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虫エッセイ

冬の蛾はかわいい!

作者: 藤野

 フユシャクという冬に活動する蛾を、皆さんご存知でしょうか。

挿絵(By みてみん)


 こちらです。多分この子はチャバネフユエダシャク。多分です。間違ってたらすみません。

 この前蛾を探している時にこの子を見つけ、物凄く寒いのに元気に飛び回っている姿を不思議に思いました。


 そして、とまった所を撮影して家で調べると、フユシャクの仲間っぽいことが判明。

 図鑑でちらーっと写真を見たことはあったものの、正直あまり覚えていなかったのでめちゃくちゃ驚きました。




 そしてこのフユシャクの仲間、メスには羽がないらしいのです。調べてみるとびっくり、ホントにない!!!

 メスは見つけていないので写真を貼りませんが、気になる方は調べてみてください。全然蛾に見えません。


 そしてどうやらメスに羽がない理由は、羽から放散する熱が多いかららしい。無駄なエネルギーを消費せず、産卵に使うために取っておいているのです。



 フユシャクの仲間には口がありません。調べると、食事は水分を体内に入れるので、それで体が凍るのを防ぐためでは? と言ってる人がいたり。そもそも、冬なので食べる物も無いらしいんです。



 そして肝心な部分、冬に活動して死なないの? と言う部分。


 これはフユシャクに限らず、昆虫は冬の間のみグリセリンを体内で作っており、そのグリセリンによって凍結を防がれているとのこと。



 私はあまり詳しくないので分からないのですが、冬の間のみ、と言うことは、越冬をしない昆虫、例えばカブトムシとかはグリセリンを作っていないんですかね。




挿絵(By みてみん)


 ハイこちら、ミドリハガタヨトウです。

 この子は家の窓にとまっていた所を家に入れました。


 手に乗せたとき、ピクリとも動かなかったので死んでるのかな? と思いましたが、しばらく手で温めていると動くようになりました。


 どうやら外が寒くて仮死状態だったみたいです。


 ミドリハガタヨトウは成虫では越冬をしないみたいですが、それでも寒くなるとグリセリンは出すのか……? うーん、よく分からない。


 でもグリセリンを出さなくても変温動物なので温度が下がると動きが鈍くなり、最終的には仮死状態になります。




 この写真結構可愛くて気に入ってるんですよね。

 よく見ると口がくるくるしているのが分かります。




 最後まで読んでくださりありがとうございました!

余談ですが、トンボの逆立ちって、日光に当たる面積を少なくして体温調節をしているみたいですよ。

ちなみに、トンボの首は可動域が広い代わりにすぐ取れます。ちょっと壁にぶつかったりしただけで取れたりしてます。

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― 新着の感想 ―
[一言] カブトムシの幼虫が冬に真っ白になるのは、お腹をグリセリンで満たすと何かで読んだことがありますよ
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