↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
兵主部壱 長岡混沌京  作者: ずずつすず
序
PR
1/47

On the Origin of Species Japanese

 はじめに 


 かつて私は、ナチュラリストとして軍艦ビーグル号に乗船していた。そのとき、南アメリカにおいて、生物の分布と、その大陸における過去と現在の生物との時間を超えた関係にとても驚かされた。そこで見た事実は、さる偉大な哲学者が「謎の中の謎」と呼んだ「種の起源」を解明するうえで、何らかの光明をもたらすのではないかと思えた。そして帰国した翌年の一八三七年には種の起源という問題に関係しそうなあらゆる事実を辛抱強く集めて考察を重ねれば、この謎が解けるのではないかという予感が湧いてきた。

 それから五年間の研究を重ねた時点で、そろそろそれまでの考察をまとめてもよい頃だと判断した。そこでいくつかの断章を書き上げ、一八四四年にはそこそこ納得できる一つの結論にまとめ上げた。それ以降も私は、種の起源という問題に関して、着実な探究を続けてきた。こんな細かい私事をあえて書き連ねるのは、決して性急に出した結論ではないことをわかっていただきたいからである。   

 (『種の起源』上 光文社古典新訳文庫)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。