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26.街の散策と誘拐

「それでユトー様、受けてくださるでしょうか?」


 振り向いた執事は僕を見てそう言った。・・・僕は他人の気持ちを感じるのは前世の方で良い意味でも悪い意味でも得意だった。いじめにあってから自分を守るために嫌なものを感じ取ればどう思われようが絶対に逃げていた。常に精神がすり減るような思いだったよあれは...その結果癖になって話しかけてきた人が大まか何を考えてるかわかるようになった。『一陣の旋風』の奴らもいい感情は持ってないってわかってたけどパーティに入れるだけいいって思ってたせいで表に出さないようこっちでも精神がすり減ったよ。ほんとリーラにはどれだけ救われたか…


「・・・リューギルさんを送るついでとしてなら受けます。なので期待はしないでくださいね?」

「ユトー...本音は?」

「精一杯頑張って探してきます。・・・ハッ!?」


 前世のノリがつい...夏海にはバレちゃってたか。あのタイミングで決定しなかった理由は情報がピンポイントすぎた(・・・・・・・・・)からちょっと神経質になってたんだよね。

 やれやれとした夏海とちょっと焦っている僕を見て執事は少し微笑んで


「ありがとうございます、報酬はちゃんとご用意させていただきます。ではそろそろ子供達の勉強の時間ですので私は戻ります。それと厚かましいのですがバハム様、ズライ様、クロノ様、夏海様に少々手伝っていただきたいのですがよろしいでしょうか?」

「私はやる、バハムたちはユトーが決めたことならいいと思うよ。」


 そうか、忘れそうになるけどバハムたちは僕の従魔なんだよな。まあ喜んでやるんじゃないかな、主にクロノが。


「スーク?夏海と一緒にいてくれない?バハムたちへこのことも伝えたいから。」

「わかったー。」


 そういうとスークは外套のフードから飛び上がり夏海の頭へ...え?


「えっと、夏海?重くない?」

「いや?むしろウェルカム。」

「おい。」


 ま、まあ大丈夫か。


「それじゃ僕は必要なものを軽く見に行ってみるよ。」

「いってらっしゃい。」



「トトマにベッツ、ニンジンねぇ...」


 表通りに出て食材を見て回ると前世で見たことがあるものや名前が違うもの、見たことないけど味が似ているものが改めてあると感じて途中からウィンドウショッピングみたいになってしまった...反省。ちなみにこっちのニンジンはまんま大根だった。それはそうと目星がついたから夏海を呼びに帰っている最中、後ろからついてくる不審な人物がいることに全く気づけず


「『スリープ』」


 僕の意識は深いまどろみの中に落ちていった。

久しぶりの自語りコーナー

コロナが最近勢いを増して休校になるところが増えましたね。身内の行っている学校が休校、なら僕は?学校内で出ているにも関わらず継続ですよチクショウメー。まあオンライン授業の目処はたってるんですけどね。



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