第四話 初めての魔物討伐（自分も魔物ですけど）
スキルを試してから３日間、俺は洞窟の中を探検していた。
俺が転生した直後のこととは違い、スキルのおかげで明るい状態で進んでいた。
俺が転生したあの場所ではいなかったが、道中でいろいろな魔物に出くわした。が、ほとんどが俺に会った瞬間逃げていた。
なんでだろう？狼の姿が怖いのだろうか？
それでも俺に襲いかかってくる魔物もいた。
一つ目は蟻を大きくしたようなやつ。（ジャイアントっていうらしい。ダジャレみたいだ。）
二つ目はカタツムリみたいな気持ちの悪い生き物。
奥の方にでっかいお頭みたいなのがいて、俺に襲いかかってきたのは小さい奴らの大群だった。
そいつらが通った所々の道がしゅわしゅわしてたから、溶かしたりできるのかもしれない。
こいつらは『一時消去』で地面に作った穴に落として、一時的に消していた土を出現させてかぶせたら潰れて死んでいった。
また土を掘り直したわけでもないのに、なんで倒したことがわかったかというと、土をかぶせた瞬間、
《レベルアップしました。種族がウルフから雷狼に進化しました。》
《新しくスキルを獲得しました。獲得したスキル：『落とし穴』》
っていう暖かみのある声が聞こえたからだ。
どうやらこの世界では魔物の討伐などをすると経験値がたまるらしい。
魔物によってどれぐらい経験値がもらえるかも違うらしく、強そうな魔物（実際に強い奴ら）ほど多く手にいれることができるらしい。
また経験値を一定数獲得するとレベルアップできるようだ。
しかしレベルアップといっても地球のゲームみたいにポンポンレベルをあげることができるわけではないらしく、レベルアップ＝進化とのことだ。
なんでもレベルアップすると、戦闘力や魔力など様々なステータスが格段に上がり、寿命も少し長くなるらしい。
ある程度のレベルまでは歳を重ねていくことでレベルアップするらしいが、それ以降は滅多に上がらないらしい。
たまにレベルが三桁の人がいるらしいけど、そういう人たちは貴重な戦力として扱われてるそうだ。
この世界のレベルはこんな感じだ。
生活レベル
レベル１：児童クラス
レベル２：子供クラス
レベル３：青年クラス
レベル４：成人クラス
戦闘レベル
レベル６：兵士見習い並み
レベル８：一般兵士並み
レベル１０：ソコソコ強い戦闘員並み
レベル１５：割と強めな戦闘員並み
レベル２０：騎士団などの副団長並み
レベル３０：騎士団などの団長並み
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レベル５０：国の将軍並み
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レベル１００：達人
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レベル１５０：勇者・魔王並み
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レベル２００：神
どうやらこの世界での最高レベルは２００らしい。
でみなさんお待ちかね。俺のレベルは幾つかというと。。。。。。。。
なんと。。
なななんと。。。。。
レベル８０でした！
。。。あれ？値おかしくない？
普通に将軍クラス抜かしてるんですけど？
いや狼の魔物っぽいから普通か？
もちょっとじっくり戦闘力あげて行きたかったのですけど。
ま、いっか。
強いに越したことはないし〜。
読んでくださった方、ありがとうございます。
あまり素早く更新することはできませんが、続きも楽しく読んでくださると幸いです。
