表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/53

プロローグ 楽しそうな後輩

第2回オーバーラップ文庫WEB小説大賞の存在を知りましたので

それ用に一筆書いてみようかと思います。

テーマは「異世界×バトル」ということで、

それに準じたものになりますが、自分なりに捻って書いていきます。


なろう初投稿となりますのでノウハウわかりません。

少しずつ慣れていきます。


一週間に一度以上の更新を目指します。

10万文字以上は少しきついかなぁ。


「異世界なう……と」

 スマートフォンにそう書き込んだものの、しかしそれが送信されることは無かった。

 なるほど当前だが基地局は近くに無いらしい。

 加賀はスマートフォンの電源を落としてポケットに戻した。

 いつも持っている傘を杖の代わりにしながら、加賀は窓の外を覗きこむ。

 太陽が一つ、『世界』を照らしている。

 これはまぁ、問題ない。

 しかしこの空には、なんか月っぽい惑星が三つくらい浮かんでいた。

 ありえん。

「やっぱ繋がんないっすか、加賀先輩」

 んふふふ、と無邪気に微笑む彼女。

 後ろで二つに結んだ柔らかい髪。

 背は低めであるが、その割には大きな胸を制服の下から主張させる。

 だらしなくペタリと床に座り込み、アホっぽく左右にリズムをとって揺れる。

 そんな彼女。

 加賀の後輩。

 黒瀬である。

「楽しそうだな、黒瀬後輩」

 加賀は呆れたように言った。

 対して黒瀬は、おどけるように口を開く。

「んふふ~。そりゃあ楽しいっすよ。加賀先輩はワクワクしないっすか? 異世界っすよ。異世界。異なる世界なんすよ」

 バッと黒瀬は立ち上がり、テコテコと加賀が覗き見る窓へと寄ってきた。

 グイッと加賀を押しのけて、そこから見える街のような場所を、黒瀬は指差す。

「あの街っぽいとことか超行ってみたいっす。中世ヨーロッパ的な感じ、めっちゃ楽しそうじゃないっすか?」

 むふぅ、と無邪気に鼻息を立てる。

 なんか子犬みたいだった。

「いやー、ファンタジーって大抵は中世ヨーロッパ的っすけど、マジで中世ヨーロッパなんすね。中世ヨーロッパぱねえっす。よーろっぱねえっす」

 こいつ今すげえ中世ヨーロッパって言ったな、と加賀は心の中で突っ込んだ。

「でもまぁ、とりあえずはお風呂っすね。いやー、異世界にもお風呂があって良かったっす。つーか、制服も洗いたいんすよねー。異世界には洗濯機あるんすかね?」

「洗濯機のある中世ヨーロッパは嫌だけどな」

 しかしそれでも、その制服姿であの街には行けないだろうな、と加賀は思う。

 おっとりとした表情で、一見したらとても大人しそうな黒瀬。

 そんな彼女でも、さすがにその血まみれの服装では外を出歩けないだろう。

 二人が今の状況に至るまで、少し時間を遡る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ