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プロローグ、少年の道

「ここかな…?」


都会からは遠く離れた辺境にある森の中、薄く青のかかった髪の少年は呟いた。

手には『アウレス魔術師養成学園入学許可証』と書かれた紙を持っている。

服装はそれなりに流行に対応した、しかしながら趣きを感じさせる服―要するに学園の制服を纏っている。

     

     

魔術が普通にあるものとして認められた世界――魔物と戦うだけでなく、暮らしを便利にする力――それを扱う者達を世界は「魔術師」と呼ぶ。


その紙は二週間前、地図と要項、さらに学園の制服と共に送られてきた。いきなり、ではない。自分で手続きをしたのだ。

その少年の家は魔術師の家系らしく、その程度のことは普通にできるらしい。

     

魔術は習えば誰にでも使える。適性こそあれど、魔力の成長期である十代後半でしっかりとした教育機関に入る、または一流の師匠に弟子入りし、きちんとした教育を受ければどんな人でもそこそこの魔術師になれる。


これから魔術師養成学園に向かうこの少年も、未来には魔術師になっていることだろう。

―それが一流だろうが、落ちこぼれだろうが、はたまた世界を守る正義の魔術師か、恐怖と混乱に陥れる邪悪な魔術師かは別にして――

   

   

許可証にはこう書いてあった。


「光の中でこれを掲げよ」と―。


目の前には紙と同じ模様が描かれた魔法陣。

少年はある決意と共に魔法陣に踏み入る。






「姉さん…」

えーっと、名前すら出ませんでしたが、この子が主人公です。詳細は次話のまえがきで公表します。

あと、極めて不定期更新になると思いますので忘れたころにまた来ていただけると嬉しいです。

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