魔導書はイメージが大切
セルビア姉様が今日は課外授業をすると言って現在街の外れの草原にいる。
「セルビア姉様今日は何をするのでしょうか?」と聞いてみた。何せ今まで屋敷内でしか授業をしていなかったのだ。まあ、自分の立場を考えたら自然と、そうなるが。
セルビア姉様はいつものような雰囲気ではなく真剣な表情で俺を見据えて言った。
「ウィル、今日は魔導書の扱い方を教えます。ただこれには危険も伴う、しっかりと話を聞くように。」
俺はしっかりとセルビア姉様を見据えて強く答えた。
「はい!」
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いい?魔導書の扱い方には3つのやり方があるの、まず1つ目は、解放術と呼ばれるものよ。
単純に言えば魔導書の中にある力を解放する術ね。
これは、あまり使わないことをおすすめするわ。
え?何故ってそれは、至極単純危険過ぎるのよ、魔導書ってのは元々有り余る力を扱えるように封印したものなんだから。
次は、具現化術ね、これが一番主流よ。
魔導書に対する己のイメージで魔導書の姿を変えられるの、もちろん魔導書と絆がないと無理よ。
だから、幼いうちに魔導書と契約するの。
最後は、魔装術よ。
これは、別の意味で危険な術よ。
魔装術は術師に魔導書の力を纏わせるの、常人なら1分とたたずに廃人になるわ。
だから使える人は少ないわね。
え?私は使えるかって?
私は使えることは使えるけど5分しか持たないわね。
で、今日練習するのは具現化術よ。
練習の方法は今から教えるから覚えるのよ。
ずっと黙って聞いていた俺だが、一つ分かったことがある。
魔導書スゲェ……っと。
(そうであろう)と久しぶりに登場したグリアが自慢げに言った。
「いい?ウィル私がこれからお手本を見せるから真似るのよ」と、セルビア姉様がしゃがみ込みあぐらで座わり目を閉じて集中する。
5分位経っただろうか、セルビア姉様の周りに何かが集まって来ていた。
そしてセルビア姉様がゆっくりとその蒼い瞳を開かせる。
「ふうっ、分かった?今みたいに精神を集中させて魔導書の力を感じるの」
今度は俺も似たようにやって見る。
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精神を集中させて魔導書の力を感じ取る。
!?すごいわ、ウィル。と側でセルビア姉様が言っているがそれすらもカットする。
集中…集中…集中…集中…
(ウィルよ、そなたに我の力を教える時が来たようだな、良くぞここまで頑張ってきた。さて、我の力だが我の力は、虚無。全てを飲み込む無の力。お主の人を助けるためにこの力使うがいい。我の姿だが、どんな姿にするのか決まっておるのか?)
ああ、決まっている。
虚無と聞いて俺は一つのイメージがでた、それは、気高く他者を寄せ付けない高貴な1輪の花でもそれの花は常に一人己が力のために永遠の孤独。
突如、目の前で眩い閃光が光った。
そしてその光の中から1人の美女が出てきた。
しばらく俺は目を奪われた。
その美女は、黒百合の様な可憐な背中まで垂れる長い黒髪を持ち、その黒い瞳のその奥には永遠にひろがる虚無を思わせる。そんな妖艶でいてどこか寂しさを思い起こさせる表情。豊満な胸でスタイルの良い身体をを椿の花をあしらった着物で隠す。
「やあ、主殿」
黒髪の美女が俺に対してそう言った。
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次回はなるべく早く出す予定ですのでよろしくお願いいたします。




