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キミの想いと僕の想いは違うようだ!

作者: 七瀬




僕はキミと一緒に居る事が出来ればそれでいい、、、!

コーヒーで言うなら、、、?


ブラックコーヒーとミルクの関係かな、、、?

二人は一つなんだと想っている、、、。





・・・でも、キミは違うみたいだね!

僕と一緒に居るとキミは僕によくこう聞くよね...。


『私の事! どう想ってるの?』

『えぇ!?』

『気持ちを知りたい!』

『・・・気持ちって、、、?』

『言葉にして、、、!』



キミは物凄く形に拘っているのか、、、?

直ぐに、僕に“その言葉を言わせようとする!”



きっと、この言葉の答えは、、、。


『キミが好きだよ! 誰よりもキミを想っている!』




僕の名前は 【隼輔】 彼女の名前は 【エレナ】


僕もエレナも、同じ高校の同級生だった、、、!

歳も23歳で、誕生日も1日違い、11月21日、22日。

僕の方が、1日年上なんだよ、、、!






僕とエレナが付き合う事になった時も、、、。

たくさんいる友達の中に、僕たちがいたんだ、、、!

普通にはじめの頃は、仲がいい友達って感じだったのに、、、!



・・・でも、自然と僕とキミは仲良くなっていって、、、!

いつからか、ふたりで居る事が増えたのかな、、、!



・・・僕としてはね?

ふたりで一緒に居るんだし! これって付き合ってるんだよな!

って思っていたんだ、、、!

一緒に居るって事は、そういう事なんだと、、、!!!

いちいち、【付き合ってほしい】とかって言わなくても分かるだろうって!

・・・そう想っていたんだ、、、!



それなのに、、、!

エレナは僕にあの時、こう言った、、、!


『私と隼輔の関係って? 何?』

『・・・何って? どういう事?』

『私と隼輔は、よく二人で居るけど、、、? どういう関係なの?』

『・・・まあ~そういう事だと思うけど、、、!』

『口で言ってくれなくちゃ! イヤだ、、、!!!』

『なんだよ~それ! 言って欲しいの?』

『当たり前でしょ! 男なら言って、、、!!!』

『・・・“じゃ、付き合おう!” これでいい?』

『まあ、いいわ! 許してあげる!!!』

『・・・ありがとう。』



なんで、こうも! 女の子は、形に拘るかな、、、?

正直、面倒くさいよ!


言葉にしなくても、分かるじゃん!

それなのに、、、言わされてる感じが嫌だ、、、!




・・・でもエレナに、嫌われる方がもっと嫌だ、、、!

僕がエレナを好きだから、仕方がないか、、、!






・・・でもね?

なんだかんだと僕たちの関係は上手くいっている、、、!!!

あんまり喧嘩もしないし! お互い好きなモノが似てたり、、、。

喧嘩にならない! 僕が直ぐに引いてしまうからかな、、、!


エレナが、怒りそうになると僕は喋らない、、、!

黙って! 【うんうん】と頷く。


エレナも、僕に呆れているのか、、、?

怒ろうという気がなくなるみたいで、、、。


少し時間が経つと、、、?

お互い全部、忘れているし、、、!


なんか? そんな関係が僕は落ち着く。




それに、、、!

僕たちも付き合って、3年目になる、、、!!!



そんな時、エレナが僕にこう言った、、、!


『隼輔! 私たちも付き合って3年目になるのよ! もうそろそろ

言ってほしい言葉があるんだけどな~』

『・・・なに?』

『あれだよ! あれあれ!』

『“あれ”って、、、なに?』

『少し、考えれば出て来るでしょ!』

『・・・うーん、なに? あれって?』

『もう、知らない!』

『えぇ!?』




僕はエレナを、怒らせてしまった、、、!

でも、“あれって?” 言われても、、、? 

何の事なのか、、、? まったく分かんない、、、!!!



僕は、男友達に聞いてみた、、、?


『あのさ~エレナと3年付き合って? エレナから“あれ”を言って欲しいって!

言われたんだけど、、、? あれって? なんだと思う、、、?』

『おい隼輔! お前、それ本気で言ってんのか!』

『えぇ!?』

『3年も付き合ってんなら? プロポーズしてほしいって事だろう、、、!』

『あぁ~! そっか!』

『気づくの遅せーよ!』

『・・・ごめん、』

『俺に謝っても仕方ないだろう! エレナにプロポーズしろ!』

『・・・でも、そんなの急に言われても、、、?』

『えぇ!? それとも、エレナと結婚する気がないのかよ!』

『そうじゃないよ! ただ、心の準備が出来てないと言うか、、、!』

『心の準備って! プロポーズするだけだろう! 隼輔が言わないなら、、、?

俺がエレナに言おうか!』

『それは! 絶対にダメだよ!』

『・・・だろう! じゃ~言わないとな!』

『ううん。』


  


僕はこうして! エレナにプロポーズをした、、、!


『突然でビックリすると思うんだけど、、、? 

エレナ! これを! 受け取ってほしい!』

『・・・指輪?』

『僕と結婚してください!』

『・・・ははい!』





やっぱり、口に出して言わないといけない言葉もあるのかな、、、?

キミの想いと僕の想いは違う時もあるけど、、、!


それでも、僕はエレナ! キミと一緒に居るのが一番いい!

幸せって! こういう事なんだね、、、!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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