ドアの外は…
嫌な事や大変なことから逃げ続け、人としての生活が出来ていない自分が嫌で仕方がない主人公が異世界転移をきっかけに1人の人間としてやり直そうとする話
主人公TUEEEな話にはしないつもりです…
(帰れよ!)(きめえんだよしね!)(学校くんな!!)
「うぅっやめてくれっ……やめてくれぇ!!」ガバッ
「はぁっ…はぁっ…はぁっ……」
「夢か…嫌な夢だったな……」
身体は嫌な汗でぐしょぐしょになっていた
「何年前の事に縛られてんだよ…ったく…」
そう呟きながら窓の外を見る。
外はすでに真っ暗になっており真夜中なのが分かる
「今日もまた起きれなかったな…」
次の日は早く起き、何か初めてみようと思ってもても起きるのは陽が沈んだ後。
何もできない、そんな日々に自分でも嫌気が差す。
「一応…今何時……?」
隣の某林檎マークのスマホを見ると電源が切れていた。
「充電切れ?いや、充電ケーブル刺さってるし…なんか壊れたのか…?はぁ……」
思わず深くため息を吐く。
「ん?」
スマホを置こうとした時、なにか違和感を感じた
「こんなボロっちかったか…?」
そう最近変えたばかりのスマホと女子ウケを狙ったスマホケースが長い年月放置していた様な状態になっているのだ。
よく見ると部屋の物もボロボロになり、今にも崩れそうになっている。
「な、なんじゃこりゃ…」
更にまた一つ違和感を感じる。
「静か過ぎないか…?」
そう、つい寝付く前では夏休みの中盤に差し掛かり蝉の鳴き声や花火の音が絶え間なく響いてたはずなのに何一つ音がしない。
「ぐっ!?」
突然激しい頭痛が襲いかかってきた。
「なに…これ…ぐぅぅ…」
視界も歪んで世界が回って見える。
「気持ち悪い…うぇっ…吐きそう…」
ベットから降りふらつきながらトイレへ向かおうと部屋のドアを開けた瞬間……_____
そこは見知らぬ街だった
初作品なのですがどうだったでしょうか!まだプロローグだけしか出していませんがなるべく早いペースで出していこうと思っています!主人公のダメダメさなど上手く表現出来た自信が無いですが、温かい目で見て頂けるとありがたいです!