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輝きの森の影!熊討伐完了!

アルバイト編最終話です。

「ほう…?魔物の反応が、消えたか…?」


「えぇ、見てきましたが、一年生が三人で、最近噂の、ビッグベアの変異種を倒していました」


「そうか…。君の能力ならその程度の移動、容易いか…。腕前はどうだった?」


「はい、魔術の腕は一年生にしては高いと思います。しかしなにより、とっさの機転が素晴らしかったですね」


「そうか…。ふむ、森を出たようだ。久々だな?敵でない侵入者は?」


「えぇ。もっとも、侵入者自体が最近は少なかったですし、喜ばしいことです」


「そうだな」




場所は変わって学びの木。無事、討伐を完了した三人が歩く場所だ。


「かなり、厄介な相手だったな?」


「かなり、じゃ済まないよ…。勝てたのも奇跡みたいなものだし…」


「それよりテムダ、あの槍、何か仕込んでたでしょう?」


「バレたか…。実は電撃を仕込んであってな、胸を突いた瞬間に放電したんだ」


「なるほど、いくら外からのダメージに強くても、体内に通るダメージは普通に効く。それが心臓のある胸だったらなおさらだね?」


「あぁ、お前らも色々戦術を考えてるみたいだが、俺だって負けてないぜ!」


「そうね、テムダの一撃もよかったけど、アズラの光の起こしかたもよかったわ」


そういう会話をしながら、学園に戻る三人だった。




「え!あなた達が倒したの!?」


帰って、学生課に報告すると、受付のお姉さんに驚かれた。


「そんなに、すごいことなんですか?」


「えぇ…本来なら腕の立つ二年生か三年生が片付けてくれると思ってたんだけど…。ちょっと目を見せて」


そう言うとカティの目を覗き込む。


「あら本当…。ありがとうね、あなた達。…はい、これアルバイトの報酬よ!」


そう言って手渡された額は9000リム。金額の高さは時期に加え、ターゲットの強さにもあったようだ。




「じゃあ3000リムずつね?」


「あぁ…今日はありがとな。助かったぜ…」


「お金の使い方には気をつけてね?テムダ?」


「わかってる。うまくやりくりするさ」


そう言いながら、学生課を出ると……


「三人とも、元気〜♪」


おきらくな大人の女性の声がした。当然、背後から。


「先生…いつの間に…」


「神出鬼没は必須スキルよ?」


「何のスキルですか…?で、先生、何か用ですか?」


「いえ、みんながあの熊倒したみたいだから、誉めけなしに来たのよ」


「どっちですか…?誉められるのはわかりますが、どうしてけなされないといけないんですか?」


「そりゃあ、私の玩具壊したことによ。あ〜あ、暫く授業が退屈になるわあ〜」


「先生、どうしていつもめちゃくちゃするんですか?」


「それは私がアズラ君やカティちゃんみたいな賢い子が大好きだからよ」


「俺は!?」


「見た目がバカ」


「ひでぇ……」


「そんな理由ですか…」


「そうよ。あなたたちはこれからも賢くがんばってね〜♪」


去っていくミランダ。




「結局…なんだったの…?」


「さぁ…?」


「…ううう……見た目バカってひどくないか…?」


「「うっとーしい」」


「ぎゃすっ!」


ショックで意味不明な言葉を発し、倒れるテムダ。


「帰りましょう?アズラ」


「うん、バイバイ、カティ」


テムダを置いて、帰った二人だった……。

えっと、輝きの森はもう一度章末イベントで使うつもりです。

次回より自然術2編です。新しい使い方「維持」をうまく扱えるのか!?

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