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詩・歌詞

熱膨張

作者: 村上ガラ

Y○HOOニュースで『熱湯は絶対かけないこと』と出ていたので、こんなことを空想してしまいました。


実際に体験したことはないです。


短い物ですのでお時間いただけましたらお読みください。

あなたを傷つけるつもりなどなかった


まだ明けきらぬ凍える朝の白い月


家を出ると決めたのは私


ためらいが私を引き留めた


ベッドのなかで縮こまって


これからの事を考えていた


こんな日は熱いシャワーで


あなたを目覚めさせるの


さあ いつものように私をあなたの中で暖めて




ああトール トール 大切なトール


あなたを傷づけたのは私


もう少し早くあなたを起こして温めておけば


後悔しても二人はもとに戻れない


ああトール トール 愛してるのトール


いつも一緒にいてくれる


そんなあなたを傷つけた


ああトール トール 大切なトール


凍りついたあなたにお湯をかけたのは私


粉々になったのは 二人が過ごした日々


粉々にしてしまったのは 二人の思い出


もう戻れない あの日の二人には




急ぐ私は タクシーに乗り込み


傷ついたあなたを残し 空港へ向かう


見送るあなたの瞳は涙にぬれたよう


それでもきっと待ちづづけていてくれる 


そうよね きっと トール 私の大切なトール








解説:早い時間の飛行機しか取れなかった冬の朝、ベッドからでられなくてぎりぎりになってしまい、さあ出かけよう、と外に出てから、あちゃ、やっぱりガラスに霜が、あわてておゆかけた、やっちゃった。

「瞳」はヘッドライトです。



『トール』は商品名ではなくて、私が付けた名前ということで。


お読みいただきありがとうございました。_(_^_)_

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― 新着の感想 ―
[良い点] すてきな詩ですね。ありがとう
2019/10/09 00:29 退会済み
管理
[良い点] トールって何のことだろうか、と考えてしまいました。愛称でしたかー。 お湯は、かけちゃダメですよね(笑)
2019/04/19 21:53 退会済み
管理
[良い点] はじめまして。 拝読しました。 凄く面白かったです。着眼点がいいですね! お湯をかけたい気持ちはわかるけど、絶対にやっちゃいけないことなんですよね~。 あ、商品名じゃないんですね?(…
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