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ファンブル特攻隊 in Fantasic Wonder World  作者: ニリとん
02 胎陛妖のクソ雑魚ラッシュ
23/50

最後にこそ重きがある!~ぅうぉっふ!~

うぉふ!(発見したので更新)

[漸く発見]

うぉふうぉふ(今日は記念すべき1匹目が出ます)

[しかしその執筆過程で草原のラスボスを練り直したくなってきた]

うぉふ(流石にどうなのよ)

[まあそれはそれ、あのクソスライムまでとっとこう]


うぉふ!(どーぞ!)

「ほほう……生放送……」

「そう!ねえお願い!」

「ん?今何でもって!?」

「てるるてめえちょっと黙ってろ」

「ねえそんな怖い顔しなくても良いじゃん泣くよ」


 なっちんから配信に出て!とお願いされた僕達。虫娘3姉妹は僕に全て丸投げしたので実質僕とてるるの2人で机に着いていることになる。

 それにしても……はぁ、攻略班ねぇ。最前線でドンパチしてたら軍艦、それも戦艦にハマったせいでナガトから脱け出せなくなった変態のことを言う……、らしい。


 なっちんを難しい顔で見据える。うーん、どうする……。一旦お引き取り願ってリアルでてるると相談するか?実際もう夜なのでそろそろログアウトしたいのはある。しかしそれだけだとなぁ……きちんと返事返さないとアオハルを文字通り吹き飛ばされるかもしれないしね?

 くぅう……誰か……助けてくれるような人はいないのか……?












『お 待 た せ』

「!?」

『おーっと!声は出さない声は出さない。とっても頼れる誰かと交信出来るって分かったら更に警戒されるよぉ?警戒の薄い内に情報は抜かなきゃね……くくくくく!』


 突然脳内に声が響く。そう、これは……こういう時に何故か頼ってしまえる、奴である。


『ちゃあんと呼べバァーーーーーカ!』

『うるせぇわこの邪神が、追い出すぞ』

『アッハイごめんなさい』


 Rerzoviamは楽し気に笑い、僕に情報を渡してきた。この状況で、最も優れた、Rerzoviamならではの情報を。


『よし。ボクと話そう。一旦意識を飛ばすから、お話ルームに行こうか』

『はい?ここはどうするんだよ』

『ボクは君のFedcklmiss関連装備を、加速を司る神の関連装備を掌握してる。そして君の意識だけを超加速させることで楽しいお茶会が出来るね』

『……頼む』


 くははは!と涙を出しながら笑うRerzoviamの姿を思い浮かべ、そして……意識が飛ぶ。










「うぇっかむとぅよーこそじゃぁっしんパークへ!」

「ドッガンズッガン大騒ぎかな?」

「大災害の方が多分合ってる」


 妙にテンションの高いRerzoviamの声を耳に、僕は目を覚ました。周囲は廃墟のようなモノが花畑に埋もれる、不思議な空間。後ろに大きな木が生えて……薄い桃色の花を付けている。


「これは……桜?」


 見上げて呟くと、Rerzoviamが舞う花弁の1つを手に取り、愛しそうに口付けする。恋する乙女のように頬を緩ませるRerzoviamに首を傾げれば、ぽそりと呟いた。


「うん。始まりの樹。ボクの一番大好きで、一番……遠い場所」


 そして頭を振り、少し嬉しげにして指を鳴らす。地面から茸のようにテーブルと椅子が生えてきて、ちょこんと座るとんふふふっと笑った。


「さあ、お茶会をしようか。何から知りたい?」




 とてもキノコキノコした椅子を一撫でしてから座る。うっわこれすげえな!木で出来てるのか!木が素材とかまんまキノコじゃねぇか。


 いつの間にやら用意されていたお茶セットを見ながらRerzoviamに聞き始める。


「まず、なっちんの正体かなぁ……僕はそんな攻略班とか知らないし……」

「ほっほぉなりほろ。そんじゃあこの書類をどうぞ」

「既に纏めてあるとか嘘だろ」

「今纏めたから嘘だね」

「寧ろ信頼性が低くなったな?」

「ちょっとした時間停止とか別に出来るんですけど!?ひでぇひでぇ!」


 数枚の書類を手にとって見てみる。ほお、これは……んー?何ですかこのBとWとHは?こんな情報は今はいらないよね?ね?どうやって調べたのかは知らないけどいらないよね?

 そんで住所……よし見なかったことにしよう。結構近所だったとかは別に気にしない気にしない。ばったり会うかもね!じゃねぇよ何こういう書類に主観書き込むんだよ馬鹿。

 そうしてすいすいーっと軽く見ていくと、3枚目に攻略班についての情報が纏めてあった。


「えーっと、マップやモンスターの生息圏、全ギルドの依頼の頻度一覧などの攻略に必要な情報を纏めてブログにアップしてる、と」

「そうそう。要は攻略ページをぶっつけ本番でガンガン作ってるみたいな人達だよ」

「その中でもなっちんは配信者として様々な情報を発信しているらしいけど……これ僕の情報も発信されると?」

「よくきづいたね!すごいすごい!」

「おいこら邪神てめえ保育園に戻すぞ」

「ひどいよぱぱ!」

「お前はうちの子にいらない」

「ここ最近で一番酷い言葉だねそれ」


 冗談を交えながら楽しく情報収集する。Rerzoviamが何やらクッキーをもそもそ食べてたので僕も一口。あこれ美味しいやつ。ジャムがほんのり甘くて美味しいっすね。


「たぁんと食え、おかわりもあるぞ」

「じゃあこのセットの上から下までをお前が出せる限界までおかわりとかは?」

「流石に食べきれなさそうだし最悪灰色の雲(グレイ・グー)なので却下。それこそVaemilrior事案だから」


 ちなみに灰色の雲とは無限増殖する機械に世界が埋め尽くされて世界終焉になるシナリオである。逆にこのRerzoviamの発言から、それぐらいの量のクッキーを出せることとVaemilriorはそれを食べきれるという情報が分かった。邪神はやっぱりスケールが違うね。

 シンプルなビスケットを口に含み、紅茶で香りを楽しんで飲み込む。さてさて続きを見ようか。


 ……潮干狩り狂人……?


「おい邪神」

「何だね矮小なる人類」

「この潮干狩り狂人って何なんですか?」

「潮干狩りに狂っていやがる人ってことです」

「10の説明を1の説明で済ますな」


 Rerzoviamはすっとぼけた後、楽しそうに指を上げる。にょきっと生えた謎の低木が映像を映し出すと、問題の映像が流れ始めた。


「……これが?」

「見てなよ楽しいよ?……その子の頭が」

「アッハイ」

「あ、そうそう……」

『なっちわー!なっちんだぞ!今日はひたすら潮干狩りするよ!』

「コメントいる?」

「狂気を感じるには不要なのでいいです」

「り」


 なっちんが謎の熊手とバケツを取り出し、カメラに向ける。まだ狂気は見当たらない。


『相棒はこちら!熊手とバケツ!特注だぞ!』

「特注のバケツとは?」

「見てなって、言ってくれるぞよ?」

『この熊手はぜっっっっっったいに壊れないことで有名なオリハルコンで出来てます!』

「おい」

「んっふふ、楽しそうで何よりだよね」


 気持ち透明な気がする熊手をぐいぐいぶんぶんとなっちんは振り回し、その度に空気を切って熊手は唸る。狂気が瞳に表れてきたように思える。とても楽しそうだが、コメントが暴言を言っているのかなっちんは頬を膨らませる。


『え?そのオリハルコンを剣にした方が強い?失敬な!これでも近接格闘は得意な熊手なんだぞ!ドラゴンも倒したからね!』

「なぁーに言ってるのか全然分からんが?」

「ちなみにドラゴンは熊手が目に刺さって発狂したりそのまま脳までガリガリされたりして死んだね」

「お茶会でそんなこと言う?」


 言われてみればその熊手、絶対に壊れない凶器にしか見えなくなってきた。下手に剣で切るよりも深く確実に食い込むな。怖い。

 なっちんはニコニコして気を取り直し、んふふんとバケツを見せる。


『それとこのバケツ!鍛治師に無理言って魔改造、最大容量10000リットル!神のバケツとはこのバケツだ!』

「はあ!?」

「ほんと傑作、これだけで1週間は笑える」

「これはSAN値ゼロだな」

「ほんそれ」


 Rerzoviamと一緒に驚愕を越えた爆笑をする。ちょっと意味が分かりませんね?


 その後なっちんはニコニコ……うん、狂った上で1回ぐるんと正気に戻ったみたいな笑顔で潮干狩りを開始した。









「はいここで切りますが感想どうぞ」

「お気をお確かに」

「100π点の花丸あげちゃう!」


 長いので10分で切ったがそれでもヤバいヒトってことは分かった。うん、これからどんな顔して話せば?


 いやそうじゃねぇ。


 確かにまあヤバいんだけど、ドラゴン倒したとか言ってた。更にクソ仕様のバケツもあるし、そういうのを作れる職人が……鍛治師とのコネがある、ということも把握した。ただの狂人で済ます訳にもいかない。


「ボクが思うに、あの子は多分大丈夫だね」


 Rerzoviamがいそいそとポケットから謎の物体を出しながら言う。頭にちょこんと乗せてぺちと叩けばバケツになって……理論飛躍してないか?

 頭をゆっさゆっさしてバケツで遊びながらニヤニヤしている。ほら続き喋れ。


「もぉーうせっかちぃ。……キミが今心配なログアウトのことに関して言えば、部屋を貸すか自分の所に帰らせれば良いさ。それよりもあの3姉妹だろう?」


 問題が1個解決したが……。そうだな、3姉妹は心配だね。もし何かあったら……いや待て、何かあるのはもしかしなくても相手の方では?魔法使い、ムキムキ、毒針。頭を切り飛ばしたり引き千切ったり目に毒針突き刺したりとかいう結果にならんか?あの子達妙につおいからな。

 それは1種の自爆か?と思って想像を止めた。脅されたまま襲われそう、わふに止めてもらおうかしら。


「3姉妹は……うーん、生放送を使ったらどうかな?」

「ほへー?」

「どうせ色んなプレイヤーが見てんだ、ここで1発ガツンと!うちの子は誰にも渡さん!と!」

「何処の頑固親父だ」

「それでクラっとした3姉妹に後ろから美味しくご馳走さま」

「絶対やんねぇわ」


 しかし確かに生放送を使って視聴者にお願いするのもアリかもしれんな。うーむ。


「あ、そうだ」


 すると、Rerzoviamが何か思い付いたように顔を上げた。何だね何だね?


「最後にボクからのアドバイス」


 最後に?お前、ちょっ。


 間もなくぐわんぐわんと意識が混沌とし始め、僕は目の前が真っ暗になった。


「悩むな直感で生きろ馬鹿」

「うるせえ馬鹿」


 最後まで罵倒し合う。そして意識を失った。












「で、お返事は!?」

「あ、あー。明日で良い?」

「あ、そろそろログアウト?えへへ、ごめんね……それじゃあまた明日ここに来させてもらうね!」


 意識が戻ってすぐにサッとなっちんに答え、アオハルを下りてもらってからちゃっちゃとログアウト。もう疲れたので帰りますね。はい。

 わふをもふもふっとしてからログアウト。てるるは寝っ転がってログアウトしていた。わふに踏まれてぐえっとか言ってたのはご愛嬌か。


「じゃあまた明日ね」

「「「んー、パパバイバイ」」」

「うぉふ!」


 身体中を何故かくんくんされながらお別れを終える。そしてその次に目に入るのは。


「おかえりダーリン」

「誰がだボケ」

「乗れよ」

「何でキレ気味なんですかね?」


 コイツとは今後も付き合ってかなきゃいけないのかなー?と思いつつ、用意されてた夕食を頂く。おいちい。今晩はお魚の煮付けですね。ママの味ではないけど手作りの味がして良いと思います。


 風呂まで入れてくれたRerzoviamに感謝して1日を終える。本格的にお手伝いさんとかである。暇か?


「おやすみ」

「おうおう寝れ寝れ」







 ん?


「何で隣にいるんですか?」

「ここしかねぇだろーが?」

「床」

「ベッド広いくせに」


 入り込んできたRerzoviamを蹴飛ばして改めて就寝。おやすみなさい。








 翌朝。

 だろうとは思ってました。


「朝だよぉ起きろぉはぁとはぁと」

「うるせえ」


 ベッドに乗ってゆさゆさしてくる早起き邪神ちゃんに悪態を吐きつつご飯を頂く。ちゃんと全部やり終えた上でこう悪戯してきたので……うーん、ムカつく。


 抱っこしてぇとか言って動かないRerzoviamを叩き無視して教室に向かうと、既に照がいた。一心不乱に画面を見詰めているので全く気付いていない。


「おろ、もういるんだね」

「あ、丁度良いモノが」

「ア"ッ?キミナニスルノ?」


 ちみっこ手乗りRerzoviamが肩に乗ってきたので、頭をがしっといく。そんで……ぽいっ。

 綺麗な曲線を描いてRerzoviamは照の頭にぽすっと弾着。ついでに叫んで気付かせてくれた。グッジョブ。


「はにゃぁぁぁああああああ!」

「!?何か聞こえた……あ、カズおはー」

「おうおう」

「おいそこの野郎流石にもう少しは労れ」


 ふよふよと帰還したRerzoviamが滅茶苦茶右手を踏んでくるが耐える。いっいいいい痛くなんてないもん!別にちっさいし……いや噛み付くな。指を噛むな。子供か。

 ぷらぷらとRerzoviamを垂らしながら照の画面を見ると……あ、はい。砂浜が見えたので大体察した。照が気持ち目が死んでる。


「どーするよカズ」

「出てみよう、それで3姉妹のこととかを頼んでさ」

「あーね理解」


 軽く確認して授業に備える。予習はそれなり、復習しっかり。頑張っていこう。









 ろっぐ・いーん。

 てこてこ砂浜を歩くとさくさく音がして心地良い。改めて砂浜で遊んでいるわけだがエルちゃんの建てた砂の城がとても壮観で良い。流石にでっかいのはあれなので膝下サイズだが。

 わーい楽しい楽しい、と3姉妹と遊んでいるが、てるるは異なる。


「なぁんで!?ねぇザッケンナコラァァアアアファンブゥオオオオオオオオ!」

「びじゅるるるる」

「ひぎゃああああああ!」


 昨日のヤドカリ。再び現れたのでてるるが単身討伐に挑んだのだが……何と、別のモンスターだった。


 ウインドウにはこう。


<ヤドカリモドキ Lv.26>


 そう、ヤドカリじゃなかったのだ。


 コイツの正体は恐らく貝。ヤドカリっぽく動くのでてるるは逝ったんんんんん!行ったのだが、その脚は全て貝の脚。殻がご丁寧に着いてカモフラージュまでしている。そしてこのクソキモモンスター、てるるに最適なのである。


「びじゅ」

「うっひ!」


 今のようにヤドカリモドキが消化液を吐き出すんだが、まあ同類の貝を食べるみたいなんだ。要はどろどろになるんだな。やったねてるる、薄い本が厚くなるよ!やっほほー。


 それをてるるが服に付けたので無駄にえっちなおへそとふとももが見えてしまい、ますますこうした方が絵面としても良いと判断。わんわんと3姉妹を連れてすたこら逃げ出しました。

 あ、わんわんはアオハルに逃げ込んだので無傷。


「なぁコラァてめえ何とかしやがれボケェア!」

「えー」

「てめえとボクのねっとりもわもわした薄い本が急激に厚くなるぞ!増刊だけは嫌だ!」

「流石に参戦する」


 自分の身はとても可愛いのでさっさと参戦。触手を出して……も無駄そうなのでガソリンをぶち込んで弱らせる。

 柔らかい脚にガソリンがかかって動揺したのか、ふへえやめてやめてと殻に篭るヤドカリモドキ。そのままガソリンをどぼどぼと口に流し込んで、てるるに振り向い


「ちょっと待てボクっ娘ォオオオオ!」

「ヒャッハァ汚物は爆発だぁ!点火ァ!」


 どかーん。


「覚えとけよ棒無し!」

「うるせえ触手マニア」






 はい。復活。振り向いたら錬金魔導を準備してたクソが纏めて焼き払ってきたので死にましたファンブルです。絶対許さん。


 てるるがふよふよっとアオハルに上がってくると、周囲のキングワーム達がきゃーっ!えっち!とてるるを見て顔を赤らめ、うにょにょにょにょっと逃げていった。乙女か?


「おうボケナスこれどうしよう」

「あー、買い換えれば良いと思うよ無し(NONE)?」

「「さて準備は良いようだな?」」


 ボロボロになった装備で凄むてるるとガン飛ばし合っていると、姫がぷぃーっと上がってきた。

 その手には……なっちん。


「なっちわー!……うわぁーおえっち」

「ボク男だが?」

「えっ?」

「「嘘?」」

「姫は許すがファンブルてめえは面貸せ」


 楽しく煽り合うと、なっちんが爆弾を1つ。


「じゃあ皆で()()に換えれば?」


「パパ水着にしてパパねぇ絶対合うからっへねへへ」

「ボクさては上も着せられるんだな?知ってるよ」

「「パパの水着と聞いて」」

「うぉふ!」


 うおっ!てるるだけと思えば意外な伏兵(知ってた)が矛先を此方に(予想外)!どうする!

果たして!てるるの水着は?


①マイクロビキニ

②スク水

③絆創膏


正解は未定。ちなみに3姉妹はもう何かアレなのでアレです(?)


面白い生物の話を聞いたり見たりするのと同じくらいに小説漁るの好きなんだが、やはり掲示板回は入れた方が良いのだろうか……キャラの名前が全く思い付かんので今のところは無し。



ついでに大まかな今後の予定

海→廃地→鉱山→草原→闘技場→(以後未定)

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