…
直接会って誤解を解けば良いでしょう…話しますよ。」
「入っておいで~アリサちゃ~ん♪」
「嘘でしょ…ここで誤解が解けなかったら…僕もう生きて行けませんよ!!」
「気にするな少年♪」
「何で理事長は楽しそうなんですか!!」
ギィ…とドアの開く音がする。振り返ると、アリサ・シャリアスカが立っている。
「お前か…例の変態は!!乙女の体を見るなんて!!」
「ま、待ってよアリサさん!!僕じゃない!!違う人だよ!!」
「うるさい!!私に勝負して勝ったら許してやる、でも私に負けたら一生変態と呼ばれる人生を送らせてやる!!」
そんなわけで僕は勝負することになった。人生を賭けて…
「舞い上がれ、桜吹雪!!
来い、『桜刀 三日月』!!」
「あれがアリサさんの武器…!!」
僕も行きますよ!!」
「解き放て、封印。
現れろ!!『封印剣 政宗』!!」
僕も武器を展開した。
「一生街へ出られなくしてやる!!」
「貴女に勝って無実を証明する!!」
戦いが始まった。流石アリサさんだ、一撃が速い!!
でも僕も負けられない…!!
戦う二人の間に光が起きる。
「なんだ!?」
光の方に眼を向けると、衝撃の事実が分かった。