カレーにはソース
みなさんはカレーには何かかけますか?
零はソースをかけます。
今、家には姉ちゃんと美奈ちゃんがいる。
オムライスを食べた後に
「ねぇ泊まりに行っていい」
「いいよ今親居ないし、さくらのコトも見て欲しいしさ」
こんなコトがあって美奈ちゃんが家にいる。
今はさくらと遊んでくれている。
俺と姉ちゃんは台所で夕飯を作っていた。
ふと見ると姉ちゃんが泣いていた。
「姉ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫よ」
なぜか泣いている姉ちゃんが可愛いく見える。
玉ねぎ切ってるだけどね…。
そう、今日はカレーだ。
なぜかって?
だって簡単だしさぁ
大勢の時はカレーでしょ。
まあカレーが食べたかったんだけどね。
ちなみに俺は
カレーにソース派。
昭和生まれじゃ無いけどさ…。
そしてあとはカレーを煮込むだけだから俺はさくらの所に行く。
「あっ純〜!」
と言って遊んでいたさくらは俺に抱きつく。
美奈ちゃんと遊んでだんだろ?なんでだ…。
「やっぱり、純が好きなのね」
「うん!私大好きだよ」
やっぱそうか…
俺はやっとさくらに慣れてきて、大丈夫だよ。
「そうか、さくら?」
「純、なぁに?」
「さくらはカレー大丈夫か?」
「うーん、わかんない」
ちなみに俺はカレーがダメならばさくらが食べれる物を作ろうと思っている
「そうだな、食べたこと無いんだったな」
「ねぇさくらちゃん、私とお風呂入ろ?」
「うん!」
俺は美奈ちゃんにさくらに聞こえないように
「あのさ、さくらの体をみてやって欲しいんだ、ちゃんとしてるかどうかさ…」
「うん、私もそのつもりだから心配しないでね」
「ありがとな美奈ちゃん」
「うん、だけど美奈って呼んで欲しいな?」
えっ…俺が?
恥ずかしいなぁ。
「わかったよ美奈。
家に居るときだけな」
「ありがと純」
そう言うとさくらと手をつないで風呂場に行った。
すると後ろから
「純一は私と入るんだからね!」
「わかってるよ…」
俺は姉ちゃんに運んでもらった代わりに姉ちゃんに私と風呂に入るコトになっていた。
俺は実は少し嬉しい、でも恥ずかしい。
俺は耐えられるか?
「姉ちゃん、母さんにはどう話す?」
さくらが突然人間になったと聞けば驚くだろう…。
どう話せばいいのか…。
「ああその事なら、大丈夫よ。電話したからね。」
えっ…その手があったか!
なんで気づかなかったんだよ俺…。
「それで何て?」
「うん、とりあえず明日帰るって言ってたけど、心配してたよ…」
心配か…そうだよな。
そんな話をしていると風呂場から二人の楽しそうな声が…。
「ちょっとまってよ、さくらちゃん!」
と美奈の声が聞こえると
「純〜どう、きれい?」
とタオルを巻いた姿をさくらが…。
すごく可愛い…。
まるで天使のようだ。
すると姉ちゃんが
「さくらちゃん、きれいだけど、風邪引くから体拭こうね〜」
と姉ちゃんはさくらを風呂場に連れて行く。
俺はカレーの様子を見ると食べ頃になっていた。
姉ちゃんが戻って来ると俺は
「姉ちゃん、カレー今から食べない?」
「うーん、私はお風呂に入ってからの方が…」
と姉ちゃんが言っていると
「私、お腹すいた!」
と、さくらが来た。
そして美奈も来て。
「さくらちゃん、純に着替えさせて欲しいんだって…」
さくらマジでか!
さくらは今パンツを履いているだけで、ほぼ裸だ…。
「そうなのか?」
「うん!純がいいの」
「そうか、じゃあ今日だけだぞ?」
「うん!お願い」
可愛いなぁ〜。
でも本当に今日だけにしないと危ないよなぁ〜。
本当は毎日したいんだけど、さくらの為だ…しょうがないよなぁ。
俺はなんとかさくらを今日買ったパジャマに着替えさせる。
「純、ありがと!」
と言ってさくらは抱きついてきた。
「ああ、でも明日からは自分で頑張るんだぞ?」
「うん、がんばる。
でも無理だったら?」
「その時は俺が手伝っやるよ」
「うん!」
すると
「ご飯にするわよ〜」
と姉ちゃんの声が。
「私お腹すいてたのよね…」
と美奈が言う。
腹減ってたのか…。
「さくら、ちょっといいか?」
そう言って俺はさくらにナプキンを付ける。
もちろん、
テーブルナプキンだ。
「これなに?」
「コレはなナプキンって言って服とかを汚さないようにするヤツ」
カレーはシミになりやすいからな…。
なったら大変だし。
「そうなんだ、かわいいね〜」
さくらに付けたナプキンはピンク色で犬の絵がプリントされている。
そして俺は、
さくらを抱っこして俺の隣に座らせる。
「すごい〜高いね!」
さくらは犬の時はこのテーブルの下でドッグフードを食べていた、だからここに座るの初めてだ。
「そうだな」
そうして、いただきますをして俺はカレーを食べ始める。
さくらは頑張ってスプーンを使って食べる。
「おいしい!」
良かった…おいしいって言ってくれて。
「そうか、よかったなぁ」
「さくらちゃん、まだまだたくさんあるからね」
「いっぱい食べてね」
さくらはカレーをおいしそうに食べている。
そして
「おかわり〜!」
と言って姉ちゃんに皿を渡す。
「さくらちゃんよく食べるわね」
「うん!だっておいしいんだもん!」
。
さくらが2杯めを食べようとしたとき
「ねぇ、純だけ色が違うよ?」
「ああ、コレはソースをかけてるんだ」
「そうなんだ、ちょっとちょうだい?」
「いいけど食えるかな?」
ちなみに俺とさくらと美奈は甘口を食べている。
姉ちゃんだけ七味唐辛子をかけている。
俺はさくらに食べさせてみた。
すると…
「すごい!味がちがう〜でもおいしい!」
俺は驚いた。
さくらもソース派だったのか…。
すごいなぁ〜。
「私にもかけて!」
「いいよ。」
俺はさくらのカレーにソースをかけて少し混ぜる。
そのカレーをさくらは
「おいしいね!」
と言って食べていた。
俺はカレーを食べ終わると、さくらに付けたナプキンを見て驚いた…きれいなままだったからである。
さくらは初めてスプーンを使ってカレーを食った。
なのに汚れて無い。
さくらは器用なのかな…と思った。
俺と美奈は洗い物をしている。
美奈は自分から洗い物をしている。
そして姉ちゃんはさくらと遊んでいる。
俺は洗い物をしながら美奈に
「あとで、部屋に行ってもいい…かな?」と聞かれた。
いつもと何かちがう気がした。
「風呂入った後でな」
と答えると
「…うん。」
と美奈は顔を赤くして答えた。
俺は洗い物が終わると姉ちゃんと風呂場に行った。
姉ちゃんと風呂に入るために…。
はたして俺はいろんな意味で大丈夫だろうか…?。