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グリモワールで人助け~虚無の書~  作者: 柳木優渡
全ての始まり
1/15

プロローグ

 なんでだ…なんでこうなるんだ…俺はうまくやっていたはずなのにどうして……。

遠くで微かに救急車の音がする。

俺はエリートだ、なぜこんな目に合わなければ、つまりこの世界は間違っているのか。俺は生まれながらのエリートなのに何故…………。



○○○○○○○○○○○○


俺の名前は斎藤真(さいとうまこと)今年で28歳になる。

とある会社の跡取り息子だ。

人生薔薇色のエリートコースまっしぐら…のはずだったのだがなぜか会社は倒産するし交通事故にあうし………全くついてない…………………。

いや、正しく言えば<俺>がなるべくしてこんな道を選んだのだろう。

周りの人間は大抵俺の機嫌ばかりうかがっていた。

俺は調子にのってわがままになっていった。

学校では、ザ・悪役と言わんばかりのことばかりしていたしやりたい放題だった。

俺がわがままなばかりに会社を見放すやつが出ていたし、結局は俺が原因なのだろう。


あーあもう少しまともなら違う生き方できたんだろうな………。

   なんて考えが出来る様になったのが少し前の事だ。ああ、だんだん意識が遠のいていく、もしつぎがあるなら俺はもう少しまともな生き方がしたい………。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ん?何だ、ここは?それに俺は、生きていたのか……

いや…そう言えば昔、友達といってもただつるんでいただけの奴だったが、

そいつに一度小説を進められたな、目が覚めたら、見知らぬ天井、異世界、

まさかな…。

それより、何だかすごく眠いな…今はとりあえず寝よう。



しばらくして俺は自分が赤ん坊になっていることに気がついた。

そしてさらに、ここはどうやら本当に異世界らしい…。

しかし、俺はまだ赤ん坊なので一日のほとんどを寝て過ごしている。小説の主人公みたく赤ん坊のころから魔法の訓練なんてとてもじゃないができない。精神は一応大人のままだが、本能的な部分は体に左右されるようだ。


  技術レベル的には中世のヨーロッパレベルだろうか…詳しくは分からないが、もしかしたらもっと発展しているかもしれない。俺には技術レベルを計る知識がない。

だがまあ、なんにせよ有難い、俺はこの世界で二度も同じ失敗はしない。

俺はこの世界で人助けをする!!

きっと他人からしたら小さな事かも知れんが俺はやる!と決めたからにはやりとげて見せよう、享年28とか嫌だしな……

とにかく、俺は人助けをする!!

   小さな一歩かもしれないが、どこぞの誰かは、ちりも積もればなんとやらと言っていた。小さくても俺は成功して見せる。それが俺の今生での目標だ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

今後の投稿ペースは一定を保てるように頑張ります。

基本一週間に1話のペースで行こうと思います。


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