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精神疾患やASDの当事者へ

作者: 羽柴

 まず最初から結論を言います。精神疾患やASDは『他者に絶対理解され』″ない″です。

悲しいですが現実的な話です。私は精神疾患(統合失調症)とASD(アスペルガー症候群)を持っています。様々な方に理解を求めた時期もありました。しかし一般人はおろか専門家である医師やカウンセラーすら理解はしませんでした。簡単な話、逆にしたらわかりますが相手の思考を理解するのは難しいです。精神疾患やASDは更に理解するのが困難です。差別の温床は歪曲された『理解』つまり曲解です。理解してるように見える人も専門家すら理解できない我々の思考を理解するのは不可能なので自分自身で『健常者』から距離を取りながら生活しましょう。

 また仕事などで健常者に関わらなければならない方は社会的に無論9割を超すでしょう。障害者年金とは最低限の『お小遣い』です。仕事をしなければいつかは飢えて死んでしまいます。健常者と関わるにあたり注意点を以下に述べます。


1・気を使いすぎない

精神疾患やASDの当事者は健常者から異常だと、或は否定され続けた方が多い印象を持ちます(かくいう私もです)。なので気を多分に使ってしまい更に気を病んでしまう可能性が高いです。理解させるために気を使い、気疲れしてしまっては本末転倒なので無理に理解させるのもやめましょう。無理なものは無理。できないと思ったり自信がなかったら拒否しましょう。ここは自分に甘くなった者勝ちです。″そもそも同じ土俵で勝負をさせてもらえない環境が悪いのだ″と考えましょう。また謝りすぎるのも相手を付け上がらせたり、顰蹙を買う原因になりますのでやめた方が良いです。自分に〝正当性があるな″と考えている時は自分を信じて謝らないのが最適解です。最後に気を使わなければ退場させられる環境に身を置くのはやめるか退場しても大丈夫な場所を選びましょう。生き抜くためには徹底的に自分に信頼を置くことが大事です。


2・考えすぎない

健常者は我々より無思考で発言する方が多い印象があります。偏見かもしれません。しかし総数が我々よりも多いのでそのような方が我々より多いのは事実です。パッとした場面で出た言葉を重くとってしまい気を病んでしまうのは私もいまだにあります。しかしこれは負の連鎖です。気を病めばそれだけ逸脱した思考になりやすいのは健常者とて同じ。我々が気を病めば更に逸脱するでしょう。我々が一般に認められていない現環境では如何に『自己中になるか』が気を病まない術です。健常者の一言に対して考えすぎるよりより有意義な時間の過ごし方を会得するのも手です。例えばイラっときたり傷ついてしまったら運動したり筋肉をつけて自分に自信を持たせたり、奮発して良いご飯やカラオケなどの娯楽をするのも良いでしょう。ここで誤解させたくないことは『我々は一言言われてすぐリラックスできはしない』ということです。つまりそれが我々たる所以であり短所でもあります。しかし先程述べたような事をすれば苛つきを動力源に変え無尽蔵のエネルギーがあると言う長所になるわけです。イラっとしたら場所を変えて動力源にしてストレスを食べてしまいましょう。


3・壁を作る

こう書くと一見逆効果に思えます。しかし私は至って真面目です。そもそも理解されないのだから壁を作って一線置くことは無駄ではありません。理解し合う又は理解に到達できる過程を作ることができる健常者同士をプラスとマイナスで考えると、健常者と我々はマイナスとマイナスです。くっつくことはありません。ならば壁を作り現状を保持し無理に理解させようとしないことが重要です。こうすることにより健常者側が意外にも我々を少し理解することはあり得ます。ただ一割に満たない理解です。しかしその少しの理解でかなり楽になることもあるので健常者が『ぐいぐいくるな』と感じたら壁を作りましょう。一旦最初の出会いに戻し軌道修正します。この作業自体は健常者でもやっており相手も高く理解してくれる可能性はあります。


健常者との関わり方で三つ重要注意を書きました。細かな点を書けばキリがありませんが、大きく分けてこの三つが最重要です。余談ですが、近年自殺者数や殺人件数が増加してます。他人に理解されないから心身を傷つけて自殺や事件に走るくらいならば自分のために他人に理解できないことを長所にしてしまいましょう。健常者のために人生棒に振ることはありません。人生やりたい放題しちゃいましょう。それが法律や秩序なんてものに障ってもです。人生とは楽しんだもの勝ちだと私は考えております。皆さまどうか気を病まない人生を送ってください。また自分に誇りを持ってください。我々は彼らから見たら異常者かもしれません。しかし歴史的発明を最前線立って推し進めたのはほとんどが我々です。私は我々が異常だと言われて誇りを持つくらいが丁度いい生き方だと考えてます。

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