コラム:ウサン
ウサン
アスリマ大陸およびニーネスタ島で広く栽培されている野菜
紫色の実をつける紫ウサン、赤い実をつける赤ウサン、緑の実をつける緑ウサン、香辛料の材料となる細ウサン、地中の芋を食用とする芋ウサンなどがある。
紫ウサンは濃い紫色の外皮に覆われ、中は白い。
加熱して食される。
代表的な料理に、紫ウサンの煮浸し、紫ウサンの肉詰めなどがある。
焼いてすりおろしたジンジャーと紫ソース(オオマメから作られる調味料)をかけただけでも美味しい。
赤ウサンはオレンジから赤色の瑞々しい実。
アスリマ大陸では生食や、煮物に使われるが、ニーネスタ島ではまだあまり馴染みがない。
香辛料などを加えて煮詰めた赤ソースの材料となる。
緑ウサンは中が空洞な実を食べる。
苦味があるため子供が嫌いな野菜の第一位。
半分に切って中の種をとり、肉詰めにした料理が代表的である。
千切りにして炒めても良い。
近年、生のまま冷水にさらし苦味を押さえた「パリパリ緑ウサン」が飲み屋のメニューとして人気がある。
細ウサンはとても辛く、料理のアクセントとして使われる。
干して粉にしたものは香辛料として利用される。
穀物の保存時に一緒に入れておくと虫除けにもなる。
扱ったあとは必ずよく手を洗っておくこと。そのまま目を擦ったり、トイレに行くと地獄をみることになる。
芋ウサンは子供の拳ほどの大きさの芋で、加熱して食用とする。芽には毒があるので調理する前に取り除く。ふかした芋ウサンにバターをつけて食べると美味しい。
表面が緑色になったものは毒があるので食べてはいけない。毎年収穫時期に緑色の芋ウサンを食べて中毒になるニュースが絶えない。いい加減学習して欲しいものである。




