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私は目覚めると、行きたい場所の光景を想像する。目を開けると目的地に着いたようだ。草原に立っていた。
気を引き締めていこう。人間には見えないようにしよう。私という存在を。
しばらく移動すると人の気配がしてきた。もう少しで目的の人間と接触する。目の前に陣幕がありどうやら戦をしているのか。
いつの時代でも人間は争いをしてしまうのかと思い少し憐れみを覚える。忘れることにした。陣幕に入ると誰かが倒れている。近づこうとした瞬間目の前が光り出した。
俺の名前は竹中重治。美濃の斎藤道三の家臣竹中重元の子として生まれ、初陣は長良川の戦いで初陣を飾りましたが当主の斎藤道三は討死した。
長良川の戦いで勝利した斎藤義龍に仕えた。道三は儂が死んだら息子に仕えろと言われていたからだよ。最後まで食えない人でしたね。
尾張の織田信長が攻めてくるのを撃退していましたが、当主の斎藤義龍が急死し、まだ若い斎藤龍興に家督を継いだので家臣団がまとまりにくくなり、その結果信長が攻めてくるのが増え、時間が経つにつれて降伏するものが後を絶たなくなったんだよね。
俺は隠居していてその頃はもう戦場には経つことはないと思っていたんだ。ある日のこといつものように織田の使者が来て降伏を勧告してきたのだろうと思い出ると、みすぼらしい格好をした男が立っていたんだよね。それが次に仕える木下藤吉郎との出会いでした。
何回も何回も家に来るのでこの人は本当に俺を必要としてくれるんだと思ったんだ。その人になら人生を託そうと思い秀吉様の軍師になったんだよ。
もう少しで天下が見れるのに。昔から体が弱くそのせいで今は陣幕で倒れてしまっている。秀吉様は京で休んでくれと言われたが、俺も軍師であり武士でもあるのだから最後は戦場で死にたいと言って断った。
俺の体は限界が近いことはわかっていたんだ。だから秀吉様と一緒に天下を見れないとわかっていたんだ。だから官兵衛、秀吉様を頼みますよ。
『あーあもう少し生きたかったなー』
あと一年だけでもいいから生きていたいと今更思ってる俺。やはり死ぬのは怖いね。
約束守れなくてごめんね。
また来世で会えたなら私を探してくださいよ 。
お先に眠りますね。
光が消えたようだ。すぐさまほかの奴らに気付かれないうちに目標を確保する。
死なせないように病気を治す。起きる前に帰還しよう。帰る場所を指定すると帰れたようだ。
人間をまず寝かせて私も少しだけ眠る。




