ステータス-1
「ふぅーん…わかりました。それで、えっと…魔法の属性とかってどうなってますか?適性がないと魔法が使えないですか?あと剣とかも使いたいんですが、できますか?」
「はい、まず魔法は火、水、土、風、光、闇、無、に大きく分けられます。これが属性と呼ばれるものです。また、時空や音など分類が難しいものや、よくわかっていないものは無属性で一括りにされています。
魔法に対して適性というものはありますが、適性がなかったら使えないというわけじゃないです。なくても習得することは可能です。ただし、消費魔力が多くなったり、体に多少の負荷がかかったりします。
また、剣などについても努力次第で使うことはできます。
優美の場合、できないことはほとんどないと考えてくださって大丈夫です。
あちらに行く前に取得するスキルや、初期のステータスの設定を一緒にしましょう」
なんか『一緒に』ってところを強調されたような…
でも、できないことはほとんどないって!
それは結構嬉しい♪やったね!
「あ、ほとんどできるんですね。よかったです。
ありがとうございます」
心の中ではテンションが上がったが、思ったより冷静に返してしまった。
「他に質問はありませんか?無いようでしたらステータスの設定をしようと思うのですが」
うーん、そうだな…
「質問したいことはまだいっぱいあるので、ステータスの設定をする中で疑問に思った時にその都度聞きます」
「わかりました。その時は遠慮なく聞いてください。あ、設定を始める前に立ちっぱなしはなんなので、座りましょう。提案が遅くなってすみません」
そう言ってアステルは何もない白い空間を部屋に変え、ソファを出した。
何がどうなってそうなるのよ…と思ったけど、ここは神様の空間だからできないことの方が少ないのだろう。
「どうぞ、座ってください」
「あ、ありがとうございます」
そう言って座ると、アステルもソファに座った。座るのには邪魔そうだなって思っていたらなんと、アステルのあの大きな翼はしまうことができると判明した。なんか急に光ったと思ったら粒になって消えていった。めっちゃ綺麗だった。あまりに綺麗で『おぉ』って言いそうになったけど、頑張って耐えて無表情を貫いた。褒めてほしい。まあ、耐える必要はないんだけど。
ちなみにアステルの座った場所は私の隣だ。
…え、?なぜ。
「…」
いや、もう一つ出してそっちに座りなさいよ。
なんで隣なのよ。
しかもちょっと近いのよ。
なんかめっちゃいい匂いするし…
全く嫌じゃないからいいけどさ…
むしろウェルカムですとかは置いておいて、ソファの座り心地はというと…
それはもうすっごいふわっふわっだった。雲に乗ってるみたいってこんな感じを言うのかな?って思うほど。
それにある程度の反発もあってすごい座りやすい。これは寝れる。まあ、そのせい?かわからないけど、アステルが若干私に寄りかかっている。かわいいです。
「それでは、ステータスの設定を始めますね。まず、『ステータス』と言っていただけますか?」
「ステータス」
そう言うと目の前に青色の透けた薄いボードが出てきた。
おー!さすがファンタジー!
前々から気になってたんだけど、こういうのって結構触ってるシーンが漫画とかであるけど、あれって何もない空気を触ってるのかな。それとも、ちゃんと実態があってそれに触れてるのかな。私はそんな長年の疑問に答え合わせをするようにそっと触れた。
ぷにっ
えっ、
あ、そこは硬くないんだ。
ステータスボードに触れて想像していた感触と違うことに少し驚いた。当たり前のように硬いと思っていたが実際は少し柔らかく、指を押し当てると若干凹んだ。他の世界がどうかはわからないが、この世界のステータスボードは実態があって触れられることがわかったのでよしとしよう。
「ありがとうございます」
ステータスを表示させたことにアステルがお礼を言った。別に『見せよう』と思ってはなかったけど、そこは神様だからなのか普通にみえてるみたいだ。
表示されたステータスはこんな感じ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ステータス
名前 − 年齢 − 性別 男
種族 人間族
職業 アトランテ帝国グレルイド大公家三男
体力 −
魔力 −
筋力 −
俊敏 −
知力 −
・
・
・




