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すべて叶えよう   作者: 夜
第一章 幼少編
29/34

転移魔法-2 (ちょこっと)




 う、ん?



 …


 


 っ!



 やばい…やばい!やばい!やばい!

 アステルが俺に抱きついて寝てる!

 可愛いすぎるっ!

 


 ちっちゃいままだから余計に可愛い!

 いや、どんな姿でもアステルなら可愛いけどね!










 ドキドキと早鐘を打つ心臓をなんとか落ち着かせ、冷静さを保つ。








 起こさないようにそっと優しく抱きしめる。

 サラサラで触り心地のいい髪に指を絡めて、キスをする。

 


 あぁ、堪らない。


 

 いつでも触れらたならどれだけ幸せだろう。








 そのまましばらくアステルの寝顔を堪能していると、



 「うーん…ラディ?」


 「はい」


 「ふふっ」


 

 スリスリ



 俺がいることを確認したかったのか、俺が返事をすると満足したように俺の胸に顔を埋め、再び眠りにつく。

 俺の手を()()()

 




 …え?

 






 …。








 …え?







 っ!






 

 アステルさん⁉︎何してんの⁉︎

 もう俺の心臓バックバクなんですけど!

 何してくれちゃってるんですか!










 あぁもぅ、最高すぎるっ///




 

 恥ずかしさと嬉しさで赤くなった顔を両手で隠し、叫びたい気持ちを押し殺しながら身悶える。






 アステルが俺を抱きしめて寝てるってだけでも既に限界を感じてるのに、そんな可愛いことしたらダメだってばっ!












 


 うあああああああ!













 俺はほとんどなくなった理性を必死にかき集め、暴れ狂いそうな心をなんとか鎮めて乗り切った。





 これでもしアステルが起きてたら絶対に心臓の音聞こえてたし、赤くなった顔をみられてただろうな…

 寝ててくれてよかった…












ーーーーー










 「すみません、ラディに休んでもらうつもりが私の方がぐっすり眠ってしまって…」



  アステルが少し焦ったように言う。



 「いえ、俺は充分寝れましたし、アステルがぐっすり眠れたなら俺は嬉しいので気にしないでください。それにアステルの寝顔もたっぷり見れましたし♪」


 「そ、そうですか?ならよかったです」



 アステルが『そんなのでいいんですか』みたいな表情でみてくるけど、俺はそれで充分なのよ。すっごく幸せな気分になったから。



 ちょっと心臓と理性が崩壊しそうだったけど、、


 




 「あの、ラディ」


 「はい」


 「たくさん眠ったし、スキルもあるので魔力は全部回復したと思いますよ。あと、あちらの時間をちょっと遅くしているので、ラディが寝てからまだ1時間と少ししか経ってません。」


 「ありがとうございます。確かに、魔力は全部回復してますね。

 んー、本当はもう少しアステルと一緒に居たかったですけど、戻りますね。

 一緒に寝られて嬉しかったです♪」



 アステルの寝顔をみれたのが何よりも嬉しかったし、幸せだったな。



 また一緒に寝たいな。

 いつも一緒に寝てるんだけど、目が覚めた時に隣にいたのは初めてだったから、これからもどっかで時間作ってそうできたらいいな。




 「私もです。やっぱり目が覚めた時にラディが隣にいてくれると嬉しいです♪」





 っ!

 





 やめて!びっくりして俺の心臓が止まっちゃう!

 アステルの破壊力はやばいんだからさ!



 「俺もです。アステルが隣にいてくれて嬉しかったです」


 「っ、余裕がある時にでもまたきてください♪」


 照れながら言うアステルが凄く可愛いし、愛おしい。


 「はい、是非とも!」


 「ふふっ、待ってますね」




 ああー可愛い、最高。

 言われなくてももちろん来るさ!

 でも誘われたからにはなんとしてでも時間を作って来ようではないか!




 よし、行く前にアステルを補充していこう。


 「アステル」


 「はい♪」



 ぎゅっ

 


 あー、可愛い。

 もっと一緒にいたいー!


 

 思わずいいそうになる気持ちを鎮め、頬にキスをして離れる。


 「では、行ってきます!」


 「頑張ってくださいね///」


 「はい、アステルも」


 「ありがとうございます♪」


 





ーーーーーー









 すーーー、、、ふーーーー、、、





 …










 幸せだ。


 最っっっ高に可愛いかった…


 






 

 幸せだ。

 俺は今、最高に幸せだ。



 


 











 …スーーー、フーーー、、、



 スン…


 時には切り替えも大事だ。





 ってことで、

 続きを始めようか。






 石とか生き物は転移させることができたから、今度は自分で飛んでみよう。



 念の為、距離は1mほどでやるか。




 わかりやすくするために、飛ぶ場所と今いる場所に違う模様で目印を書いておく。



 適当に丸と四角でいいか。

 


 よし、やってみよう。



 飛ぶ場所をイメージして一瞬で景色が変わる感じで転移魔法を発動させる。




 結構な魔力が抜ける感覚がした。



 ゆっくり目を開け、目印をみる。




 四角だ。



 


 はっ!

 できた〜!

 よっしゃ!成功だ!

 








 ということで、何回か短距離で繰り返すか!










ーーーーーー












 長距離の転移もササッとできるようになった。

 ただ、距離が伸びると消費魔力が多くなるから、もっと魔力量を増やさなきゃ。



 

 とりあえず魔力を消費しまくって増やすか。




 回復と軽減を持ってる俺でもこんなに魔力を消費するんだから、持ってない人は相当消費するんだろうな…

 



 アステルには感謝することばっかりだな。


 












 転移を何回も繰り返して結構ギリギリまで魔力を消費した。


 ここで気絶したりするのは嫌だから、最後はベッドの上でやろう。

 



 その前に、ちょっと森に行って薬草でも採取しておこう。


 いくら持ってても損はないからね。










 夢中になって採取していたら、ちょうど夕ご飯の時間になったので、帰宅する。




 夕飯を食べ終えてゆっくりお風呂で疲れを癒す。


 全部ではないけどかなりの魔力が回復してしまったので、部屋のものを片っ端から転移させまくって消費した。



 何も考えずにやってたから、いつの間にか魔力がなくなって気絶するように夢の世界に落ちていった。











 

















 そんなこんなで数週間後。




 今日はちょっと父さんに頼みたいことがあるから、仕事中の父さんがいる書斎に向かう。



 「父さんはいるか?」



 扉の前にいる騎士に問いかける。



 「はい、いらっしゃいます」



 コンコン



 「閣下、ラウディエル様がいらっしゃいました」


 「通せ」


 「はっ」



 ガチャ



 入ると仕事中の父さんとモロンがいた。



 「ラディ、どうした?」


 「仕事中にごめん」


 「構わない、こっちにおいで」


 「ありがとう、ん」



 呼ばれて近くに行くと抱っこされ、そのまま父さんはソファに座った。

 いかにも子供のような絵になっているだろう。





 

 


 「それで、どうしたんだ?」


 「あ、ちょっと頼みがあって」


 「そうか、なんでも言ってごらん」



 父さんはそう言うと額にキスをした。



 お、おお。

 優しいうえに、この愛情表現。



 最高かよ。


 さすが俺の父さん。



 家族と恋人に向ける愛情は少し違うけど、母さんが惚れたのもわかる気がする。

 


 


 「えっと、俺 錬金術を学びたいんだ。だから錬金術の授業を入れられないかなって」


 「それは全く構わないが、そうなるとラディが大変なんじゃないか?今でもたくさん授業を入れているのにさらに増やすとなると、今より自由な時間が減ってしまうぞ」




 うーん、

 でも、普通の貴族はもっと入れてるんじゃないかな。俺はまだ自由がある方だと思うけど、



 いつのまにか出されているお菓子を食べながら話す。




 「うーん、でも錬金術もやりたいな」


 「そうか。わかった、ちょっとレアたちと話すから明日くらいまで待っててくれるか?すまないな、なんでもいいと言っておきながら」


 「いや、考えてくれるだけありがたいから、全然待てるよ。ゆっくりで大丈夫。ありがとう。」




 やっぱり父さんも好きだな。

 優しいし、俺のことを考えてくれてるし。

 ありがたいな。


 

 










 翌日



 父さんに呼ばれたので、書斎に向かう。



 「まず、レアたちと話し合った結果…

 ラディに錬金術の先生をつけることになった」


 「ほんと!ありがとう!」



 正直もう少しかかると思ってたからすごく嬉しい!



 「ふっ、ああ」 



 ほんと、父さんはかっこよく笑うよな。



 「…ただ、今の授業量で新しく入れるのは難しいってことになってな」


 「あ、うん」



 確かに言ってたな。



 「レアたちに聞いたら、ちょっと早いけどマナーとダンスはほぼ完璧だから終わりにしていいそうだ。ということで、木曜日に錬金術の授業を入れることになった」

 


 おお、なんかめっちゃ褒められるな〜って思ってたけど、そんなに上達してたんだ。

 ちょっと嬉しい。



 「そうなんだ、ありがとう」


 「もし不安があるなら、時間の空いている時にでも練習しよう。俺もだが、言ってくれればみんな付き合ってくれるからな」


 「うん、ありがとう」


 「授業は来週から始めよう」

 

 「わかった」


 「…ラディ、前にも言ったと思うが、頑張っているのは偉いことだしすごいことだ。だが、適度に休憩を取ることも大事なことだからな」


 「うん。今もちゃんと取ってるから多分大丈夫だよ」


 「…はぁ、そうか。まぁやりすぎてると思ったら直ぐ止めるからな」


 「うん、気をつけるようにするね」



 やっぱりあんま信用されてない?

 アステルに会いたいから毎回ちゃんと休憩は取ってるんだけどな。

 もしかして休憩だと思われてないのかな?






 



 とりあえず今日は1日空いているから、前からやろうと思ってたことをしよう。





 あれ以降何回も気絶を繰り返したから魔力もかなり増えたし、アステルからも『大丈夫』とお墨付きをもらったから、実践しようと思っている。


 

 







 いつも魔法の練習をやる訓練場にやってきた。


 


 実は既に何回か試していたりする。






 魔力の消費量が多いだろうなと思っていたから、実際どのくらい消費するのか確かめてみた。






 結果、転移よりも圧倒的に多い魔力を消費した。



 ま、そりゃそうだ。






 …だから、十分すぎるほど魔力量を増やした。




 





 そうして今日やっと実現できるのだ!

 









 

 そう、俺がやりたいのは、、、





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