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七人鼓
【七人鼓】
北海道と沖縄以外の地域では満遍なく聞かれる。東北地方の一部では七尻様ともいう。最近では七人ドラムとも。
夜、頼りない月明かりの中を歩いていると遭遇するといわれている怪異。
人気の無い道を一人で歩いていると、ふとリズミカルにパパン、パ、パンパンと何かを叩く音が聞こえる。軽快なその音は自分の進行方向から響いている。
恐る恐る音の方へと近づいてみると、そこには尻を丸出しにした七人の男たちが、互いの尻を叩き合う姿があるという。
これは死人であり、魅入られてしまうと、とり殺されて自身の魂も尻ドラムへと加入させられてしまうとされる。
なお、その際には一番古株の魂が弾き出され、常に七人を保つという。
飢饉の時に間引かれた者たちだとも、下半身に関する恥ずかしい死に方をした者たちであるともいう。地域によって出自はまちまちである。




