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貞操逆転世界でオタサーの王子になった陰キャが陰キャハーレムを作る話

作者: ドクエナガ
掲載日:2026/05/03

またまたまた貞操逆転です。

the・みたいな書き方にチャレンジしたので人によっては読み易かったりにくかったりするかもしれませんがお許しを。


ん、皆も貞操逆転を書くべき




 その日は、いつも通りの日になる筈だった。


 学校に行って授業を受けてお昼ご飯を食べて……そして、部室で同志達とアニメの感想とかを語り合う。


 そんな、いつも通りの……。


 しかし、今日部室に居たのは、いつもの同志一同ではなく知らない女子達だった。




「え?」


「え? 男? 何で?」


「……にゅ、入部希望者かも」


「そ、それは無いと、思いますけど。でも、そうだったら、嬉しいですね」


(入部希望者? まさか、部屋を間違え……てる訳ないよなぁ。いつもの場所だし)


「……ええっと。ここって、漫研の部室で合ってますよね?」


「そ、そうでござるが。え? 本当に入部希望者なの? マジで?」


「いや、それは――」


「男の子、良い。ふひっ」


「し、しかも、結構かっこいい(当社比)ですよ。夢が広がりますね」


「あの――」


「よ、ようこそ! 漫画研究部へ! 我らは君の入部を歓迎するでござる!」




 部長らしき人がそう宣言すると、他の二人も期待した目で僕を見つめる。


 当然女子への耐性なんてある筈も無く、流されるまま椅子に座ってしまう。


 その後、軽く自己紹介を終わらせると皆からの接待が始まった。




「ひ、(ひなた)殿、喉乾いてないでござるか? このジュースあげるでござる」


「あっ、ありがとうございます」


「い、いえいえ、当然の事です候」




 瓶底眼鏡を掛けた、古のオタクみたいな(ふじ)部長からは新品のジュースを貰い。




「ひ、陽くんは、どんな、アニメを?」


「えっと、お呪い三助とか?」


「わ、私も。アレ、面白いよね。ふひっ、ふひひっ」




 ボサボサの長い髪で目を隠してる、暗い雰囲気の理子(りこ)さんとは好きなアニメを語り合い。




「せ、先輩、あの、その……や、やっぱり何でも無いです!」


「えぇ?」




 本で顔を隠してる可愛らしい後輩の夏葉(なつは)ちゃん(そう呼んでほしいと言われた)は、よく分からないが多分嫌われてはいない筈。


 そんなこんなで、帰る時間になるまで彼女達の丁重な接待は続いた。




「じゃ、じゃあ、また明日でござる」


「き、気を付けてね」


「あ、あの! 明日も、待ってますから」


「う、うん。また明日」


(なんだか、オタサーの姫……いや、男だから王子か? それにでもなった気分だ。一体、何が起きてるんだ?)




 そして帰宅後スマホで調べると、驚くべき事にこの世界が貞操逆転世界だという事が分かった。




「なるほどね。それなら確かに、あの状況にも納得がいくけど……ワンチャン卒業……いや、でも、う~ん?」




 当然、僕も思春期の男なのでそういう欲求はある。むしろ、同志達と毎日の様に「モテて~」と話してたぐらいだ。


 反応を見る限り可能性は有りそうだし、どうにかして彼女達とお近づきになれないだろうか。


 その時、ふと閃いた。




「……襲われても良いオタサーの姫って、無敵なのでは?」




 元の世界で自分達がやられたら嬉しい事をする。


 彼女達の理性が溶ける。


 襲われる。




「ヨシ! これでいこう」




ーーーー




 誘惑方法を色々考えた次の日、放課中他のクラスの同志達を見に行ったらちゃんと存在していたし友達のままだった。


 しかし、彼らはオタクじゃなければ女子にも興味が無いとの事なので、付き合いが減るかもしれないと思うと少し悲しかった。


 それはそれとして、今日は少しの期待を胸に部室のドアを開ける。




「お、お邪魔します」


「あっ、ほ、本当に、来てくれたんでござるね」


「そりゃまあ、入部しましたし」


「そ、そうでござるな。ははは」




 皆との挨拶を済ませ、新しく用意してくれたであろう綺麗な椅子に座り鞄から本を取り出す……前にボタンを外して、シャツの隙間から下着が見える様にわざと着崩す。


 これは今朝、タンスに入っていた謎の布を調べた時に知った男の胸を隠す下着、を利用した『天使の小窓』作戦である。


 ちなみに、座っている位置は長方形の机を挟んで三対一のお見合いをしている様な感じなので、全員がバッチリと僕の小窓を凝視できる。というかしてる。




(うわぁ、皆が僕なんかの事を見てる。それも、あんな必死に……オタサーの王子、悪くないかも)


「あの、どうかしましたか?」


「え!? あっ、その……見えてるでござる、よ?」


「お、王子。私達は、女、なんだから」


「そ、そうですよ。もっと、危機感を持ってください」


「……他の人は嫌ですけど……皆さんなら、良いですよ?……同志ですし」


「えっ、あっ……」




 結局、その日は部活が終わるまで皆無言のまま本を読んだ。




ーーーー




「……陽殿がエッ過ぎる件について」


「ヤバいね、あれはヤバい」


「わ、わたし、本の内容、全く覚えてないですよ」


「拙者も同じく」


「私も、焼き付けるのに必死で」


「……先輩って、どこまでやらせてくれるんでしょうか」


「夏葉殿?」


「ふひっ、それ以上いけない」


「そ、そうですよね。すみません」


(((……でも、もしかしたら)))




ーーーー




 漫研に入部してから数日、まあまあ仲良くなれたと思うので今日は少し攻めてみる事にした。




「あ、あの……王様ゲーム、やりませんか?」


「え? い、いいでござるけど」


「私も……一度、やってみたかった」


「じゃ、じゃあわたしも」


「……す、少しなら、アレな命令も可なので」


「「「!?」」」


「じゃ、じゃあ! 始めしょうか!」




【王様ゲーム】


 下の方に赤色が塗られてる棒を一本、数字が書かれた棒を三本箱の中に入れ、下部分が見えない状態で棒を取り赤色の棒を取った者が数字を指名し命令を下す。


 王様の命令は絶対。




 鞄から百円で買った王様ゲームセットのくじだけを取り出し、皆で箱に刺さってる四本の棒をそれぞれ掴んで同時に引き抜く。


 最初の王様は……僕だった。皆からの期待を帯びた視線が僕に突き刺さる。




(ここは……基準を示す為にも、期待に応える為にも、攻めた命令の方が良いよね)


「じゃあ……一番は、王様に胸を触らせる」


 ――ザワッ


「あ、わ、わたし……です」


「じゃ、じゃあ、ここに」


「え!? は、はぃ」




 僕がそう言うと夏葉ちゃんは席を立ち、こちら側へ来ると何度か深呼吸してから僕の膝の上に座り込んだ。


 彼女から許可を貰い、服の上から小さめの胸を優しく触る。




「んっ……あっ……」


(すごい……これが、女の人の胸)


「どう、ですか? わたしの胸は?」


「……」


「んっ……あの、そろそろぉ」


「あっ、ゴ、ゴメン」


「い、いえ……夢中になってくれて、嬉しかったです」




 そう言って、彼女は自分の席に戻ると息を荒くしながらモゾモゾし始めた。




「で、では、次の王様を、をを」


「なに、何してもらおうかなぁ。ふひっ、ふひひっ」


「そ、そうだね。じゃあ……王様だ~れだ」


「……拙者でござるな」


「ち、ちなみに、僕は二番だから」


(……ゆ、許されるなら、胸を触りたい所でござる。だがしかし! 女の胸と男の胸は平等では無い! もし命令して嫌われたら……けど、さっきの陽殿を見る限り、いけそうな感じはある、で、ござるが……ぐぉぉ)


「……に、二番は、王様と手を繋ぐ」




 明らかに日和った藤部長はトボトボとこちらに歩いてくると、そっと手を差し出してくる。


 当然普通に繋ぐだけでは面白くな……可哀想なので、恋人繋ぎの様にしてお互いの指を卑らしく絡ませる。




「ひ、陽殿?」


「……藤部長の手、すべすべしてて柔らかいですね。女の子って感じで……凄く、可愛いです」


「えっ、あっ、あっ……お、終わり! もう終わり! 次! 次行くでござる!」




 藤部長は乱暴に手を解くと、さっさと自分の席に戻りニヤニヤと自分の手を見つめ始めた。




「ふひっ、次の王様は、私」


「僕は……一番ですね」


「じゃ、じゃあ、一番は、王様を膝枕する、で」


「良いですけど。ソファとか、無いんですよね。床?」


「それは、ダメ」


「拙者達の椅子を並べれば、いけないでござるか?」


「そ、そうですね。男の人を、床に座らせる訳にはいきませんし」




 という事で、皆の椅子を並べて簡易ベッドを作り彼女の頭を膝に載せ、せっかくなので頭を撫でさせてもらう。




「ふひっ、良い……これ、良い」


「良かったです……理子さんの髪、サラサラしてて、気持ちいいですね」


「ふひっ!? ひっ、ふひっ」


「だ、大丈夫ですか?」


「だい、大丈夫。ふひっ、ふひひっ」




 それから暫く膝枕を続けると、理子さんは満足そうに自分の席に戻った




「あっ、わたし、ですね」


「僕は一番だね」


「じゃあ、あの……語尾に、ワンってつけてほしいです」


「……分かったワン」


(そうか、そうだよね、逆だもんね。そういうお願いもあるか~……いや恥っず!)


「ひゃ~! 最っ高です! もっと、もっとお願いします!」


「素晴らしいでござる」


「……可愛い」


「あ、ありがとうだワン」




 こうして、僕たちは絆を深め合った。




(思ったより皆紳士的……いや、淑女的だったなぁ。まあ、反応を見る限りワンチャンはありそうだし。今日仕掛けた種がいつ芽吹くか……さすがに、気付かれてないなんて事、無いよね?)




ーーーー




「……陽殿がエッ過ぎる件について」


「ヤバいね、あれはヤバい」


「わ、わたし、今日の思い出だけで一生生きていけます」


「拙者も同じく」


「私も……と、所で、二人に聞きたいんだけど……ひ、陽くん、ボッ……こ、興奮、してなかった?」


「「……」」


「……いや、いやいや、我らは非モテ陰キャクソ処〇ですぞ? そんな事ある訳……」


「で、でも、わたしも……座ってる時、お尻に……硬い感触が、あったような」


「ま、間違い、ないと思う。あれは、絶対に、そう」


「マジで? え? ……これ、ワンチャンあるでござる?」


「ある、かも」


「……先輩って、どこまでやらせてくれるんでしょうか」


「「……」」




ーーーー




 あれからさらに数日、何だかんだ普通に話せる様になり、本を読む時間より雑談やゲームをする時間の方が多くなった頃、僕はついに我慢の限界を迎えた。




「あの、皆って……休みの日、何してる?」


「拙者は普通に、アニメを見たり、ゲームをしたり……で、ござるかな」


「……左に同じく」


「わ、わたしも、そうですね」


「そうなんだ。一緒に遊んだりは、しないの?」


「まあ、たまには」


「……僕、誘われてない」


「えっ? あっ、だ、だって、陽殿は、男の子ですし」


「……僕は、同志じゃないって事?」


「ちがちがちが!? あっ、次! 次の休み! 一緒に遊ぼうでござる!」


「うん! じゃあ、誰の家で遊ぶ? あっ、どうせなら、お泊まりとかしたいな」


「え!? そ、それは~」


「ダメ……かな?」


「だ……大丈夫でござる! 家でお泊まりパーティーするでござる!」


「やった。せっかくだし、カッコイイ下着買おうかな~」


「おっ……ひ、陽殿、そういう事は、余り女子の前では……」


「……皆の前でしか、言わないよ?」


「「「ヴッ!」」」


「それじゃあ明日、お昼に藤部長の家集合ね。バイバイ!」




ーーーー




「……ひ、陽殿が、家に来るっ、件について」


「ヤバいね、本当にヤバい」


「あの、掃除とか」


「徹夜で終わらせる……でござる」


「……ワンチャン」


「「……」」


「……い、いや、アニメ見たり、ゲームするだけでござるし」


「でも、お泊まり……なんですよね」


「そ、それに、陽くんは、私達で興奮してる、実績があるから」


「た、確かに、あれから拙者も理解したでござるが……え? これ、マジでワンチャンあるやつでござる?」


「……わ、わたしは……念の為、準備してから、行きます」


「わ、私も」


「……じゃ、じゃあ、拙者も……ね、念の為でござるよ? 念の為」


(((……)))




ーーーー




 翌日、メッセージアプリで我が家の住所を送ると約束通り陽殿がやって来る。




「い、いらっしゃいでござる。陽殿」


「お、お邪魔します」




 玄関のドアを開け、何故か我らと同じくらい緊張している彼を迎え部屋に案内する。二人は朝早くから居るので、これで全員揃った事になる。




「二人共、早いね」


「う、うん」


「た、楽しみに、してたので」


「……」


「……」


「あ、せ、拙者、飲み物、取ってくるでござる」


「待って」




 お互い緊張で変な空気になってしまったので、取り敢えず飲み物を取りに行こうとしたら、陽殿に手首を掴まれた。




「ひ、陽殿?」


「……女の人の家に、お泊まりする意味……ちゃんと、分かってるから」


「え、あ……」


「皆さえ良ければ……だけど」


「ひ、陽殿」




 陽殿は、拙者から手を離すとベッドに座り我らを手招きする。


 誘われた我らは、一瞬迷いながらも邪な期待を胸に近づき陽殿を取り囲む。




「……皆は、男の人の体、興味ある?」


「そ、それは……まぁ」


「う、うん」


「女、ですから」


「……じゃあ、僕の体は……見たいって、思う?」


「え、あ……お、思うで、ござる」


「み、見たい。凄く、見たい」


「わ、わたしも、見たいです」


「……そっか……あの、僕……皆の事、好きだから……だから、特別だよ?」


「「「……ゴクリ……」」」




 そう言って、陽殿は自分の服に手を掛けた。




 ―完―




陰陽 女子にとっての

ひなた


部長  りんご→藤

同学年 ゴリラ→理子

後輩  ラッパ→夏葉


面白かったら評価とかお願いします。


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