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プロローグ、入学式

強い光に包まれて数秒、目を開けると鬱蒼とした森ではなく、気持ちのいい風が吹く草原にいた。


まわりにいる人は、同じくらいの歳の人が十数人、教師であろう人と、上級生の様な人がそれぞれ7人ほど。


「これだけ…?」


「いや、分けて移動しているだけだろう」


レムの言うことはもっともだ。


魔物の存在する世界、非戦闘要員の人数が多いと魔物に襲われた時の対応が面倒になる。そう考えた時、


「はい、第四組移動します!」と元気な声が聞こえた。



草原を歩く間、ほかの生徒とは話せず、レムと話をしながら歩いて行った。




学園内部に入ると、すぐさま講堂と思わしき場所にアズラ達は連れて行かれた。

おそらく、入学式の様なことをするのだろう。


アズラは8人がけの長椅子の端のほうに座る。

右隣には女子生徒。友人であろう生徒と話している。

左には人一人分のスペース。

アズラは、特に何をするでもなく座っていた。



三十分は待ったであろうが入学式は始まらない。

アズラさえもがまだか、と思いだしたころ、


「最終組、到着しました!」と、元気な声がまた、講堂に響いた。

レムも退屈そうに欠伸をしていたが、もうすぐ始まると悟り、行儀良くなった。

その後、いきなり、アズラは


「悪い、隣いいか?」と声をかけられた。

声の主を見ると、いかにも体育会系の少年が立っていた。

別に断る理由もないので


「はい、どうぞ」とアズラが答えると少年は


「サンキュな、俺はテムダ。よろしく頼むぜ」と言い隣に座った。

テムダが座るとアズラも

「僕はアズラ。よろしく」と言った。



少しして、講堂が暗くなる。


その瞬間、


「みなさん、アウレス魔術師養成学園に入学、おめでとうございます!」と言う声が響いた。


学園長の祝辞の後は、生徒の心得や学園の簡単な説明が行なわれた。

途中で新入生への配布物として、生徒手帳と粘土状の物体が配られた。


そして、最後に


「これにて、入学式を終了します。この後、学園の説明がありますので、新入生の諸君は五人一組になって次の指示を待ちなさい。」

という発言を最後に、入学式は終了した。

えーっと、とりあえず後3人ですね。人見知りしそうなアズラに代わり、テムダが集めるのでしょうか?

感想、批評などお待ちしています。

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