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Red Eyes  作者: 上月海斗
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第十四話 エピローグ


 レグナが消滅してから二週間がたった。

 ゲートの街にも活気が戻り、あの地獄の一日は、超常現象と言うことで片付けられてしまった。

 実際そっちの方がありがたい事だったのだが少しだけ、寂しい気がした。

 あの後、すぐにクリスは意識を取り戻したが、レンが死んでしまったのと勘違いをしてショックを受けそのまま倒れこんでしまった。その後、説得するのに四日かかった。

 これには流石のレンも頭が上がらなかったらしく、三日間は土下座しっぱなしだった。

 そして、更にビックリした事に、クリスとレンは、宮廷魔術士の座を降りると言い出したのだった。本人いわく目的も達成したのでこれ以上厄介事に巻き込まれるのは嫌だとの事。

 まあ、当然といえば当然である。

 そして、レグナを倒した張本人はと言うと、紅く染まった額の痣を見て怨嗟の声をあげていた。どうやら同化した時に、エリアルの魔力がレンの魔力に干渉してその現象が起きたらしい。それは、レンが身体から出て行ったあとも継続されていた。エリアルは『気分転換にちょうどいいじゃないですか』と言って笑っていたが、そこはエリアルとの想いでが詰まった場所でもある為、何としても元に戻したいルイであった。


 ◆ ◇ ◆


「重い~。ねえ、ちょっと待ってよ」


 後方からクリスの声が響く。すっかり体調を整えたクリス。


「だ~め。早く待ち合わせ場所に行かないとお師匠様が心配するよ」

「そうだよ。それにクリスは物を買いすぎなんだよ」


 呟くレン。

 両手に食料の入った紙袋。そして肩に水の入った樽。旅をするには、一週間は大丈夫ぐらいの装備を大量に買い込んだ。


「ひっどーい。あなた達、本当に人間? ちょっとそれは無いんじゃないの?」


 クリスがジト目でレンとルイを見る。


「あ、ごめん。僕、アンデットだし」

「悪い。俺、精霊」


 数秒の間。

 そして……。


「あうぅぅぅぅ。痛いよ~。何もぶつ事無いじゃないか」


 頭を抑えながらつぶやくルイ。


「ルイ先輩なんてまだ良いっすよ。俺なんか水ぶっ掛けられたんですよ。しかも、樽丸ごとで!」

「黙りなさい! あんた達が屁理屈ばっかり言ってるからでしょ」


 とクリス。そして、それを見て笑うエリアル。


「さあ、行きますよ」

「キュイ~」


 エリアルの肩で鳴くコロ。あの戦いが終わった後にひょっこりと戻ってきたのだ。

 流石はペットと言うかなんと言うか……。


「でもさ、いいの? 私達が同行しても」


 問い掛けるクリス。


「何を言ってるんですか。連れて行けと散々駄々をこねた癖して」


 呆れるエリアル。


「だって、居心地良いんだもん。それにおばさんからかうと面白いし」

「あんだと、コラ!」

「また始まったよ」


 頭を抱えるルイ。だが、この空間、確かに居心地はいいかもしれない。

 ルイは、そう思いながら喧嘩の仲裁に入った。


と言うわけで終わりました。


いま読み返してみると本当に酷いなってのが感想です。


最初は手直ししてみようと思ったのですが、全文章に問題があって直すとなると一から全部書き直しになってしまうので、直す気にもなれずそのままアップしてみました。



今もバトル描写を書くのは好きですけど、本気で何書いているのかわかりませんね、この頃は(今もたいして変わっていませんが)


これが七年前の私の実力だったんだなって改めて実感します。


さて、最後にこんな駄文に付き合ってくださった皆様、本当にありがとうございました。


気が向いたら『虚無の王』もお付き合いしていただけると幸いです。

七年前の私と今の私を見比べると……進化ってしてるのかななんて思ってしまいますがね。さて、今度こそ本当に最後です。

それでは、ありがとうございました

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