6.決着のあとに。
急に熱くなりすぎでしょ。
_(:3 」∠)_
「――ボクの、勝ちですね」
「あぁ、そうだな」
アレックスはうな垂れて、クラウドの言葉に答える。
自分はこの青年に敗北を喫した。今まで、自分より強い存在を追い求め続けて、ついに巡り合ったのだ。悔しい反面に清々しい気持ちがある。
そして同時に、これでようやく『終わり』を迎えられるのだ、と。
彼は小さく笑みを浮かべた。
「聞かせてください、アレックスさん」
その異変に感づいているらしい。
クラウドは静かな声で、男にこう訊ねた。
「どうして、負けるような立ち回りをしたんですか?」
「………………」
青年の言葉に、アレックスはゆっくり目を閉じる。
そんな相手にクラウドは、重ねるようにこう言うのだった。
「ボクの動きを封じたあの瞬間、本気になれば戦闘不能にできたはずです。それなのに、貴方は寸前で攻撃の手を緩めた」
僅かな変化。
それを理解できたのは、おそらく彼自身もひとかどの剣士だからか。
アレックスはふっと息をついて、再び目を開いた。そしてクラウドを見て、こう口にする。
「いいや、確実に仕留めに行った。それを回避したのは、クラウドの実力だ」
「………………」
「ただ――」
目を、静かに細めて。
「訊きたいのだろう? 俺がどうして――」
自嘲気味に笑いながら、こう続けた。
「死に場所を探しているのか、を」――と。
面白かった
続きが気になる
更新がんばれ!
もしそう思っていただけましたらブックマーク、下記のフォームより★★★★★評価など。
創作の励みとなります。
応援よろしくお願いします!
<(_ _)>




