女勇者の禁書覚書10
このことは自分から避けているようであまり友達が好まないことをを分かりたくないのか経験が足りないせいにしているだけなのか・・・私は子供なんだろうか?そう考えることがたびたびあった。
隣の席が嫌だというのは理由はわからないでもないが、直接聞きたいことがあったが、とはいえ手紙で友達とやり取りするのはかなりためらう。
会うことができるために書く必要性も書いた後、待つ時間も待っていられない。
あーあ、明日は聞きにいかないと駄目なのに・・・あんまり晴ればれとした気分ではなかった。
どうか明日はすがすがしく晴れますようにと願っていた。
帰る途中、その道中で夕方になり、帰るのがしんどかった。
日々運動をしているとはいえ最近始めたばかりでこのような待ち予約ですらなぜか気疲れして眠くなるのだった。歩いていると眠気はそんなに感じないが公園のベンチなどに少し休んでからと気を少しでも緩ませて座っていると、うとうとし始める自分に気づき慌てて家路を急ぐ始末。
そのようなときは近い場所でよかったといまさらにしみじみと思う。
今日はそれほど眠気がなく、途中、少し広めの公園があり、川岸の公園ほどではないが広く気に入っているここは昼間でもほとんど人気がなく、今もしんと静まり返って人はいない。ここはベンチがちらほらとあるため、椅子がある場所に行き、そこに腰を下ろして夕方のきれいな夕日を眺めた。
短く刈られた芝は、今は枯れて黄土色になってはいるが、また再び春になれば青々と茂り、匍匐を出して勢力範囲を広げていくことだろう。この公園は少し土をもってある場所があり、そこにも木製のベンチがあり、休憩することができた。その小高い盛ってあるところまで行き、頂上にあるベンチに腰を下ろす。そこは四角すいになっている、見た目は木製の屋根があり、雨の時はたまにここで一休みをしていることがある場所だった。ところどころにある雲の空と夕日を見やると・・・。
きれい。
そう思わずつぶやいてしまった。
私はどちらかというと晴れた晴天の青空が好きだった。澄みきっていて、それを見ているとこちらも何か考え事、悩み事など吹っ飛んで行ってしまって、今まで悩んでいたこと、考えていたことさえもなんだか大したことないようになってきて気分が高揚してくるのだった。
明日へのやる気がむくむくとわいてきて、何事にも積極的になれそうでその気分がとてもよく、爽快で病みつきになりそうで何度も見に外に行ってしまうのだった。家の中でじっとはしていられなくなる。そんな気分にさせる青空があると思いみると明日はきっと今よりいいことがあると期待感がいっぱいだった。
しばしその空に見とれていると水を飲みたくなり、椅子に座るとカバンから水筒をだして、水筒の蓋に水を注いで、水をがぶ飲みしてそれを何度か繰り返して、飲み終わると今度はおなかが減ってきて・・・。
「おなか減ったなー」
思っていたことを口にしたのだった。
「はー」
その一息は思わずのため息でもあったが一息ついた呼吸でもあった。心の中では少しの間だけと今だけはと思いながら帰ることを遅らせて夕暮れを見ていた。
きれいだー。
最近よく見に行く光景だが、いつみても飽きることなくきれいだと思う心情は変わらない。今日は赤やけではなく、あまり見ないピンク色の夕暮れで空とは言わずに全体がピンクに包まれていたのだった。
珍しい光景に見とれていた私はあと少しを長伸ばしにしていた。
ようやく椅子から腰を上げて自宅に向かったのは日が暮れてあたりが暗くなってきた時だった。
この光景も、今は日課になりつつあった。
家に着くと玄関のドアを開けて施錠をしたかを確認して、それから靴を脱ぐが脱ぐときは足で脱ぐようにして急いで脱いだ靴をきちんと手では並べずに足のみでそろえて廊下に上がる。
「ただいまー」
母が台所から出てきて玄関まで来て出迎える。
「おかえりなさいーお疲れさん、塾でしょ?」
「そう、今日、ごはんなにー?疲れた」
「年寄り、その年で何言ってんの、今日はスープと野菜物と漬物と・・・」
これは質素だなと感じた。
父が外食するときはいつもたいていはそうだった。
いわゆる手抜きではあるが文句が言えないし、いうものなら「食べなくてもいい」と一蹴されてしまうため、文句が言えなかったがこれはこれでおいしい。だけど物足りないものではあった。
もっとがっちりしたもの、肉なども食べてみたかったがそれを言うときっと返事はわかっていたが一応聞いてみた。
「おかーさん、たまには肉がいい」
「また、今度ね」
「ええ、肉にしようよ」
「また今度、もう用意しちゃっているから」
これ以上言っても怒り始めるのが落ちでしまいにはそろそろお嫁さん考えなさいなど言い始めるだろう。
「まだ時間あるから部屋でゆっくりしていたら?」
「そうしますー」
「そう言って階段を上がり始めたとき「はっ」と妹のことを思い出して、母のほうを振り返って台所へ行こうとしていた母を呼び止めた。
「おかーさん、リナは?」
母はこちらを振り向いて一言。
「いるんじゃない?」
母のその声を聞いて、私は再び階段を上り始めた。
リナ、今日はいるんだ。いつもいないのにリナの部屋にでも行き、声でもかけて様子でも見てみるかと思ったが、自分の部屋に差し掛かった時、眠くなってきていて妹を訪ねずに自分の部屋に入ってしまい、ドアを閉めて立ったままドアによりかかるようにして顔を天井に向けて眠気をこらえていたがさらに眠気が強くなって、このまま寝てしまうよりはよいと思い早々と床にはいるのだった。
今寝ると夕食が食べらえそうにないと奮い立たせようとしたが無理そうだった。ちょっとだけ・・。時計をtりらりと見たが無意識ではこれはおかしいと思ったかもしれないが、意識下に上がってくることはなかった。
眠気が強くすぐに寝てしまった。
時計を正常な頭でしっかり見ていたなら、その時計の針の異常さに気づいたことだろう。なにせ左右に振れていたり、秒飛びが大きくなっていたり、小さくなっていたりしていたのだから・・挙句の果てに逆回りしていたなんて・・。
「ごはんよー」
母が階段の下から叫んでいる声は聞こえていたが、どこか遠い声なために眠気が強いために寝ていることを優先した。
「ごはんよー」
再び母の声が聞こえてドアをノックする音も聞こえてきたが返事はできなかった。
そこまでが僅かに記憶に残る昨日だった。
今日は深夜に起きてしまい、寝ぼけているせいとくらがりで時計を見てもおかしいとは気づかなかった。
暗がりで時計を見たときこの時計変?いや変ではないよ、こういう時計だと認識してしまった。頭がよく回っていないことがそうさせていたことは明白。
暗かったために針が変な動きをしたような気がすると見間違いかと・・・。その時、時計が反対周りをきれいにしていただけだった。
深夜に起きてしまい、しかも夕食を口にしていないため、おなかが減っていて廊下の小さいタンスに置いてあるランタンを探して部屋を出た。ランタンはタンスの鉄の皿の上にマッチとともにおいてあり、そのランタンにマッチを箱でこすり火を起こしてランタンに灯りをともしたのだった。
その明かりは階段とその周りを照らし出す。
深夜に起きてランタンにマッチで火をつけて階段を下りていき居間まで行くとテーブルの上にランタンを置いたのだった。
いつも母は私や妹が疲れて夕食を食べずに寝てしまうとテーブルに夕食を作りおいていくのだった。妹の分はない。しっかり時間通りに食事をしたらしい。
その時は母のその行動に感謝しながら椅子に座ってその夕食をたべ始めた。
最近これもパターン化してきていなーと思い始めていた。
あまりよくない傾向だと感じながら冷めたスープ、漬物、ご飯と交互に口にしていったのだった。
なぜか今、一瞬だけ寒気がした。なんだろうあまりよくない記憶がよぎるがそれも一瞬ですぐにあれ?なんだっけとなり、まあいいかなとなっていった。
ランタンの油が切れそうなので台所の油を棚を開けて探し、下にあるランタンの油受け皿に給油しておいた。
確かこれでよいはずだと思いながら五分ほど待ったが消える気配はなく、燃え続けているためこの油でよかったことと、給油場所を確信したのだった。
食事が終わり食器を台所に落とし込んでテーブルの中央に置いていたランタンを持ち上げて居間を後にして階段を上がって行った。
階段を上がっていく途中、階段の窓を開けて外を見た。肌寒い寒気が室内に入ってくる。
呼吸をしている鼻からも頬っぺたからも寒気の冷たさが伝わってくる。吐く息も白い。
よく澄んでいる空気だと思った。眠気もすぐになくなっていくことがはっきりとわかるほどの冷気だったがなぜか心地よかった。
開けた窓から外の星空を眺めた。家々は暗くあたりは暗く静まり返っていた。
快晴の星空の上に今日は満月のようで月がとてもきれいで、そのせいでより神秘性を引き出していた。
ずっとこの風景を眺めていたい。
周りをゆっくりとみていくと少し離れている家の中から明かりが見えたのだった。
私と同じように早く寝すぎて今、食事でもしているのだろうか?まさか・・・ね。
しばらく見ていたが明かりが動く気配すらなかった。
その時はあまり気にしないようにしていた。
また妙なことだったらと思うと眠れなくなるためだった。
階段を上がり切り、廊下にある物入タンスの上にランタンの灯を蓋をスライドして消してから、そこに置いたのだった。
自分の部屋につくとドアを開けて中に入り、扉を閉めてベッドに寝転がってそのまま布団をかぶりさっきのことをあまりきにしないように心掛けた。なんでもないことで考えすぎだと・・・。
すぐにねむくなりだんだん眠りに入っていった。
鳥のさえずりが外から聞こえてくる。目を覚まして起き上がると、まだあたりは暗く窓を開けて明るさを確かめたのだった。やはり暗く、まだ夜といってもいい時間帯だが確かに明け方だった。
朝方、早く起きて日課になりつつある散歩と自己トレーニングを始めていた。
散歩は都市外を行くために短剣、水筒、斜め肩掛けカバンをもってでかける用意をする。
なるべく階段、廊下と歩くときは忍び足で歩いていた。
少なくてもバタバタと騒がしく足音を立てることは避けた。
玄関まで付くといったん持ち物を確認して、すべて持ってきていると確認し終えると紺の運動靴をはいた。
玄関のドアを静かに開けて静かに閉めて、カギをカギ穴に差し込んで回して施錠をして、それを確認するためにいったんドアノブを回して開かないことを確認する。
ランタンの灯を消していることを記憶をたどりながら確認していって、一度時計を見たいと思い時計を見るためにドアのかぎを開けてわざわざ玄関の時計がある場所があるのにそれを忘れていて、自分の部屋まで見に行ってしまったのだった。
玄関に時計が置いてあることを忘れてしまっていたのもあるがそれは玄関の時計が正確な時間を指示していないために部屋まで行ってしまった理由かもしれない。
部屋に戻って時計を見てみると暗がりでも止まっていることがわかり、そのため時計のねじを回すために時計のすぐ横に置いてあるねじを手に取り、ねじを時計の差し穴に差し込み数回回して様子を見てみるが何の動きもないために故障と判断しかけた時、改めてまじまじと時計を見てみると時計の針の異常に気が付いたのだった。
一瞬、気のせいかと思ったが針が秒針が片回りしかしていないはずの秒針がちまちまとわずかに左右に振れていてよく見ないとわからないほどだった。小さく音も出している。小さい音が出ているのは正常だが秒針がちまちまと左右に振れているだけとはまずない。これでは時計の針が進んでいないのと同じだった。例えねじ巻きが足りなくてもその時はそこの部分に秒針がとどまり動こうとして入るが動き出さないとでけであり、それならよく見てきた光景なのである。
その時計の秒針を見るために相当近くに目をやらなければならず近視になるのではないかと懸念したために近くで見ることをやめた。そのためほかの方法を考えてそれは時計を耳元にやりちこちこと音で確認する方法にしたがそれだと秒針の動きが弱いぐらいにしかわからず後で昼間でも見てみようと決めて再び外を目指して階段を下りて行ってしまい、結局、玄関の普段なら少し遅れているはずの時計を見ることになった。玄関の時計のほうは正常に動いているようだった。しっかりとした秒針の動きとわずかな針音が聞こえてくる。
その時計の動きはそれほど突拍子もなかったのだった。はっきり言って一瞬確認した程度では頭に入ってこなかった。しかしこれはねじの巻き方が足りなくなったと思い込んでしまった。そーだ、部屋で巻きなおしたとき、慌てていたためにまきが足りなかったんだと・・。
それは完全な誤算で針がちまちましていても左右に動くことなどない。
ねじ巻きは時計とともにあり、まだ玄関まで来ただけだが再び確認するのを億劫がって部屋に行って時計を巻き戻すことはしなかった。
まあ、いいか後でやれば・・そう考えながら玄関をを出てまずいつもの装備を再確認した。
短剣、よし。水筒、よし。バッグ、よし。ベル、よし。ハンカチ、よし。忘れ物なし、よし。
玄関で運動靴をはき外に出てから戸締りを確認して、外に出る。散歩に行く途中に寄り道をした。
あの灯りがあった家まで足を運んでみたのだった。
その場所は自宅から数件ほど先にあるところなのですぐについたのだった。
そこは空き家と母から聞いていた場所で目の前に今、立っている。が何か不安を掻き立てるものがあるため腰にある短剣を確かめるために手を伸ばして短剣のケースとつかをゆっくりと確実に手で触って確かめるのだったがなかなか手で探り当てられない。
まだ短剣の場所をすぐには触れらずにいたためにこれはまずいと思いなおして目で直接確かめたのだった。
いざ使う時があったらすぐに抜けなくては致命傷になりかねない。
左側につるしてある短剣ケースはベルトに通すタイプのものであり、しっかりと持ってきていることを今度は手探りで確認して、基本は自分の身は自分で守るものなのだから。今の時代は法律ができて裁く場所があったとしても何かあったときに何もせずにいると傷つき命までなくすことになりかねないために、いざという時に備えて自衛できるように短剣を確認することは自分のことは自分で守るのだと自分に言い聞かせるためのものでもあった。
しばらくはその家の前にいて、中の様子を見ていたが家の中の様子はひっそりとしていて何かしら人の気配がなく、庭草の手入れが一切されていなく枯れ草がそのままにしてあった。
その家の人と会わないことなどからも人が住んでいるようには見えなかった。
外見も何となく埃っぽく、人が住んでいるのならポストにほこりはかぶっていないだろう。
しかし今日、朝方みた明かりを説明できない。まさか幽霊とかのしわざとかとも考えてもみたが、ここらあたりにそのような不吉なことは聞いたことないと母が言っているため、つまりはここは戦場ではなく、また事件など起きていない場所で、ここは人が住む前はただの原っぱだったと聞かされていて、またそこは貸し家、試し家のたぐいであるときいているので、たまに見に来ている人かとも考えもしたが夜中に見学とはあり得ない。それで考え出されるのは一度契約して住んでみたが意に沿わないために辞めたのだと考えて、どう見てもそう考えるのが自然なのでその結論で納得せざる得なかった。
しばらく様子を見ていたが、やはり人の気配がない。やはりここには誰もいないのか・・・。
朝だから気配がないようだとは思えない。
たびたびここの様子を見てみようと決めて、いつもの散歩コースに変えるべくもと来た道に行こうと振り返った。
空を眺めた。空はまだ暗いがわずかに明るみが出てきているように思えて、今日一日はきっとすがすがしい一日になるだろうと思わずにはいられなかった。様子を見に来た家のほうを見て少しの身震いを感じた。
いつもの散歩コースを歩いていくと公園のような広場が、畑がいくつもあり、住宅街をこえて倉庫地帯に入り、それを過ぎると小麦畑と稲作地帯にはいり、あたりは刈られた穂に包まれていた。
稲作も小麦もこの時期は何も生えていなく、刈り取られた穂だけが短く残っていて、もっと正確に言うならば枯れたその穂にはわずかながら実りを見て取れて、再び刈り込んだ後に生えてきて、成長して実らせたものだと分かった。その周りには何のわらなのかわからないものが積んであり、余計に風情を煽り立てていた。
実に何だか灌漑深い光景だが、冷たい風が頬を伝い、鼻から吸う息が冷たく少し痛く鼻の粘膜を刺激している。しかしなぜか心地よく引き締まる思いで散歩もしがいがあるってもんだと考えもしていた。
歩いて小一時間ほどして都市の入り口の門が見えてきた。




