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すべて叶えよう   作者: 夜
第一章 幼少編
4/34

理由

ちょっと短いです。





「それで、いくつか聞きたいことがあるんですが、」

「っ///…はい」



突然触ってきたのにあっさりと距離をとった私に、神様は照れながらも困惑ぎみの顔をした。その表情にはもう少し触ってと言っているような視線も含まれていた。

もちろんそれに気づいたけど、知らないフリをした。だって可愛いから。



「まず、自分の所為で私の体に負荷がかかってたってどういうことですか?」



自分的には割ともうどうでもいいことだけど、普通に気になるから純粋に疑問。



「っ…はい、それは…本来、神が他の世界の特定の人間を長時間みると、その人間に負荷がかかるためよくないとされているんです」



あ、なんとなく察したわ。そういうことね。

というか、さりげなく気付いてはいたけどやっぱり神様は地球の神様じゃなかったのね。



「なので私も、みる時は一人数秒から3分くらいにしていました。いつもは一度見た人をもう一度見ることはほとんどないので普通は影響など出ないのですが、その…優美は…みていてとても面白くて…気をつけてはいたのですが、つい時間を忘れて見続けてしまいました」



なんか言われてて結構恥ずかしいぞ、これ。

だって私のプライベート妄想を見られてたってことでしょ。恥ずかしいどころのレベルじゃない。

まあ、それを面白いって思ってくれたなら全然いいけど…神様可愛いし。



「それで優美の体に結構な負荷がかかってしまいました。通常は、その後みなければそのまま負荷は消えていくのですが、私が何度も見てしまったので溜まり続けてしまいました。その所為であと数ヶ月で死んでしまうところでした…

 それと、なぜか私と波長がすごく合うので、余計に負荷がかかってしまったんだと思います…」



あと数ヶ月て、やばいやんそれ。

最後にサラッとなんか言ったけど、波長が合うってなによ…



…でも、もしかして、、


神様と話したり、見たり、目があったりすると妙に心地いいのはそういうこと?…なんだよね、多分。

まあ、嫌な感じはもちろんしないからここはスルーしておこう。



「少しづつ負荷が溜まっていったので、なにかしら不調が出ていたと思います。あれは私のせいなんです。すみません…」



あー、だから最近めまいとか立ちくらみとかあったのか。超健康児で生きてきたのに不思議だったんだよね。眠くなるのが増えたのも多分そう言うことかな?


…てことは電車のあれもそういうこと?



「優美がこちらにくる前も見ていました。なのであれも私の所為です…」 



…なんか心読まれてたりする?

というか負荷がかかってるのを知ってたのに、まだ見てたんかい。いいけど。



神様はそう言うと苦しそうな顔をして、艶のいいきれいな形の唇を噛んだ。その時『あっ、綺麗な唇がもったいない』って思ったのは内緒だ。

まあ、私としては未練なんてないから全然気にしなくていいんだけどね。


いや、あれは辛かったけど…



「優美が乗り物に乗って帰ってる時、次元の歪みができたことを感知しました。それであわよくば入ってくれないかと思って見ていたら、入ってきてくれたので、急いで迎えに行きました」



うん、入りたくて入ったわけじゃないけどね。

というか、私が苦しんだ後も結局そのまま見てたんかい。



「そうですか、わかりました。じゃあそのことはもういいです。それで、私が『異世界で生きるのを見てみたい』ってどういうことですか?」



少し冷たい言い方をしてしまったと思い、心の中で謝った。



「あ、ぇ…。…はい、それは、優美を見ていて『魔法が使えたらこんなことをしてみたい』とかたくさん考えていたので、それを私もみてみたかったのです。…ただ、それだけです…」



神様はそう言ったが、魔法が使えたらやってみたいことを考えてる人なんて、ざらにいると思う。それこそ小説を書いている人たちや読んでいる人たちはそうだろう。だから、余計になんで私なのかわからなくなったけど、そこは波長とかでなんかなってるのか…ということにした。考えると疲れるから。



「とりあえず、わかりました。それで転生するにあたって何をすればいいんですか?」



使命とかあるのかな?

今までの話を聞く限りだと好きに生きて良さそう。それを神様も見たいって言ってたし。



「いえ、私の個人的なお願いと優美の人生に干渉してしまったお詫びなので、特にやっていただくことはありません。ただ()に生きてください」



うん、やっぱりそうだった。



「わかりました。ありがとうございます」




と、いうことで、

わーい!念願の異世界行けるで!

楽しみ!どんなところかな〜




…。





…いや、自分でも感情の起伏がよくわからん時ある。けど、念願の異世界だよ?浮かれもするでしょ。



「あ、いえ、お礼なんて!こちらの責任なので!」



無事に異世界で自由を満喫する許可をもらったところで、最初からちょっと疑問に思っていたことを思い出したので聞いてみる。まあ、今聞くことじゃないかもしれないけど…



「…そういえば、今聞くことじゃないかもしれませんが神様って性別ありますか?あればそれは女性ですか?男性ですか?」

 


そう、ずっと思ってたのは神様の性別だ。

別に性別がわかってもどうもしないんだけど、中性的な顔をしてるからどっちなのかずっと気になっていた。ただ、大抵の場合神様に性別という概念はない。ので、きっとそう答えるだろうと思いながらも一応聞いてみた。


実のところ、私は腐女子だったので男性だったら嬉しいな〜と思ってはいた。だって可愛いじゃん。男の人が照れてるのとか、恥ずかしそうにしてるのとか。なんかこう、胸の奥がムズムズするというか。もっと乱れてほしいというか、乱れさせたくなるというか。だから神様が男性だったらもう最高。まあ、女性だったとしても可愛いことに変わりはないし、性別がどちらであっても接する態度は同じなんだけどね。





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