25.執事の考えと裏ギルドの訪問
夏海から軽くお叱りを受けた...いや自分が悪いんだけどね。で、エルデンヅ国に行くかどうかは僕に判断を任せるようにしてリューギルに何があったかは聞かせてもらったんだけど正直なところ行きたくない。
助けたい気持ちは十分にあるんだけどいかんせん面倒ごとにしかならない気しかしない。それに距離についても問題がある。馬車でも1ヶ月というのはまず徒歩じゃ無理。それに馬車を取ったところで休ませなきゃいけないし食糧面もどうにかしなきゃいけないし安全面...はいいか。これらをどうにかした上でこっちにも利益か何かあればいいんだけど...
「ユトー、私達を乗せて飛んだりはできそう?直線距離なら日数はどうにでもなりそうだけど...」
・・・その手があったわ。でも一回も飛んだことが無くても飛べるんだろうか。
「それに食糧は私が全部持っていけるよ?次元空間あるし。」
「それを先に言ってほしかったな...」
次元空間はアクティブスキルの一つでなんていうか...某国民的青いロボットの魔法のポケットって言ったらいいかな。あれみたいになんでも入るし取り出したいものをイメージすればすぐに取り出せるから事故が起こる心配がない。唯一の欠点が入れてるものの量によって最大魔力が削られる。そのためパンパンまで入れるということは魔法が使えなくなる...んだけど夏海は自己防衛ができるぐらいには近距離戦もできる。それに夏海は結構魔力量が多いっぽいからよっぽどのことがない限り魔力切れにはならない...スペック高いんだね夏海って。
「ユトー様、私から少々頼み事があるのですがよろしいでしょうか?」
「あ、なんでしょう?」
「少しこちらでお話があるのですが...怪しいと思うのであれば夏海様も来ていただいて構いません。」
「・・・ユトー、どうする?」
「んー行ってもいいと思う。ついてくるかは任せるよ。」
「じゃあ私も行く。」
「かしこまりました、それではこちらへ。」
そう言ってつれてこられたのはこの建物の地下、ちらほらと紙束が見えるが内容まではわからない。
「これらは全て今までで行われた召喚の儀で召喚された人達の名前です。頼みというのはここに書いてある人たちをできる限り集めてほしいのです。」
「・・・それはどういう意図でしょうか?」
「少し伝手があってですね。いくら成人してるとはいえ私からしたらまだまだ子供な人を戦争の道具にしようとする輩がいると耳に入りまして。例えば...ユトー様も1回は襲われたことがあるのでは?」
「そういうことか...」
あのやばい思想の集団か。そんな奴らに元同級生かもしれない人が利用されるのはなんか癪だからこっちとしてもありがたい。問題としてこれが真実ならばの話。この人が逆に利用するためという可能性もなくはない。
「僕としては協力は惜しまないつもりです。でもあなたが嘘をついていないとも限らない。」
「私も同じ意見。この短時間であなたを完全に信用できていないから。」
「それはごもっともでございます。なので『ビーーーーー』」
え?今の音は?
「・・・物騒なお客様がいらっしゃったようですね。お二人は残っていただいても来ていただいても構いません。忠告としてユトー様は姿を見せない方がよろしいかと。」
「・・・なるほど...ユトー、おそらく裏ギルドの連中だと思う。」
「えっと、裏ギルドって?」
「ほら、ユトーが襲われたって言った奴ら。」
「ああそういう...バハムたちの様子を見に戻りたいしついていこう。奥にいれば気づかれないだろうし。」
「さっさとあいつを処分しろと何回も言ってるが?」
「何回も申していますが私の商品に口出しする権利があるとお思いででしょうか?」
「チッ...はあ、なんで俺が何回も来なきゃいけねえんだよ。また来るからな。」
「またお越しください。」
あしらい方がもう手慣れてる...
読者の皆様、あけましておめでとうございました。(激遅)
えっとですね、性格上継続しないともういいかとなってしまうためおよそ1ヶ月空いてしまったことを重ね重ねお詫びいたします。僕は2022年あと何回謝る必要になるんでしょうかね。
2022年もたてすの及び作品共々をよろしくお願いします!
とは言っても「転生NPCはまったりエンジョイプレイしたい」を最近主に進めているためこっちの更新頻度が多少下がることをお許しください。
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