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帰ってきた、母さん

姉ちゃんは部屋に行き、俺は風呂を出てリビングにいくと突然、美奈が

「大変だよ!」

えっ…なにが?


「どうしたんだ?」


「さっき電話があってね、留守電で…」

そう美奈が言っていると

「お母さん達がもうすぐ帰ってくるんだよ!」

さくらは興奮しながら話す。


「本当なのか?」


「うん…」


「とりあえず姉ちゃんを呼んでくる…」


そう言って扉に向かうと突然扉が開いた。

「ねぇ純!…えっ」


「痛いよ…姉ちゃん…」


そう、俺は思いっきり扉にぶつかったのだ。


「ごめんね…大丈夫?」


「うん、姉ちゃん…母さん達が帰ってくるって…」


「うん、もうすぐ来るってさっき電話があったわよ」


知ってたのか…。


とりあえず俺はさくらを落ち着かせる。


そして美奈に昨日電話があったコトを伝える。


「なんだ…そうだったんだ。」


そのとき玄関から

ピンポーン と

チャイムが鳴った。


「お母さんだ!」

さくらは俺の手をつなぎ、玄関に向かって猛ダッシュ!


まるで犬のように…

元犬だけどね…。


そして俺は玄関を開ける。


そこには俺の母さんと美奈の母さんがいる。

そう俺の母さんと美奈の母さんは二人で旅行にいっていたのだ。

ちなみに父さんは

単身赴任で母さんは父さんに会ってきたらしい…。


「おかえりなさい〜」

そう言うとさくらが母さんに抱きついた。


さすがに驚いてるな…。


と思ったが母さんはすぐにさくらを抱きしめた。


「知ってたの…母さん?」


母さんは人間になったさくらの姿を知らないはずだが…。


「知らなかったわよ。

でも、スグに分かったわ。

だって小さいころの

美希にスゴい似てるから。」


姉ちゃんに?

そういえば…そうかな?


美奈の母さんの美夜さんがさくらを見て

「スゴい似てるわね…」

と言っていた。


それを聞いて美希が

「そうだったの…なんか写真で見たことがある気がしてたのよ。

美希さんに似てたんだね、純!」


そう言って美奈は俺に抱きついてきた。


びっくりした…。

「ちょっと…美奈!?」


「仲がいいわね〜」

そう言って笑う美夜さん。


母さんは少し笑いながら姉ちゃんと

「純一、良かったわね〜」

と同時に言う。

そして見ていたさくらは

「お兄ちゃん、私も!」

そう言って俺に抱きついてきた。


俺はこの幸せを守りたいと思った。


ちなみに純一の

お母さんの名前は

友美です。


美夜さんと友美さん

(みよ) (ゆみ)

二人は親友で幼なじみです。

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