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二人で行った本屋。
二人で歌った歌。
二人出会った苺畑。
幸せだった。二人で笑いあった日。
君の失恋、あたしの失恋。泣いてる君の姿、声、抱きしめた感触、今でも忘れない。
君との時間は短いようで長い時間で、どんなことも彼がいるなら乗り超えられるって、そう思ってた。
君との時間、大切だった時間。
もしももう一度出会えたら君はあたしに恋をしてくれますか?
あたしは君のそばから離れたりしなくてもいいですか?
別れなんて言葉。本当はあたしたちには必要なかったはずなのに…。