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月とさくら

俺は夜中に目が覚めた。

そして気づいた

「美奈がいない…」

俺はベッドから起きて外を見る…。

そこには月を見ている美奈がいた。

俺はベランダに行き「綺麗だな」

と言った。

すると美奈は

「うん、なんだか眠れなくて…」

「そうか…俺はなんだか目が覚めてな」

「私ね、実は聞いて無いの…お風呂での二人の話。」

「えっ…じゃあ」

「うん何も知らないの…美希さんが二人の話を聞いたって言えば必ず成功するからって…ねぇ何があったの?」

姉ちゃんが…

俺は美奈に全てを話す…。

俺はゆっくりと説明する。

すると美奈は

「そんなことって…」

想像以上だったらしい…まあそうだろう。

「その…思った以上で…そ、それでも!

好きだよ。」

良かった…。

受け止めてくれて…。

「ありがとな、

俺スッキリしたよ。

全部話せてさ…」


「うん、これからは隠し事は無しだからね」


そう美奈が言うと

「純…どうしたの?」

と、さくらが来た。

「うん、月がキレイだなぁってさ」


「そうなの?見えないよ…」


俺はさくらを抱いて月を見せた。


「キレイだね〜」


そうか…さくらは月を見るのは初めてか…。

ちなみに犬は近眼で赤が識別しにくいらしい。


「そうだね。

さくらちゃんは月を見るのは初めてなの?」


「うん!

こんなにキレイなんだね。」


「うん、そうだな。

綺麗な満月だ。」


「まんげつ?」


「まるい月のコトよ」


「そうなんだ〜」


ヘクチュン!


「大丈夫か?さくら」


「うん…お家入ろう」


「そうだな」


そう言って三人はベッドに戻った。

しばらくしてから

寝息が聞こえる…

たぶん美奈だろう。

「さくら、起きてるか?」


「うん…」


「あのさ…」


俺はさくらは言わなければいけないコトがある…俺の妹に名るかも知れないというコトを…。


「さくらはさ…俺の父さんと母さんのコト好きか?」


「うん、好きだよ。

やさしいし…」


「そうか…。

なぁさくら?」


「なあに?」


「その…さくらはな、

俺の妹になるかもしれないんだ」


「いもうと…兄妹かな?」


「そうだな、兄妹だな。

その…さくらはさ…俺の妹になってもいいかな?」


「うん!いいよ。」


「そうか…」


「じゃあ、お兄ちゃんって呼んでいい?」


すごい可愛いな…。


「いいよ。」


「ありがと、お兄ちゃん!」


「うん!

さくらはかわいいな…。」


「ねぇ、お腹撫でて欲しいの…」


「いいよ…」


俺がさくらのお腹を撫でようとすると、さくらは服をめくってお腹を出す。


「この方が気持ちいいの…」


「そうか…」

さすがは元犬だな…


俺はさくらのお腹を撫でながら

「気持ちいいか?」


「うん…すっごく気持ちいいよ」


「そうか…」


今はいいけど、

さくらは一人で寝れるかなぁ…

寂しがり屋だし…。

いずれは自分の部屋が欲しくなるだろうなぁ。女の子だし…。

さくらはいつの間にか眠っていた。


かわいいな…あれ、俺ってロリコンなのかなぁ。

いや、シスコンかなぁ?

そんなコトを考えながら俺は眠りにつく。



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