インターミッション『第4章』
<キャラクター紹介>
・レイト
茶色が混じったような黒髪の男の子。首の後ろに青い紋様がある。影属性の魔法適性がある。クラスは幻影剣士。使用武器は片手剣。漆黒のマントを羽織っている。ネスカ組での役割はサポーターを担当している。
療養中のナナトを看病するためにマキアがパーティーを一時的に離れることになり、そこへ現れたネスカの誘いに迷いつつも自分たちの実力を試すいい機会だと二日間だけネスカ組に加わることを決めた。遅刻してきたネスカとルミルが険悪になる中、揉めたくないからという理由で仲裁した。
ユトの丘で幼鳥と遭遇した時には、ネスカの言動でパニックになりルミルに指揮を任せた。ジェニオが無計画に幼鳥に突っ込んで行って怪我をしたことで言い争いをすることになった。ネスカからは半年に一度神殿に新人冒険者が集められているという話を聞かされた。
頂上ではネスカが成鳥を探そうとすることに反対し、再びジェニオと衝突してしまう。ワイバーンから逃亡中には囮となったジェニオの様子からネスカに裏切られたことに気づいた。ゼルナをも見捨てたネスカが一人で逃亡する中、仲間たちと木々の中に身を潜めていたが、夜になる前に街へ戻る為に行動を開始する。
再度ワイバーンに追われることになった際にルミルが囮として仲間の元を離れてしまうが、ジェニオが助けに向かったことでその場を彼に任せ、拒絶するルミルを無理やりにでも連れて四人で街へと戻った。
ナナトとマキアに事情を話すと宿に戻りジェニオのことを思い出しながら眠りについた。料理屋で仲間たちと食事をした時にようやくジェニオの死を受け入れることができた。
その後、風呂屋でネスカと思わぬ再会をし、ジェニオが死んだことを伝えた。ネスカにそれを笑い話にされ、更にはゼルナに対しても酷い仕打ちをしていたことを明かされると完全に見損なうことになった。煽り煽られ、頭に血が昇ったネスカに幻影を使い背後を取った際に、ネスカの紋様が赤く染まっていることに気づいた。
・ココハ
黒髪ショートで背がとても低い女の子。お腹に青い紋様がある。風属性の魔法適性がある。クラスは精霊術士。黄緑色の魔法着を着ている。ネスカ組での役割はアタッカーを担当している。
ネスカ組を居心地が悪いと感じていながらも仲間にそれを打ち明けられないでいたが、ゼルナからお友達になってほしいと言われたことで少しだけ安心できた。
ワイバーンからの逃亡戦では精霊魔法を試すも風属性の効果は薄かった。ネスカに見捨てられた後、ワイバーンに捕らわれ殺されてしまったゼルナを見て気を失いかける。尚も追いかけてくるワイバーンに対してルミルが囮になったり、そのルミルを助けるためにジェニオが犠牲になってしまったことを深く悲しんでいた。
・ルミル
はしばみ色の長い髪で、毛先の方をリボンの付いた髪留めでまとめている女の子。左胸の下に青い紋様がある。クラスは弓使い。使用武器は大弓。胸当てを身に付けている。ネスカ組での役割はサポーターを担当している。
ナナトとマキアが不在の中、ネスカにパーティーへ誘われるが一人だけ認めることはなかった。その夜、たまたま通りかかったジェニオと話してる内に、自分がジェニオのことを家族として認めていることに気づく。ネスカのことは信用しておらず初日から遅刻してきた彼に対して不満を漏らした。
ユトの丘での幼鳥との遭遇戦ではパニックになったレイトに代わり指揮をしたり、レイトと衝突したジェニオが単独行動をするのを引き止めに行った。ワイバーンの出現後にネスカに裏切られ孤立したジェニオをブレンと共に救出へ向かった。しつこく追いかけてくるワイバーンから仲間を逃がすために囮として引き付けようとしたが、ジェニオが割って入り逆に助けられた。
街へ戻った後は自分の為に命を賭けてくれたジェニオのことを思い出し悲しみに暮れるが、ジェニオが自分に好意を持っていたことを知ったことで、彼の分まで生きていくことを心に決める。ジェニオが遺した契約済みの貸家にみんなで住むことをみんなに提案した。
・ジェニオ
刺々しい口調の男の子。金髪に近い茶髪が逆毛になっている。左頬に青い紋様がある。クラスは槍使い。使用武器は長槍。軽量の鎧を身に付けている。ネスカ組での役割はアタッカーを担当している。
作戦会議中にネスカにパーティーへの参加を誘われ即答で快諾した。その夜、酒場からの帰り道でルミルと会い話をすることになった。酔っていた為か普段は聞けなかったことも言葉にしてしまい、更には心の内に秘めていた言葉をも伝えてしまう。
次の日からはルミルを意識してしまうようになるが、兄貴分と慕うネスカの戦いぶりを見て感激もしていた。自分も負けじと幼鳥の群れの中に突っ込んで行くが、攻撃の反動で怪我をしてしまう。それが原因でレイトとは言い争いになる。
頂上では成鳥を探し戦おうとするネスカに賛同して、反対していたレイトたちを置いて単独行動に出る。ワイバーンと遭遇した後は、レイトの幻影によって足止めされた所を威圧跳躍で攻撃し左目に傷を付けたが、その時に左肩を負傷した。
仲間を逃がすためにネスカやゼルナと共に囮役をするために飛び出すが、二人に裏切られたことで負傷したまま単独でワイバーンの前に立つことになった。ブレンとルミルの助けもあって難を逃れたものの一人では動けないほどの傷を負った。
その後、囮として飛び出したルミルを助けるために武器も持たずにワイバーンの元へ向かい仲間たちの逃亡する時間を稼いだ。最後にはレイトに感謝の言葉を、ルミルには自分の気持ちを不器用ながらも伝えて戦死した。
・ブレン
温かみのある声の男の子。さっぱりとした短髪で背はとても高い。体格が良く、存在感はあるが威圧感はない巨漢。背中に紋様があると思われる。クラスは盾士。二枚の巨大な盾を左右に一枚ずつ持ち、重量感のある兜と鎧を身に付けている。ネスカ組での役割はディフェンダーを担当している。
流されるようにネスカ組に加入させられたものの、今後のためにと攻撃参加することを今回の目的にした。幼鳥との戦闘ではその圧倒的な腕力に仲間たちも驚いていた。
レイトとジェニオの言い争いを心配していた。ワイバーンから逃げる際には怖がるココハを勇気づけようとしたり、孤立したジェニオの救援に向かったりした。
自分たちを逃がすために再度ジェニオが囮になった際には、ルミルを腕を引っ張って逃げることになった。ジェニオを見捨てることになったことを悔やみ、ルミルの腕が千切れそうなほどの力で掴んでいた。
街へ戻った後は、ジェニオの部屋を整理しているとみんなで暮らすためにと探していた貸家の間取り図を見つけた。風呂屋でネスカと再会した時には、ジェニオの死を笑い話にされたことに激怒した。
・マキア
透き通ったような水色の長い髪を左肩の前でまとめている女の子。左肩に青い紋様がある。光属性の魔法適性がある。クラスは神官。使用武器は短杖。白と青の神官服を着ている。パーティーでの役割はヒーラーを担当しているが今は離脱中。
ナナトが療養中のため、その看病をするためにパーティーを一時的に離れることをレイトに伝えた。ナナトが目を覚ました後も看病を続けたが、彼にからかわれて遊ばれていることに困ってしまう。
ナナトと仲間たちのことを話しているときに自身の力不足を嘆くと、ナナトから魔力の再測定を勧められた。仲間たちとの合流日にナナトと二人で待っている所にレイトが現れ、ジェニオが戦死したことを伝えられる。
料理屋で仲間たちと合流した時に、自分を責めるがそれは違うと慰められてしまう。仲間たちがジェニオの遺した貸家で共同生活をすることになり、自分もそこに参加することを決めた。
・ナナト
二十代後半くらいで記憶喪失の男性。名前はマキアに付けてもらった。クラスは軍師。使用武器は刀。冒険着ではなく普段着のような格好で戦場に立つ。現在は療養中。
魔獣マンティコアの毒により昏睡状態になっていたが、解毒薬の投与により回復し目を覚ます。マキアに看病されることを喜んでおり、彼女をからかい困らせることでいろんな表情を引き出そうとした。
体調が戻り、仲間たちと合流しようとマキアと二人で待っている所にレイトが現れ、ジェニオが戦死したことを伝えられた。その後、一人でユトの丘へと現場を見に行った際にジェニオの長槍を見つけて持ち帰ってきた。
落ち込むレイトたちに食事をさせて生きていることを実感させた。貸家でみんなで共同生活をすることになったが、ジェニオの部屋は残してあげたいからと遠慮した。
・ネスカ
真っ赤な逆毛の男性。背中に紋様がある。。火属性の魔法適性がある。クラスは炎拳士。黒いグローブを付けている。ネスカ組のリーダーでアタッカーを担当している。
ランデーグのパーティーが解散してしまった為に、新しい仲間を探していた。そんな中、料理屋で会議中のレイトたちを見つけ声をかけると、強引にネスカ組へ加入させて去っていった。
レイトたちを連れてユトの丘へ怪鳥狩りへと向かうことにしたが、実は怪鳥との戦闘経験はなし。それを黙っていたせいでレイトがパニックに陥ってしまう。しかし、初見とは思えないほどの実力者で陣形から離れて一人で幼鳥を相手にしてみせた。
紋様に青色と赤色が存在することを知らず、まだ自分が半人前であることに気づいてしまう。その結果、頂上で成鳥探しをすると言い出し、反対するレイトの意見も聞かずに捜索を始めてしまう。
ワイバーンに遭遇した時にはジェニオを囮として利用することで誰よりも早く逃亡を謀った。そのうえ更に追い詰められるとゼルナをも身代わりとして差し出し逃亡した。
街へ戻り、風呂屋に来ている時にレイトとブレンと再会し、ジェニオが死んだことを知らされるとそれを笑い飛ばした。ゼルナのことも道具扱いしていたことを話してレイトから完全に見下される。煽られたことで怒り狂い襲いかかるも幻影によって行動不能に陥る。その時に現れた神殿の人間に保護という名目で連れていかれた。
・ゼルナ
桃色で短髪の女性。紋様はあるらしいがその場所は不明。水属性の魔法適性がある。クラスは活水術士。武器は長杖。術士のローブを着ている。ネスカ組ではサポーター兼ヒーラーを担当している。
ネスカに付き従っている様子で、無口なのかあまり話そうとはしない。しかし、レイトたちがネスカ組に参加してくれたことは喜んでいて、お友達になってほしいとお願いをしていた。
怪我をしたジェニオをネスカの指示で治してあげたりしていた。ワイバーンに遭遇した時は負傷したジェニオを治療しようとはせず、ネスカと共にレイトたちを見捨てて逃げ出した。しかし、尚も追ってくるワイバーンを足止めするために、ネスカによって身代わりとされ死亡した。
<使用可能な術技>
・レイト
我流閃技【幻影】…自分にそっくりな影をその場に出現させる。影が消滅すると灰色の煙となって相手の視界を奪い、一時的に行動不能にすることができる。影属性。
我流閃技【闇隠】…夜間や暗闇の中のみで無自覚に発動する影技能。自分の姿を完全に闇に隠し、気配を察知されなくなる。影属性。
・ココハ
精霊魔法【空気弾】…圧縮した空気の弾丸を撃ち込む。直撃した相手の行動を阻止することができる。軽い相手なら吹き飛ばすことも可能。打属性。風属性。
精霊魔法【追い風】…味方の移動速度や射速などの効果を高める。向かってくる相手にはそれらの効果を低下できる。風属性。
精霊魔法【風鋭刃】…高速で回転する刃を射出する。斬れ味はとても鋭い。斬属性。風属性。
・ルミル
我流閃技【襲撃】…弓の弦を強く引くことで射速を増す射ち方。溜めは長いが威力は上がる。決定矢。射属性。
我流閃技【瞬速】…数本の矢を瞬時に射ち込み相手の動きを制限させる射ち方。牽制矢。射属性。
我流閃技【逆跳】…足を止めずに行動をするために、障害物を使うことで仲間から離れすぎないように宙返りで元の位置へと戻る射ち方。射属性。
・ジェニオ
我流閃技【急速前進】…槍を地面に差し込み、踏みつけてしならせ、その反発力を利用して前方に跳躍する移動技。
我流閃技【急速後退】…槍を地面に差し込み、踏みつけてしならせ、その反発力を利用して後方に跳躍する移動技。
我流閃技【威圧跳躍】…槍を地面に差し込み、踏みつけてしならせ、その反発力を利用して上空に跳躍する移動技。
・ブレン
技能【防御】…自らは攻めずに、守ることに専念する体勢を取る。
我流閃技【挑発】…雄叫びを上げ、盾を鉄製のグローブで殴ることで音を立て相手の注意を引く。
我流閃技【防壁】…自らは攻めずに、二枚の盾を使って守ることに専念する体勢を取る。
・マキア
唱術【治癒】…治癒魔法と呼ばれる光魔法の一つ。味方の傷を治したり、他者によって消耗した体力を回復することができる。光属性。
〈詠唱〉我は唄う、光よ、かの者に癒しを……
唱術【護盾】…光魔法の一つで、身を守る盾を対象者の前方に張る。魔法攻撃は防げない。使用者の魔法力によって同時に張れる枚数が決まっている。光属性。
〈詠唱〉我は唄う、光よ、かの者に救いを……
唱術【眩耀】…光の玉を打ち上げることで、辺りを昼間のように明るく照らすことができる。直視すると目が眩んでしまう。使用者の魔法力によって持続時間が決まっている。光属性。
〈詠唱〉我は唄う、光よ、かの者に輝きを……
・ネスカ
我流閃技【炎拳】…拳から火炎の波動を放出する遠距離技。打属性。火属性。
・ゼルナ
唱術【泡散】…相手の頭上から泡を降らせることで、行動を阻害することができる。水膜と併用することで合わせ技も可能。水属性。
唱術【水膜】…水の壁を作り相手の進行を妨害する。泡散と併用することで合わせ技も可能。水属性。
唱術【癒霧】…霧状の水で傷口を覆い治療する魔法。光魔法の治癒よりも治療にかかる時間が長い。水属性。
唱術【水針】…水を針のように鋭く尖らせて飛ばす魔法。射属性。水属性。
<第4章のあとがき>
第76話まで読んでくださり、ありがとうございます。
第4章では、人の悪意と仲間の死に対面した時のお話でした。想定外のことはいつでも起こりうることで、それにどう対応できるのかで結果は変わったのかもしれません。
さて、第77話からは第5章になります。次は街を離れることになったらどうなるのかというお話です。慣れない環境下で仲間たちとどう過ごしていくのかを描いていけたらいいなと思います。
新人冒険者が急に強くなったりはしない世界で、ゆっくりと成長していく姿をお楽しみください。
第5章<カンムリ塚編> よろしくお願いします。
井藤司郷
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