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無人島に砂浜はねぇ

 無人島に砂浜はねぇ。


 さて、無事面接を突破した後は、色々と書類を書いたり準備したりした。

 無人島で何があっても自己責任だとか、誓約書だとか、秘密保持契約とか、緊急連絡先とか、いろいろだ。

 そこらへんしっかりしていた方が安心できる。

 無人島へ行くと言われてそのまま連れ去られたら、たまったものではない。


 日取り通りに集まり、船に乗って無人島へ向かう。

 いろいろと説明を受けたが覚えてない。

 ただ冒険に心が踊っていたことは覚えている。


 船は数時間大海原を走り、某海の某島にたどり着いた。もちろん日本だ。

 準備するために、いろんな機材や主催側の食料などの備品の持ち込みが大変だったとのこと。そりゃあそうだ。

 日曜夜にやっている某バラエティーの無人島企画も、ものすごい金と時間と労力をかけて品を輸送しているのだ。頭が下がるし、金がかかるなぁと感心する。


 さて、船酔いを経験しつつも無人島へとたどり着いた。天気は快晴、風は凪。だが数人は吐いてグロッキーだった。



 本題だが、無人島に砂浜はなかった。

 興味本意で調べてみたが、環境庁の調査によると日本の海浜のうち、砂浜は約20%らしい。

 それも内海や湾の部分が砂浜になるわけで、四方八方から波と海流が打ち付ける島には砂なんぞたまらない。

 私たちは頭から拳大の石がごろごろする浜に到着することになる。

 映画やドラマ、ゲームだと初期地点が砂浜、なんて事が多いが、あれはラッキーな部類だろう。


 ちなみに、無人島には波止場や桟橋なんて文明的なものも存在していない。

 ちょっとした沖合いに船が停まり、主催側は小型ボートで荷運び。被験者側は『飛び込んで、泳げ』とのことだ。

 格差に泣いた。



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