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すべて叶えよう   作者: 夜
第一章 幼少編
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転移魔法-1 初挑戦


 「ラディ、今日は外で魔法を習ったんでしょう?どうだった?」


 「難しかったか?」


 「楽しかったよ。難しいとはあんまり思わなかったかな」


 「それはよかった」


 「いいな〜

 俺は最初の魔力循環がうまくできなくって苦戦したな〜」


 「フレルはちょっと不器用だもんね」


 「ディア姉さんも苦戦してたじゃん」


 「あら、私はちょ〜っと手間取っただけだもん。フレルよりは慣れるの早かったわ」


 「俺からしたら2人とも同じくらいだけどな」


 「うっ、クラウ兄さんとラディが変なんだよ」


 「みんな普通の人からしたら変だよ」


 「レアも俺たちと変わらないくらい周りから引かれてたけどな」


 「えっ、そんなことないでしょ。僕は普通だったよ?」


 「まあ、普通の奴らはスムーズに循環させるだけでも、早いやつで2週間はかかるらしいからな。みんなできるようになるのは早かったぞ」


 「ちょっとノア?僕の質問は?ねぇ」

 


 めっちゃ聞こえないふりするじゃん。

 ふふっ、ちゃんと答えてあげなよ。





 ま、相変わらず仲がいいということで。











 …多分、母さんも引かれてたと思うよ。






 

 「でも、そんなに時間かかるの?遅すぎない?」


 「それが普通らしいな。でも、だからって驕るなよ」


 「そこは大丈夫!俺でもちゃんと理解してるから」



 フレル兄さんがとてもいい笑顔でグッドサインをする。






 …うん。








 昼食が終わり、再び訓練場に来た。

 1人でやりたいからソノットには下がってもらった。





 今日初めてちゃんと魔法を放ったりしたけど、もっと他にやりたいことがあったから、午後は全部それに当てる。






 訓練場に張ってある結界って誰が張ってるんだろ。

 やっぱりデッドとかかな?


 どのくらいの強度なんだろ。

 今度魔法とか当てまくって試してみたいな。

 

 …流石に怒られるか?

 今度聞いてみよ。

 

 







 まずは初級の水魔法を一通りやってみよう。


 コップ一杯程度の水を出せる『アクア』と『ウォーターボール』はもうできるから、水の防御壁『アクアシールド』、槍の『アクアスピア』、刃の『ウォータースラッシュ』をやろう。




 水でシールドを作るようにイメージして発動する。



 「アクアシールド」



 少し薄めの水の壁が目の前に勢いよく出現する。



 1つでの発動はできたので、次は2つ同時に展開させる。











 

 よし、大丈夫だな。






 今度は5つ同時に展開する。

 







 これもスムーズにできた。

 







 …じゃあ次は、



 「アクアスピア」



 目の前に一本の水の槍が出現する。

 それを15 m程先に向けて放つ。





 ヒュン




 ドス!





 勢いよく飛び出し地面に突き刺さる、が…





 バシャ





 形を崩して地面に水溜りを作る。







 

 うーん、速さもパワーもいいんだけど、突き刺さった後に形を維持しないのが問題だな。

 魔力を繋いどけば放った後も軌道を変えたり、形を維持させることはできるけど…面倒だからやるとしたら氷かな。

 


 まぁ、まずは打てることがわかったから数を増やしたり、それを束ねたりしてやってみよう。他にも自分を中心として槍の雨を周りに降らすとか、追尾させる、標的に対して降り注ぐとかとか。








ーーーーー








 

 水の初級は一通りできるようになった。


 火、土、風、光、闇の初級も一通りやってみる。

 多分地面がボコボコになっちゃうから、終わったらちゃんと土魔法で元に戻しておこう。











 数十分後


 目の前にはボコボコになった地面が広がっている。



 つまり、



 全部できた。








 結構な荒地になったから綺麗にならしておく。






 それにしても、初級じゃ魔力が全然減らない。連発しても同時に何個も出しても、一向に減らない。


 軽減があるのと、超回復のおかげだろうけど。








 …が、頑張って減らそう。


 もっと増やしても損はないし。




 上級とか派生属性だともう少し減りは早いかな?



 属性は大きく分けると7属性だけど、派生した属性もある。水の派生は氷、風は雷、光は聖だ。基本属性より魔力消費量が多くなる。

 一応学園に入学するまでに派生も含めて、全ての属性を上級まで使えるようになりたい。





 うーん、ちょっと早いかもしれないけど、転移魔法に挑戦してみようかな?

 イメージはちゃんとできてると思うから、あとは魔力量とかだけど、それも多分大丈夫だし…





 とりあえず世界辞典で調べておくか。



 『転移魔法とは』っと。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【転移魔法】


 ・転移魔法とは、無属性魔法に分類される難易度の高い魔法である。

 ・術者が指定した場所を起点として、転移する場所と直接空間を繋げることで移動する。

 ・一度行ったことのあるところであれば、イメージすることでその場所に移動することができる。

 ・直線での移動距離が長いほど、魔力消費量は多くなる。距離が短い場合でも、使用するには大量の魔力が必要となるため、個人で使用できる人は限られる。

 ・現在では、()やりとりでの王族・貴族の移動や緊急時にのみ使用される。国同士の行き来は、移動する場所が予め指定されている場合が多い。

 ・個人で使用する際には移動する場所のイメージをしっかりしなければ、失敗するため注意が必要。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 

 やっぱり大量の魔力は必要になるんだな。




 国家間での重要なやりとり以外は基本的に陸や空での移動なのかな。




 魔力を補充したりする人からしたら、たとえ国同士のやり取りでもそう簡単にポンポン使われると困るか。








 とりあえず、失敗した時が怖いから最初は石とかでやってみよう。




 拳ほどの石を作り、手に持つ。

 それを約1mほど先のところに飛ばすイメージで発動する。





 すると、少なくない量の魔力が抜けて、




 パッ



 

 手に持っていた石が1mほど先に移動した。




 おお〜!すごい!

 できた〜!




 転移魔法という夢見たいな魔法を使えることがわかりテンションが上がる。



 この勢いでどんどんやろう♪



 徐々に対象を大きくして、途中からはテイムしているネズミや虫と一緒に飛ばしてみた。

 消費魔力量は増えたけど、これも普通にできた。



 生き物を無事に飛ばすことができたので、森から適当な大きさの動物を連れてきた。

 …ちゃんと生きたまま連れてきたよ。動かれると困るからちょっと殴って眠ってもらったけど。



 早速転移魔法を発動させる。



 石と比べてちょっとやりずらい感覚があるけど、ちゃんとできた。



 その後は、飛ばす距離を変えながら何回か練習した。




 

 なんの問題もなくできるようになったけど、結構な魔力量を消費したのでちょっと休憩することにしよう。

 連れてきた動物は、起こして捕まえたところに飛ばしておく。








 魔力が全部回復したら早速自分に転移魔法を使ってみよう。








 「サンドクリエイト、アクア」





 砂で柔らかく作ったソファに腰掛けて、生成した水を飲む。あ、ちゃんと飲みやすい形で出したよ。



  


 「ふぅ」





 …。






 『…!』




 

 よし、アステルに会いに行こう。





 早速意識を手放す。

 

















 あぁ、落ち着く…

 



 アステルだ。

 アステルがいる。


 相変わらず今日も可愛いな。



 「アステル」


 「ラディ、来てくれると思いました」



 そう言ってアステルが微笑む。



 「会いたかったので」



 俺も少し笑いながら言う。



 「嬉しいです♪」


 「アステル、抱きしめていいですか?」


 「ふふ、聞かなくっても大丈夫ですよ。ラディにはいつされても嬉しいので」



 おお、嬉しいけどそういうこと言っちゃうと危ないよ。



 「ありがとうございます♪」



 いつからか当たり前のように出されているソファに座って抱きしめる。






 あぁ、いつ抱きしめてもいい匂い。

 ずっと嗅いでいたい。

 ほんと落ち着く。








 ーーーーーーーーー







 「あの、アステル」


 「はい」


 「難易度の高い魔法を使うために、同じくらい難易度の高い転移魔法の練習をしているんですが、なにかやめといた方がいいとかありますか?」


 「うーん、そうですね…

 基本的にイメージがしっかりできていれば魔法は発動します。ただ、必要な魔力量があればの話です。ラディの場合は魔法補助があるので多少イメージが曖昧でもちゃんと発動します。ですが、難易度が上がるほど消費魔力量は多くなるので、転移魔法レベルを連発・維持するとなると、今よりもう少し魔力量があってもいいかもしれないです。超再生があるので次の発動までに少し時間が空けば問題ないと思いますが…」



 俺の唐突でわかりづらい質問にちゃんと答えてくれる。



 「そうなんですね。

 じゃあもっと魔力量を増やしてからやることにします」


 「うん、それがいいと思います」


 「ありがとうございます♪」


 「いいえ♪」





 可愛い…








 「あ、そう言えば」


 「?」


 「忘れていたんですが、私 体の大きさ変えられます」



 なんと!



 「そうなんですか!じ、じゃあ俺と同じ大きさとかになれますか?」


 「はい、できますよ♪」


 

 そう言うと、アステルの体が少し光って俺と同じくらいの身長になった。



 「おお〜!可愛い!」


 「ありがとうございます♪

 私が5歳だったらどのくらいかやってみます?」


 「是非!」



 もちろん見たいに決まってる。

 多分あんまり見た目は変わらないと思うけど、絶対可愛い。




 少し光って俺よりちょっと小さいアステルが現れる。



 か、可愛い…



 「可愛い」


 「あ、ありがとうございます///」

 


 ぎゅっ



 許可はとっているので何も言わずに抱きしめる。



 「っ///」


 「アステルに包まれるのもすごく幸せですけど、アステルを抱きしめて俺が包むのもいいですね」


 「そ、そうですね。ラディに包まれるのも幸せです」



 アステルが赤くなりながら言う。



 「ふふっ、嬉しい」















 「ラディ、今休憩中なんですよね?」


 「はい」


 「少し寝ていかれます?」


 「うーん、アステルと話してもいたいし、一緒に寝たいとも思う…」


 「ふふっ、私も話したいと思いますが、今は寝ませんか?そっちの方が回復は早いですよ?」


 「うーん、わかりました。そうします」

 


 アステルの提案で一緒に寝ることになり、2人でベットに入る。



 「おやすみなさい」


 「おやすみなさい。いい夢見てくださいね」


 「アステルもね」


 「はい♪」









 ーーーー









 う、ん?



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