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三人と夜

俺、純一は16歳

姉、美希は18歳

美奈は16歳

さくらは5歳

の予定です。

俺と姉ちゃんは風呂を出た。

姉弟のわだかまりが無くなって、スッキリした。

俺は、リビングに行くと

「長かったわね?」

とさくらを抱いた美奈が言う。

なんだか姉妹みたいだな。可愛い!

「うん、ちょっとね」

「さくらちゃん寝ちゃたわよ」

「そうだね…」

俺はさくらを撫でながら言った。

「美希さんは?」

「うん、部屋にいる」

「そう…」

俺はさくらを撫でながら、どこで寝かせようか考えていた。

やっぱり俺の部屋かなぁ…。

「美奈、さくらを俺の部屋で寝かせたいんだけど…」

「そうだね、それがいいよ。」

俺はさくらを抱っこして部屋に連れて行った。

俺はさくらをベッドに寝かせると思い出した。

「さくらのコト聞いて無い…」

すると扉のノックする音が。

俺は「いいよ」と言うと扉が開いた。

美奈が入って来た。

「さくらちゃんのコトが気になってね」

「そうか…なぁ、さくらは…」

「うん、ちゃんとした女の子だったよ」

「よかった…」

「でも、純がお風呂に入ってる時にさくらちゃん、純!って泣いてたわよ…」

「そう…か。

まだ小さいし人間になったばっかりだからな…不安なのかな…。」

「うん、たぶんね。

私もここで寝ていい?…心配だから。」

でもどこで?

ベッドは無理だし…

「いいけど…」

「じゃあ布団持ってくるね!」

美奈は押し入れから布団を持って来た。

でも寒く無いか?

「美奈、ベッドで寝たら?」

「ダメだよ、さくらちゃんが…」

そうか…泣いちゃうな。

「寒く無いか?」

「うん、大丈夫だよ。

話もしたかったしね」

何の話なんだ?

さくらのコトかなぁ

「そうか…可愛いなぁ」

「えっ?」

「その…さくらの寝顔が…」

もちろん美奈もだけどな。

電気を消して布団に入る美奈。

俺もベッドに入ると

「あのさ純。」

「なんだ?」

「私のコトどう思う?」

えっ…いきなり何?

どう思うって…困る。

「好き、嫌い?」

えっ…何それ?

「好きだけど…」

「美希さんと私は?」

何で姉ちゃん?

「うーん…。

比べられないなぁ。」

「何でなの?」

だって、姉ちゃんは姉ちゃんだし美奈は美奈だしさ。」

どうしたんだ?

今日の美奈。

「なぁなんか変だぞ?」

「なにが…?」

「今日の美奈がさ。

なんかあるなら言ってくれよ?」

「あのね、聞こえちゃたんだよね。

二人の話が…」

…聞かれた…のか…。

「そうか…聞いちまったか…。

なぁ俺のコトどう思う…嫌いだろ?」

俺は泣いていた…。

嫌いだろ?

こんなヤツ…。

「そんなコトない!」

そう言って俺を抱きしめる。

えっ…。

「大丈夫だよ。

私が嫌いになるわけ無いよ…」

「美奈…ありがとう」

「純、こんな私でも、好きになってもいい?」

えっ、それって…告白!?

「うん、俺と一緒にさくらを守ってくれ!」

うん!ありがとう…。

私すごい恥ずかしかっだんだからね!」

そう言って離れる、美奈は泣いていた…。

「大丈夫か?」

「えっ…あれ、涙が…おかしな…嬉しいのに」

可愛い…俺は女の子の涙に弱いのかもしれない…。

「大丈夫だ…俺がいるから。」

そう言って美奈を抱きしめる。

すると声が…。

「純…」

さくらだ!

俺はさくらを起こす。

「純!」と俺に抱きつく。

「大丈夫だ…夢だからな」

「夢…」

「そう、夢だ」

「大丈夫だよ、

さくらちゃん。

私もいるから…ね?」そう言って美奈は俺とさくらを抱きしめる。

「うん!もう大丈夫…」

よかった…


俺と美奈はさくらを抱きしめながら眠ってしまった…。

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