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蒼天乃王  作者: 椿


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【第二話】神々の子と南方の王子たち

【蒼天乃王】 

時は流れ、昔、この世は貴族の時代、青龍、光龍が存在した。龍は互いに手を取り合い、国を築いた。だが青龍は力を恐れ、光龍アルゴスを殺害しようと計画をたてた。だが突如現れた巫女、蒼天の巫女、姫宮により、竜同士の争いは幕を下りた。時は流れ、昭和時代、光天耕一郎が青龍国と戦い圧勝の勝利を得た。だが人々から不満が費やしていた。

耕一郎の妃、美弥音姫が何も家事などができない王妃だからだったからだ。耕一郎はなんとか評判をよくしようと思い、民の呪詛を浄化したり、家事をこなしたりしながら評判をよくしようとした。時が流れ、平成時代、二代目光天王に息子の勇気がなった。

勇気は祝賀のため光天国をでた。そこで出会ったのが二代目青龍王斎藤友也だった。

二人は友になった。二人は「蒼天乃世界を作る夢を叶えよう」と約束を交わした。

だがその約束は突然途切れた。突如、現れた光の神が東の国境に光を落とした。

民たちは苦しみ、青龍王、友也に助けを求めた。友也は民の声を城の窓から聴き、

村に向かい、青龍の光りで民を光の呪詛から救った。

だが友也自身も苦しんでいた。友也も光の神の力を浴び、苦しんで倒れた。

青龍の火で浄化するが光の神の力が強くて浄化ができなく。友也は光りに包まれた。

そして、 友也は光を恐れ、光天国を破壊しようと決め、光天国に攻め込んだからである。

光天は友也と和解しようと決断し、青龍国と戦う。その戦いは長く続いた。

娘の鈴が中学に上がった頃、再び戦争が始まった。鈴は友達の浩之と力合わせ

友也を救おうとするが青龍軍に追い詰められてしまう。

一方、娘の鈴は光天国を助けようと幼馴染の浩之達と光天国の援護に行く。

だがそこで待ち構えていたのは友也だった。

鈴は吉岡達と青龍国と戦う、だが友也の力が強くて、鈴は死にかける。

だが奇跡が起きた。父が友也の力を受け止めて、傷を負い、倒れてしまう。

一方、晶樹と浩之は呪詛切り女王と戦うが女王の力に押されてしまう。

だが鈴の祈りの言葉に救われ、契約術を使い、呪詛切り女王を切り裂くが…

一方、鈴は父が目の前で倒れたことに悲しみに陥る。だが父から友也を救え

と言葉をいただく。そして再び、立ち上がり、吉岡と共に青龍軍をげきはする。

一方、友也は光天王を殺したことに複雑な気持ちを描いていた。

これは友也と光天の夢を叶えるための物語である。

果たして二人の夢はどうなる。

これは青き、光の蒼天をつくる物語である。

そして、蒼天とは空が一面に青く、喜びの風が吹き、光が降っていて

美しい空の上に青き城がある世界である。


【神々の子と南方の王子たち】

 ここは光精という神が作り上げた貴族の国、この国には多くの町が存在する。住宅や様々な店もある。けれど今の人々はまだ知らない。町が栄える前に、貴族がこの世界に住んでいたことを。

 これはそんな国を変え、人々を幸福に導いた王の物語である。

 人は、憎しみ、悲しみ、怒り、喜び、様々な感情を持っている。私達もそう。

 だがこの世界は国と国が争いを続けていた。権力と国の平和の為に。それでも決着はつかず、戦争は何年も続いている中で私は育った。

「鈴、遊ぼうぜ。」

 浩之は鈴を誘った。

「いいよ。何して遊ぶの、浩之君。」

 拓也は浩之がタメ口を使っているのに気づいた。

「無礼者。姫に向かって失礼じゃないか。」

 浩之は尋ねた。

「拓也。お前は俺に注意する。なんでだ?」

「こいつは姫だ。それなのにおまえは普通の子供と同じように会話しているからだ。」

「ごめん、拓也。知らなかった。」

「別にいいけど。謝るなら鈴に謝れよな。俺が王様に怒られるじゃないか。」

「ごめんよ、鈴。俺、鈴がそんな思いをしているなんて知らなくて。」

 鈴は笑って言った。

「いいよ。姫でも私は鈴だよ。それにね、無理して姫って呼ぶ必要ないよ。」

 僕たちは尋ねた。

「どうして?」

「嫌いなの、姫って呼ばれるの。私の所は城だよ。でもいつも戦争なの。そして、私の呪

のことで頭がいっぱいなんだもん。だから貴族は嫌いだもん。」

「そうなんだ。ごめんな。」

「いいよ。じゃあ私決めないよ、遊び。浩之君達と同じ遊びでいいよ。」

「分った。じゃあ王様ごっこ。」

「おもしろそう。じゃあ私は妃役。」

「いいけどそれでいいのか。」

「いいよ。でもお城ごっこならしてもいいよ。」

「本当。じゃあしようぜ。」

 私達がお城ごっこをして遊んでいたその時、地面が突然揺れ始めた。

「何なんだよ。地震?」

「僕もよく分からないよ。」

「戦争よ。また青龍国が攻めて来たんだわ。」

「青龍国だってよく分からないけどまずいよ。机の下に隠れよう。」

「おう。」

 私達三人は机の下に隠れた。しかし、揺れは収まらなかった。

「揺れが止まらないよ。」

 その時、闇が床から解き放たれた。

「いたいよ。」

 鈴は胸を押さえ倒れこんだ。

「おい。鈴しっかりしろ。おい」

 鈴は意識を失った…

「鈴!」

 僕は鈴を抱き抱えた。

「おい浩之、鈴はどうなったんだよ。」

「闇に犯されて眠っただけだよ。」

「目覚ますの?」

「だめだってよ。今方法を考えてるんだ。どうすれば鈴を救えるか。」

 その時、声がした。

「姫を助けたいですか。」

 浩之は尋ねた。

「誰だよ。」

「どうしたの、浩之。」

「声がした。女の声が聞こえた。」

 拓也達は言った。

「うん、聞こえた。微かな声が。」

 再び声が聞こえた。

「あなたたちには私の声が聞こえます。力を持って生まれてるから。この日本を救うために。」

「この声は巫女の声だ。うわさで聞いたことはあるけど、力を持つ者にしか聞こえないと。」

再び声がした。

「存じていて下さってありがとう。聞いて下さい。今、国は青龍国を止めるためにこの地で戦争をしています。今や姫を守る人はいません。どうか助けて下さい。」

「いいけど。僕らに力があるの?」

「はい。」

「俺らに鈴を守る力があるのか。僕にできるかな。」

 僕たちは不安になった。

 巫女は言った。

「できます。」

「僕たちが?」

「はい。私は光の神、紗綾玲那。玲那とお呼びください。」

 そして、巫女はついに姿を現した。玲那の姿はとても美しく、背には光の羽を生やし、手には剣と盾を持っていた。

 浩之は尋ねた。

「君はどこを守ってるの?」

「私は姫の城を守る巫女です。」

「なるほど。理解したけど僕らは何をすればいい。」

「姫の呪いを解いて下さい。」

「分った。けどやり方が分らない。」

「安心して下さい。私が力を貸します。」

「ありがとう。僕やってみるよ。」

「では、私と一緒に唱えてください。」

「うん。」

「目を閉じてください。」

「分かった。」

 僕は目を閉じた。

「では一緒に唱えてください。」


【術式】

「いにしえの光。僕は浩之。汝の命によりいにしえの光を解き放て。イルーライト!」

いにしえの光が鈴に解き放たれた。

 巫女は言った。

「これで大丈夫。目を開けてください。」

 僕は目を開けた。ふと首元を見るとペンダントが掛けられていた。

「浩之すげえ。魔法のペンダントだ。しかも剣の形している。」

 拓也達は驚いた。

「本当だ。僕も初めて見たよ。」

 巫女は言った。

「それを姫に掛けてください。そしてこう言ってください。姫の邪悪な呪いを浄化したまえ。ライトフェアリー!」

「わかった。」

 浩之は鈴に鍵の呪文を唱えた。

「姫の邪悪な呪いを浄化したまえ。ライトフェアリー!」

 その瞬間、鈴の体がペンダントの光に包まれていった。鈴から邪悪な呪が消えていった。そして、鈴は目をさましした。

「あれ。私どうしたの?」

「鈴。」

 浩之君は私を抱きしめた。

「どうしたの、私?」

「なんでもない。」

「うん。」

 拓也達は言った。

「何でもないわけじゃないだろ。浩之はな、お前が闇に犯されたから浩之が助けたんだ。感謝しろよな。」

「ありがとう、浩之君。」

「うん。鈴ちょっといいかな。」

「いいよ。何?」

 僕は鈴にペンダントを掛け、祈りの言葉を告げた。

「鈴の呪いを払いたまえ。ライトフェアリー。」

「これで大丈夫だ。」

「ありがとう。」

「おう。」

「姫様。」

「あなたは玲那様。」

「はい。私はあなたが生まれたときからあなたを守っていました。」

「そうだったの。今回も助けてくれたのね。」

「いいえ彼です。私は手助けをしただけです。」

「そう。でもありがとう。」

「…はい。」

 妖気が漂い始めた。

「この妖気、青龍国だ。」

「お前、感じるのか気配?」

「うん、ものすごい邪悪な青い竜の気配がするよ。」

「お前よく気配がわかるな。」

浩之は言った。

「感知することができるんだ。」

「すごい。」

 紗綾は言った。

「姫様、これを。」

「これは?」

 紗綾は鈴に短剣を差し出した。

「これはお父様が神棚に祀っていた短剣…」

「はい。これをお使いください。光天様はあなたに授けると言ってました。使い方はあなたのイメージでと。」

「私にできるかな。」

 きっと大丈夫よ、あなた様なら。」

「分りました。父の命、私が引き受けます。」

 神は微笑んだ。そして、神は浩之に言った。

「あなたにはこれを差し上げます。」

「この短剣は何?」

「これは光の力を宿した短剣です。あなたには鈴様を守る力があります。」

「俺にそんな力が…。これで鈴が守れるのか?」

「はい。使い方はあなた次第です。その剣で鈴を守りなさい。」

「分った。ちょっと試していいか。」

「いいですよ。」

浩之は地面に短剣を突き刺した。剣が光った。

拓也達は拍手して浩之に言った。

「短剣も使えるんだ。」

「俺も不思議だよ。でも光っているだけじゃいけないし、ちょっと呪文唱えて見るよ。」

「おう。」

浩之は考えた。

「よし、呪文が決まったよ。いくよ。」

「うん。」

浩之は術を唱えた。

「ゼアールライト発動!」

その瞬間、短剣が光った。そして、光の剣に変わった。そして、盾が現れた。

「これが僕の力。生まれつき持っていた力なのか。」

「すげえ俺はこれだ。セイテスライト。」拓也は魔法を唱えた。

その瞬間、空に光が放たれた。

「すげえな。」

「俺は浩之のように力持ってないから。浩之は感知能力も持っているけど。俺はこれしかない。」

「でもすげえ。」

「あとこれもできるよ。クナンソードライト!」

 呪文を唱えた瞬間、花の剣と光の剣が現れた。

「すげえな俺ら。」

「それはお互い様。」

「二人ともすごいね。」

 鈴は笑って誉めてくれた。

「鈴は俺らの後ろに着いてくればいい。」

「うん。」

「お待ちを。あなたも戦うのよ。」

 神は鈴を引き留めた。

 鈴は言った。

「私も? でも私、力はないわ。」

「大丈夫です。姫だから。」

「いいえ。私は一人の人間です。」

「何が言いたいのですか。」

「もし戦うのなら姫ではなく人として戦います。」

「分りました。」

「ありがとう。」

「はい。」

「浩之君、拓也君、私も戦うわ。ただ条件あるんだけど聞いてくれる?」

「もちろん。」

「ありがとう。」

「うん、それで条件ってなに?」

「私を姫じゃなく人として見てほしい。私は人として戦うわ。」

「いいぜ。俺らがサポートする。人として鈴を見るよ。だから一緒に行こうよ、戦地へ。」

「うん、ありがとう。浩之君、拓也君、私も 戦うわ。」

「よし、皆で倒そう。」

「おう。」

 浩之は言った。

「妖気があるのはあっちだ。急ごう。」

「ラジャー!

僕らは陽気がある方へ向かった。国王は兵軍を率いて青龍国の領土に入った。激しい戦いが続いていた。

 浩之達も戦地に到着した。

「着いたな。」

「うん。」

 拓也は尋ねた。

「鈴、その短剣。」

「お父様が下さったの。私に強くなれと。だから私は戦うわ、二人と一緒に。」

「ああ。そして平和にしよう、三人の手で。」

「おう。」

 一方、青龍国と光天国は激しい戦いを繰広げていた。

「この時を待っていたのだ。さあ滅びるがいい、光天!」

 バン!

「敗北は貴様らだ。ハーッ!」

「王様、きりがないです!」

「一度、退勢を整えるために南に行こう。そこで追い詰めよう。」

「はっ。引くぞ! 退勢を整えるぞ。」

「はいっ。」

「私についてこい!」

「はい。」

 光天王は兵を率い、南に向かった。そして、南の島にたどり着いた王は陣を精霊の庭に這った。

 一方、その動きに青龍国は気づいていた。

「王様。奴ら南に集結したみたいです。いかがいたしましょう。」

「すぐ出発だ。やつらが集結している場所に向かい、叩こう。まずは中央に進入し、西に向かうぞ。行くぞ。」

「はっ」

 友也は兵を率いて、京国国境へ向かった。

 一方、浩之達はその動きに気づいていた。

「戦場が変わった。ここにはもういない。」

「どういうこと?」

「光天国軍は南西にいる。そして青龍軍は中央地区に侵入しようとしてる。」

「そうか。じゃあ急ごう。」

「ああ。」

「間に合えよ。」

 僕たちは中央地区へと向かった。

 一方、青龍軍は中央地区に到着した。そして、西へと向かった。光天国軍はその異変に気づいた。

「王様。大変です。奴らは中央地区からこちらに進入しています。もうじき近づいてきます。あっ、もう来ました!」

「光天、覚悟!」

 青龍軍は光天軍に襲いかかってきた。

「戦闘用意! 開始!」

「わー! 食らえ! ライトレスアーファイアリーライト!」

 兵達は光の術剣で敵に攻撃した。青龍国兵は押されていった。

「くっ、魔術剣だと。ふざけんな!」

 青龍兵を率いる隊長は光天王に立ち向かおうとした。

「今だ! 光様!」

「おう!食らえ! ライトソードフラワー!」

「くっ、まだだ。ブルーライトダーク!」

 友也は兵士に言った。

隊長の力は跳ね返された。そして、次々に軍は倒されていった。

青龍国軍は押されていった。

「友也様。このままではやられます。」

 友也は言った。

「撤退するぞ。」

「はっ! 撤退!」

 兵は王とともに青龍国へと退却していった。

「光様。なんとか乗切りましたね。」

「いやまだだ。ただならぬ妖気を感じる。この気配は青龍国。どうやら別部隊も用意してたのか。鈴がいる。すぐ光天国に向かうぞ。」

「はい。」

 光国は兵を率い、西に向かった。果たして鈴は無事なのか。鈴達は悪魔を倒すことが出来るのであろうか。

幼き私達は日本を守る為戦う事を決意した。そして、悪魔にたち向かったのである。そして、私達は姫路についたときはすでに戦いは終わっていた。

「鈴、何か感じないか。」

「感じる…微かだけど。でもここには邪悪な気配はしないわ。もしかしたら西に向かってるのかも。」

「なるほど。俺にも感じるが光の気配だけだ。おそらく光天村に邪気が集結してるはずだ。」

「行こう。」

 私達が城に戻った途端、青龍国の別部隊が攻めてきた。

「浩雪君、これって?」

「ああ待ち伏せだな。」

 王は兵を率い、青龍国兵、二百万の兵にたち向かった。

「よう。お前らガキの相手は俺たちがする。さあ、さっさと殺してやる。レイトンソード!」

 前線の原隊長が強力な青龍剣で斬りかかろうとした。

浩之は剣を抜いた。

「あいにく僕は死ぬ訳にはいかないんだ。わー!」

 浩之は原隊長と激しい戦いを始めた。

「浩雪君!」

「鈴、ここは俺に任せろ。そっちを頼む。お前にはやることがあるだろう。」

「うん。そっちは任せるわ。」

「おう。」

 私達は気配が感じられる方向に向かった。

「ここなのか。」

「うん。それよりなに、この死体。」

 俺と鈴の前に現れたのは呪でやられた光天国の兵士の死体だった。

「ひどい切り方しやがる。」

「いったい誰が?」

「あの軍勢だ。」

「あれは青龍国。」

「あれ? まだ残りの兵がいたのか。」

「違うわ。あれは別の軍よ。用意していたんだわ!」

「なんてやつだ。」

 青龍国兵は私達の姿を見ていた。

「どうします。我々三人であの二人のガキをかたづけようか。」

「そうだな。では任せるぞ」

「はい。」

 兵士が私達のところにきた。

「よお、神の姫様。我の綬の内輪よ。」

「私は綬の内輪じゃないわ。」

「それを証明する奴がいるわけ?」

「いないわ。けど私はあなたを倒し、城や民を救う。」

「あがくのもいまのうちよ。死になさい。ファイアリー!」

 青龍兵は火の力を解き放ち襲いかかろうとしていた。

「こんなところで死ぬ訳にはいかないわ。フラワーライト!」

 鈴は花の光で兵士の火の力を包み込んだ。

 火の力を使う青龍兵と戦闘になった。しかし、鈴の力は火により消された。

「くっ、どうして?」

「我には聞かぬ。さあそろそろケリをつけよう。最後に名を名乗っておこう。我は青龍国の兵、理欄。王が掛けた呪いを持つあなたを迎えに来た。」

「私はあなたのいる国には行かない。私はあなたたちを倒してこの光天村と光天城を救うまでよ。くらえレイアーフラワー!」

 花ふぶきの力を解き放った。

「効かぬわ。ファイアリーサンダー!」

 鈴の力は火の雷の力により無効化された。

「しまった!」

「死ね、姫!」

 鈴に襲いかかろうとした。

 バン

「俺の存在を忘れるなよな!」

「食らえ。ライトソード!」

「くっ!」

「鈴、今だ!」

「うん。行け、フラワーライトスノー!」

 鈴は理欄に術を掛けることに成功した。一方、浩之は剣の光で前原術剣を跳ね返した。

「ちっ、なかなかやるじゃないか。」

「おまえもな。あいにく僕は死ぬ訳にはいかないから。鈴を守る為に。」

「ほう。いい目をしてるな。」

「お前に鈴は渡さない!」

「ほう。だが終わりだ、ここで。」

「…終わりじゃない! 鈴を守る。そのためにお前をここで倒す。」

そして拓也と鈴は理欄との戦闘が続いていた。

「傷を負わしたことは誉めてやろう。だが無駄だ。ファイアーブル!」

「効かないよ。ライト・エリア!」

「くっ。リメンバーブルー!」

 青き光を解き放った。

「諦めないぞ、僕は。鈴を守るために。ハーッ、食らえ! セサミーブルーライト!」

 光は青い闇を照らし理欄ごと払い始めた。

「なんだと、このガキ。我ごと力を破るとは。揺るさん! あー」

 青き灰になり空へと消えていった。

 だが彼は力を振り絞り再びよみがえった。

「私を倒したことは誉めてやろう。しかし、私は簡単には倒せない。最後に聞く。貴様は何がしたい。」

 拓也は言った。

「貴様を倒しこの世界を救ってやる。」

 理欄は言った。

「坊主よ、いい心がけだ。だが死んで貰う。クーブルーソード!」

 青き光で攻撃してきた。

「諦めない。フラワー睡蓮!」

 花の剣で敵の能力を跳ね返した。

「拓也君。大丈夫?」

「うん。なんとか。そっちは無事?」

「一応。けどこいつはやばいな。」

「うん。」

「さあ終わりにしましょう、少女よ。ファイアーダークボルト!」

 急に空が暗くなり、闇雲が現れ闇の稲妻が私に攻撃してきた。

「こんなところで死ぬ訳にはいかない。フラワーレインズ!」

 鈴は花の結界を張り敵の攻撃を無効化した。

「今よ! 拓也!」

「おう。食らえ。ライトニングブレインソード!」

 光術切り裂きソードで敵の攻撃を受け止め、敵を切り裂いた。

「何? この私を破るとは。アーッ」

 敵は光に包まれ消えた…

「なんとか倒したよ。拓也君のお陰だよ。」

「いや。鈴が頑張ってたから。」

「でも拓也くんが来てくれなかったら私、死んでたよ。ありがとう。」

「おう。」

 一方、浩之は追い詰められていた。浩之は光りの粉の結界で敵の攻撃を無効化した。

「はあはあ。なかなかやるじゃん。」

「けど次で僕はもう終わりね。君は?」

「くそ!」

「終わりじゃない。ライトブレイク!」

「君、だれ?」

「僕は吉岡。よろしくね。君が危なそうだから手伝いに来たんだ。」

「そう、ありがとう。」

「礼はあとでしろ。行くぞ。」

「おう!」

「食らえ。ライトフェリー!」

「効かぬ。レイアレスティー!」

 青龍兵が放った闇が浩之達に襲いかかってきた。

「そんな簡単には死なないぜ。バリアライト!」

 吉岡は敵の闇の力を跳ね返した。

「浩之。あいつの力を無効化するだけじゃ倒せない。だから最強の力を唱えて、ヤツを倒そうと思う。力を貸してくれればいい。僕に続いて言えばいい。僕が術を唱えるから僕に会わせて一緒に唱えて。」

「わかった。」

「ちっ、貴様。ガキめ。」

「行くよ。」

「うん。」

 僕たちは祈り術を込めた。

【祈り術】

「主の神イエスよ。汝に襲いかかるいにしえの的を払いたまえ。主よ。汝を救いたまえ。我らは主に誓いたもう。ライトラーメン。」

空からイエスが現れ敵に光を照らした。

「わあ、まぶしい。くそ、この場でやられるとは。わあっ」

 兵士は光りに包まれ空ヘ消えた。

「終わったのか?」

「ああ。そうみたいだな。闇が少し残ってるがじきに消えるはずだ。」

「そうみたいだね。でも吉岡がきてくれなかったら僕は死んでたよ。本当にありがとう。」

「いいよ。僕も守りたいものがあるしね。」

「守りたいもの。誰?」

「秘密だよ。」

「ほう。君たちが私の娘を助けたのか。」

 後ろから声がした。僕らが振り返ると光天家が立っていた。

「誰?」

「知らないの浩之? 光の国の城光天城の王だよ。」

「光天様。」

「光天様て? 光の王国の?」

 軍は言った。

「紹介します。我々は光天国です。そしてこの方は光天国の王様です。」

「すみません。」

「よい。お前は知らないであろう。だが横にいる園児は知ってるようだな。」

「はい、王様。母から聞いていました。」

「そうか。母は元気か?」

「はい、元気です。」

「ならよい。危ういところだと思っていたが、お前達が倒してくれたようだな。我が娘を守るために。」

「はい。」

「一つ礼を言う。かわいい坊やよ。娘を守ってくれてありがとう。お前が娘を助けたことは確かだ。園児なのにたいした強さだ。伸びがある。」

「ありがとうございます。でも僕は戦いたくて戦ってる訳じゃないんだ。」

「では聞くがお前はなんのために戦っているんだ?」

「わかりません。僕が何の為に戦ってるのか。」

 王は浩之の肩に手を添え笑って言った。

「幼いから無理もないであろう。だが簡単な答えはあるであろう。」

「あります。」

「申してみよ。」

 浩之は言った。

「鈴のためです。」

 王は誉めた。

「よく言った。幼いが上出来だ。なら鈴の友達として支えてくれるかな。それが私からのお願い事だ。」

「はい。」

「感謝するぞ。これからもよろしくな。」

「はい。」

「では失礼する。」

 王様は兵を率い、園児達の前から去っていった。

「いいのかよ、引き受けて。」

「いいんだよ。俺がしたいから。」

「ふーん。」

 後ろから声が聞こえた。

「二人とも大丈夫?」

「鈴、拓也、無事だったんだ。」

「うん。私達二人で倒したんだ。」

「すごいね。」

「こいつがいなかったら俺は死んでた。こいつがが来てくれなかったらあいつを倒せてなかった。」

「そうなんだ。でも浩雪君。彼を指差しちゃだめ。失礼でしょ。」

「ごめん、鈴。」

「いいよ。私からも礼を言うね。ありがとう。」

「うん。」

「名前なんて言うの?」

「吉岡啓介。」

「吉岡君ね。私、鈴。そういえばよく教会で会ってたね。」

「そうだったな。」

「いま思い出したわ。よろしくね。吉岡君。」

「ああ。」

「そういえばあなたも強いの?」

「もちろん。僕も君を守るために戦ってるから強くないと。だから僕は鍛えてきたんだ、園児だけど。」

「そうなんだ。じゃあこれからも私のために兵士として青龍国と戦ってくれる?」

「僕たちも君と同じでまだ園児だよ。」

「それは分かるけど。私はただお願いしてるだけだよ。」

「そうなんだ。わかった。理のためなら僕たち何でもするから。なあ、拓也?」

「うん。」

「ありがとう。これからもよろしくね。」

「おう。」

 浩之は言った。

「そういえば鈴。さっきお父様が俺たちのところに来たんだ。」

「お父様が? それでお父様はなんか言ってた?」

「いや、何も。」

「そう。じゃ帰ろう。」

「うん。」

 僕たちは自分の屋敷に帰還した。

 一方、青龍国は城に戻り作戦を行い始めた。

「くそ。このままでは光天家にやられる。」

「どうします。奴らを皆殺しにするしか方法がありません。」

 友也は激怒した。

「貴様は子供の命を奪えというのか。」

「それは…。」

「我らは光国の姫、鈴に青龍の呪の呪いをかけた。まだ勝ち目はある。だが子供らは強い。いずれ我らにたち向かう敵となろう。それまで時を見よう。そして、その時が来たら戦おう。」

「はい。」

 一方、光天国では穏やかな気配が少しずつ近づいていた。

続く

【英雄王子と成精鉱王女】後編

浩之は鈴に挨拶に光天国に訪れた。

「こんばんは、鈴。」

「こんばんは。どうしたの?」

「鈴の無事を案じて来たんだ。」

「そう、ありがとう。」

「うん。鈴君に聞きたいことがあるんだけどいいか。」

「いいよ。拓也とはどんな関係。」

「友達だよ。」

「俺にはそんなふうに見えないよ。もっと別の関係に見える。」

「そんなんじゃないよ。あの時拓也君が来てくれなかったら私、闇に犯されてた。」

「そうか…。 あともう一つ聞くがいいかな鈴。」

「いいよ。なに?」

「最近変わりないか。ほら闇とか?」

「うん。それは大丈夫。ねえ私モテモテね。だって皆私が好きだもん。そう思わない?」

「それは…」

「吉岡君だって拓也君だって浩之君だって同じじゃない?」

「僕はあの二人とは違う。」

「どう違うの?」

「好きの意味が違う。」

「浩之君は私のこと、友達として好きなの?」

「それは…僕は…」

「待て。言うなよ。」

 拓也が突然僕と鈴の前に現れ、僕に短剣を抜いた。

「ちょっと拓也君。短剣を下ろして。」

「だめだ。浩之君は私と話してただけだ。」

「うるさい。鈴は口挟むなよ。これは男の問題だ。黙って見てろ。」

「拓也君。」

「拓也…どういうつもりだ。短剣を下ろせ。」

「嫌だね。君に言われる筋合いはないよ。それに鈴に好きって言っていいのは僕だけだ…。なのにお前は鈴に告白しようとした。僕は君を許すことができない。」

「拓也。やめるんだ。」

「君に何が判るんだ。浩之、ここで死ね。」

「拓也。やめろ。お前とは戦いたくない。」

「うるさい。はー!」

 拓也は短剣で浩之を切り裂こうとした。

 見ていた鈴は泣きながら訴えた。

「お願い、拓也君。短剣を捨てて。お願い、殺さないで。お願い!」

 僕は殺されると思い、目を閉じた。

 バン!

 誰かが短剣を受け止める音がした。僕が目を開けると、あの時俺を助けてくれた吉岡君が立っていた。

「吉岡!」

「君たちやめろよ。争いをする君達、僕嫌いなんだ。それに僕も鈴のこと好きだよ、拓也と浩之と同じように。けど決めるのは鈴なんだから。僕たちが決めるんじゃないんだしね。違うか?」

「そうだな。ごめん鈴。」

「うん。」

「ただこれだけは言える。今一番幸せだということだ。そう、ここに友達といるから。そう思えた…。」

「ねえ、吉岡君。もう喧嘩収まったの? お願い、喧嘩はやめて。」

「喧嘩じゃない。男だけの取り合いだ。」

「誰の?」

「鈴しかいないだろう。」

「もしかして、二人とも私のこと好きなの?」

「当然だ。」

「私、好きな人いるよ、三人。」

「誰だよ。」

「拓也君と吉岡君。」

「やっぱりいるじゃん。ライバルがよ。」

「もう一人は?」

「言わないよ。中学生になったらその子に言うよ。」

「わかった。俺らにも教えろよな。約束だよ、鈴。」

「うん。」

 僕たちは鈴と指切りをした。

 あれから月年が過ぎた。

 私達は小学生になった。

 吉岡君は違う学校に。拓也と浩之、雄介君は同じ学校になり、私達は、クラスは違うが仲がよく、いつも一緒であった。

 理由は、戦いはまだ終わっていないからである。

「おはよう。鈴。」

「おはよう。あれから 敵が攻めてくることはないの?」

「ないよ。って、浩之。なんで後ろからついて来るんだよ。」

「ごめん。鈴がお前に取られるのが怖いだけだ。」

「なんだと。お前に鈴は渡さない。」

「なんだと。」

 その時、地面が揺れた。

 ゴロゴロ。

「なんだ。この揺れは。地震?」

「違うぜ。ものすごい妖気を感じる。闇だ。」

「きゃーッ、浩之君、助けて!」

 鈴は地面から吹き出た闇に引きずられていた。

「鈴! させるか! ブルーセレクト!」

 青き光で鈴を救おうと探検の力を闇に放った。しかし、闇はそれを吸収し跳ね返した。

「なに! 俺の力を跳ね返すとは。これは前と違う!」

「確かに。呪の気配が違う。もしかして別の敵の仕業かもしれない。」

「だとしても戦わないといけないだろ。」

「だな。それより鈴は?」

 浩之は辺りを見渡した。鈴はロッカーの前に倒れていた。

「鈴、大丈夫か?」

 僕たちは鈴の傍に駆け寄った。

「鈴、しっかりしろ!」

「……。」

「浩之、鈴は?」

「息はある。ただ闇に呑まれ意識を失っているだけだ。それに脈も動いてるし。だから鈴はまだ生きてる。」

「浩之…、俺はお前の奇跡に託す。」

「おう。だから鈴は俺が助ける。お前はここで待っていろ。俺になにかあったらその短剣

で助けてくれ。」

「わかった。浩之はどうするんだよ。」

「鈴を助ける。鈴は俺が好きなんだ、たぶん。だから助けに

行く。それに鈴の力を感じる。俺には分かるんだ。」

「お前には敵わないさ。行ってこい。そして必ず戻ってこい。

夢の闇に負けるなよ。お前が死ねば鈴も危ないんだから。」

「ああ。やつの力は弱まってる。さっき俺が力で無効化した

し。だから今がチャンスだ。」

「死ぬなよ、浩之。奴の力は外で弱めることはできても夢で

はそうはいかない。気をつけろ。」

「おう。」

「行くぜ。…闇の地面の扉を開きたまえ。青き光よ、セリ

ナーブルー!」

 浩之は地面に光を解き放った。その瞬間、闇の扉が開いた。

 「これが闇の扉か…。」

 その時、闇が浩之に襲いかかった。

「危ない! 精霊バリア!」

 拓也は浩之に結界を張った。結界は闇を跳ね返した。

「助かったぜ。」

「礼はいい。この結界は長く持たない。俺が食い止めてる間に飛び込め。」

「わかった。」

「気をつけろ。」

「ああ。必ず戻る。」

「浩之。必ず鈴とともに帰ってこい。約束だ。」

「おう。」

 二人は拳をぶつけた。そして浩之は短剣を抜き、握りしめて闇の中に飛び込んだ。その瞬間、闇が浩之に再び襲いかかった。

「こんなところで死ぬわけにはいかないんだ。ブルーバリア!」

 浩之は精霊の結界で敵の攻撃を跳ね返した。

「助かった。けど鈴の姿がない。ただ俺を襲ってきた闇が消えた。」

「浩之。大丈夫か?」

「ああ。闇の気配はしない。鈴の気配を感じる。この闇の向こうにいる可能性が高い。俺はこの先に行く。」

「わかった。必ず戻れよ。」

「おう。」

「じゃあまたな。」

「うん。」

 僕は心の中で思った。

 鈴を助ける。鈴は俺が好きなんだ。待ってろ、鈴。すぐ助けるから。

 浩之は闇の中に走り、飛び込んだ。

 「どれくらい眠っているんだろう?」

 私は夢の闇の中にさまよい続けていた。

「ここはどこ? 夢の中?」

 私は闇の空間に立っていた。辺りは闇ばかり。

 遠くから声が聞こえた。

「さあいらっしゃい。我が源の元へ。我は王の力でできた成精鉱王女未来よ。あなたはもうここで生きるの。私とともにこの世界を支配しあの光から。あなたは呼ばれたの。私が闇であなたを呼んだ。あなたは私の道具。」

 声が強くなった。闇のほうから聞こえたそれは女の声だった。

 私は恐怖を感じていた。

「なんで夢なのに声が聞こえるの?」

しかし、私は闇に引きずられ、ついに女性のもとにたどり着いた。

「あなたが未来?」

「そうよ。さあ私は全て話したの。覚えてる?」

「はい。でも私はあなたのいる場所には行かない。」

「そう。でもそれは私の配下により変えられた。あなたはこの友也の下部の道具になるの。あなたがいる世界には平和がない。」

「そんな!」

 私は崩れ落ちた。未来は私に近づき座った。

「未来様。私は…。」

「もう大丈夫。私とともに友也を守るの。それであなたの運命が決まるのよ。それがあなたの運命。」

「私の運命が?」

「そうよ。」

 私は近づいた。

「さあ。」

 私は少女にもたれた…。

「…。」

 果たして鈴の運命は。鈴は闇の支配から逃れ得られるのか。


本の内容の補足・背景

私が蒼天乃王をテーマに書こうとした理由は私の兄が孤独な生活を送っていたかです。私はそんな義理の兄の姿を見てきました。そして私の家族と接するごとに徐々に誰かに救われ、そして幸せな人生を送りつつあります。人とも関われるようにまでなりつつあります。蒼天乃王はそんな兄の人生を描き執筆しました。

主人公友也は兄をイメージしています。

読者の皆さん蒼天乃王を読んでくれてありがとうございます。また続きも楽しみにお待ちください。

皆さんの感想お待ちしています。

関係者への謝辞

家族の皆さん、お祭りを通し、素敵な演舞を見せてくれてありがとう。そのおかげで

蒼天乃王が完成しました。ありがとうございます。そして職場の同僚の方もサポートで読んでくださりありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。

結びの言葉・日付け

結びの言葉

人は心の中にチャクラを持っている。それは自分自身の力である。けどそれを悪夢に染めてはいけない。

私達には光と闇がある。

どうでもいい世なのかではないんだよ。暗闇の中から光が差し込んでくる。笑え

2026年1月12日 茶者椿

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