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すべて叶えよう   作者: 夜
第一章 幼少編
10/33

魔法とスキル

スキルとかの知識があまりないので、変なのがあるかと思いますが、お許しください

 


「グレルイド大公家の方ってすごいんですね」

「そうですね。世界で最も大きい帝国の中でも、トップの強さを誇る一族ですからすごく強いです」

「そんなところを選んでくれたんですね、ありがとうございます」



 私が異世界を存分に満喫できるように、そこを選んでくれたんだろう。そういう気遣いをしてくれるところも結構好きだ。



「いえいえ、優美の強さを隠すなら、それなりに強い一族がいいんじゃないかと思いましたので。

 あと、これは私の勝手な見解なのですが、優美は目立つのは嫌いじゃないけど、変な目立ち方は嫌いだと思ったのです……あ、あってましたか?」



 うん、よくわかってらっしゃる。



「はい、その通りです。流石、ずっと私を見ていただけありますね♪」



 伺うように言ったアステルに私はちょっと意地悪気味に笑顔でそう言うと、赤くなったを隠すように下を向きながら頷いた。



「…っあ、はい…///」


 


 ふふっ、照れちゃって、可愛いねぇ。

 反応いいからつい、いじめたくなっちゃうんだよね。




 …やばい癖になりそう。

 いや、もうなった。

 それもこれも全部アステルの所為です。





 それにしても赤くなる時に耳まで真っ赤になるのはデフォなんだろうか。

 うーん、赤くなったアステルの耳をもにもにしたい…

 照れて恥ずかしがっちゃうかな?でも、驚きながらも嫌がらない気がする。

 …よし、いつか触ってみよう。



 私は一人で勝手にそう決意した。



「それで、私のステータスはどうしたらいいですか?」

「あ、はい。私の提案なのですが、体力・魔力は10,001〜30,000 のA、筋力・俊敏・知力は6,701〜10,000 のBというのはどうでしょうか?知力をBにしたのは、魔力運用は感覚によるものが多いので、その感覚をちゃんと自分で掴んで欲しかったからです」



 言い終えたアステルは『どうですか?』と私に視線で聞いてくる。アステルが私のことを考えて提案してくれたんだから、もちろんそうするに決まってる。



「アステルが考えてくれて、その提案をしてくれたので、それがいいです」



 私がそう言うとアステルはほっとした表情でお礼を言った。



「あ、ありがとうございます♪ では、具体的な数値は…どうしたいとかありますか?」


「そうですね…

 体力 A 24,000

 魔力 A 28,000

 筋力 B 9,600

 俊敏 B 9,800

 知力 B 9,700


 がいいかなって思います。どうですか?」


「うん、いいと思います。そしたら次は【魔法適性】ですね。こちらは全部付けようと思ってます」

 


 お!それは素晴らしい!



「あ、それすごく嬉しいです」

「そう言ってくださると思ってました♪ 全ての属性が使えますので、複合魔法などもできますよ」


 

 おお〜!複合魔法!


 チート主人公に魔法適性全属性はかなり王道だけど、妄想してたやってみたい魔法とかが全て試せるので嬉しさが込み上げる。さらに複合魔法まで可能ときた。私の厨二心がくすぐられる。妄想する時は自分にどの適性があるとか考えないからどの属性の魔法でも自在に操ることができた。し、そもそも適性や属性なんて考えない。が、ここはファンタジーで適性なるものがある。なくてもある程度使えはするが、そのあるなしじゃかなり違うだろう。



「いいですね!夢が膨らみます!すっごく楽しみです!」

「是非どんどん叶えてください!私も今から楽しみです!では、魔法属性にどのくらい適性があるか決めましょう!火A、水A、風A、土B、光B、闇Aでどうでしょうか 」



 アステルは結構高い適性値を提案した。

 初っ端からこのステータス。しかもAを4つ待ち。

 おぎゃーで生まれた時にこれでしょ?引かれない?

 とまあ、一応心配したけど、アステルが選んだ家だからきっと大丈夫なんだろう。



「うん、それでお願いします」

「わかりました。そしたら、次に【スキル】ですね。何か欲しいスキルはありますか?」



 アステルにそう聞かれ、少し考える。正直欲しいスキルは多分いっぱいある。その中でも名前がわからないものもある。



「うーん…どんなスキルがセルディナにあるかわかりませんが、欲しいのはいくつかありますね。

 …ちょっと理由とか関係なく言っていいですか?」

「もちろんです、興味があるものはどんどん言ってください」

「ありがとうございます♪ あ、そういえば精霊とかっていたりしますか?」


 

 話している途中に気になったことを聞いてみた。

 偏見かもしれないが、ファンタジーといえば剣、魔法、精霊だろう。剣と魔法はあっちに行けば日常的に見れるかもしれないが、精霊に関してはそもそもいるかもわからない。仮にいたとしても特定の人にしか見えないかもしれない。ただ、私は絶対に精霊を見たいので、見るのに必要なスキルをもらう必要がある。


「はい、いますよ。上から精霊王、聖獣、上位、中位、下位精霊、生まれたばかりのものを妖精と言います。優美には精霊を()()()()見えるようにしますね」


 

 セルディナに精霊が居ると知ってすごく安心した。それにアステルは見えるようにしてくれると言ってくれた。『ちゃんと』を強調されたような気もするけど、多分全部見えるようにするって意味だろう。すごく嬉しい。



「ありがとうございます!やっぱり精霊がいるんですね!早く会ってみたいです」

「ふふ、行ったら会えますよ」


「楽しみにしときます♪ あ、スキルでしたよね…うーん、今のところ、、

 魔法系、武術系、暗視、隠蔽、偽装、隠密、魔法・物理攻撃無効、状態異常無効、魔力の流れなどが見えるような魔眼、身体能力向上系、成長限界なし、成長促進、体力・魔力消費量軽減、武具作成、テイム・召喚、世界言語、世界辞典、超回復、並列思考、料理、採取系、加工系、読心、念話、海呼吸、創造、収納とかですね」



 異世界に行くとなったら絶対に欲しいと思っていた鑑定はもう付けてもらっていた。流石アステル。私をよく見てるだけある。だからそれ以外で思いつくものをいくつか言ったが、それでも具体的にこういうスキルって言うのがわからなくて〇〇系でまとめてしまったものも多い。だから思ってたより思いつくのが少なかった。多分ちゃんと時間を使って考えればもっとあるけど今思いつくのはこんな感じかな。



「あんまり思い浮かばなかったです…いずれは不老不死や食事・睡眠不要なども欲しいですね。もちろん持っていても死なないように行動するし、食事も睡眠もとりますけど…

 あ、今すぐ全部が欲しいわけじゃないので、最初からあってもいいと思うものを付けてもらえますか?」


「はい、わかりました。 えっと、隠蔽と偽装は鑑定EXに含まれているので安心してください。

 不老不死は冒険者として行動できるようになってから付けましょう。それと不老不死に食事・睡眠不要が含まれています。あと、テイムしたモンスターなどは召喚することができます。

 『魔力の流れなどが見えるような魔眼』は他にも精霊眼などの機能を追加して、総じて『魔眼EX』というスキルにしましょう。あと重宝すると思いますので収納アイテムボックスもEXにしましょう。EXなので容量制限・時間経過なしです。また、どれだけ入れても重さを感じることはありません」



 鑑定は多分『ちゃんと』を強調してたから看破も入ってるんだと思う。あとやっぱり精霊を見るのに必要なスキルがあった。こっちもアステルが見えるようにするって言ってたから安心はしてたけど、単品じゃなくて魔眼というスキルに昇格?した。

 収納は鑑定とほぼ同じくらいで欲しかったから入れてくれて嬉しい。しかもEXで。小説では主人公にお馴染みのスキルだし、スキルの内容も同じ。こういうスキルは冒険者になった時にもすごく重宝するだろうし、魔法で作った見られたらまずいものとかも誰にもバレずに保管できる。

 ほんとにありがとうございます。きっとすごく使います。



「『成長限界なし』は『成長限界突破』というスキルになりますね。魔法・物理攻撃無効も不老不死と同様に冒険者になってからにしましょう。それまでは耐性というものにしましょう。

 …新たに付けるスキルとしては、

 暗視、テイム、体力・魔力消費量軽減、魔法・物理攻撃耐性、状態異常無効、魔法・武術系統補助、魔眼を初期で付けて、他は成長していく中で取得しましょういくつかは隠蔽で隠しておいた方がいいと思います。

 成長限界突破、成長促進、超回復、世界言語、

世界辞典ワールドディクショナリー、は固有スキルとして付けましょう」



 アステルの説明をふんふんと頷きながら聞いた。アステルは最初から持っていても問題ないであろうスキルを選択してくれた。世界の常識がまだない私ではできない選択だっただろう。ありがとうございます。固有スキルの最初の3つは元々あったか、似たようなスキルがあったかもしれないけど、残り2つは多分私専用だろう。



「…世界辞典は隠しておいた方がいいかもしれません。世界の情報が載っているので、ないとは思いますがバレたら結構危ないです。私が隠すこともできますが、そうしますか?ただその場合、他のスキルとは異なり私が隠しているので、他者に見せようと思ってもできなくなりますが…」



補足

この世界にないスキルであっても、アステルが新しく作って優美につけてます。

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