さくらとオムライス
幼なじみの美奈が出てきます。
俺は気がつくと車の中にいた…。
なんで車の中なんだよ…
てか誰か運んだんだ!
「目が覚めたよ!」
さくらの顔が目の前に…ヤバい、意識が…。
「純、ごめんね?」
そう言ってさくらは俺の手にビリビリしびれるペンを当てる。
「イタッ!」
俺は目が覚めた…。
すると運転席の姉ちゃんが、
「純、あんたがそこまでのロリコンだとは…姉ちゃん悲しいわ…」
オイオイ…。
なんでロリコンなんだよ!
俺はさくらが可愛いだけで…
これってロリコンなのか?
そのとき気づいた。俺は朝と服が違うコトを…まさか!
「姉ちゃん…。
俺って何で着替えてんの?てか何で車の中に…」
「決まってんじゃない。私が着替えさせて、車に運んだのよ。大変だったわ」
えっ…姉ちゃんが…。
じゃあ、もしかして…。
「見たのか…?」
「うん、ズボン脱がす時に…ね」
マジかよぉ!?。
「純一も成長したのね!」
ああ…マジかよぉ…。
「ところでさくらちゃん。
今から私のコトをお姉ちゃんって呼んで欲しいの…。」
「なんで?」
「だって、変でしょう?」
「うん!なんか変だねぇ。
わかったよ、お姉ちゃん!。でも純一は純だからね」
なんで俺だけ?
俺もお兄ちゃんって呼ばれたいのに…。
「なんで俺だけ名前なんだよ?」
「だって、純一だからだよ」
なんで?
そんなコトがあって車は目的地に着いた。
さくらは初めて中に入るからはしゃいでいた。
まあしょうがないよな…。
俺はさくらの小さな手をつないでそう思った。
そして俺と姉ちゃんはさくらの服とか下着とかを買う。
さくらはその間、
ずっと俺の手を握っていた。
「あっ、純一!」
誰だ?。
と振り返ると、幼なじみの美奈がいた。
「よぉ美奈」
「ねぇ純一?その子…?」
「美奈ちゃん!」
「えっ…どうして私の名前を?」
「美奈ちゃん、その話は後でね」
トイレから帰って来た姉ちゃんが言う。
「あっ美希さん」
「お姉ちゃん!」
美奈はなんで?という顔をしている。
「ねぇ美奈ちゃん、ご飯食べた?」
「いえ、まだですけど…」
「じゃあ一緒に食べようよ、話はそこでね」
こうして俺たちは美奈とご飯を食べるコトになった。
そして俺たちと美奈はオムライスのお店に入った。
さくらは疲れて眠っている。
席にすわると美奈が
「で、その子は誰なの?」
「うん、この子はさくらなんだけど…」
「えっ…さくらちゃんって犬だよね?」
「朝起きたら、人間になってたんだよ」
「………嘘でしょ?」
うーん、やっぱり…。
嘘じゃあないんだけどね…。
「本当にさくらだって」
俺がそう言うとオムライスが来た。
オムライスが来るとさくらが起きた。
さすがは元犬だなぁ。
「ねぇ純、これがオムライスなの?」
「そうだよ。食べれる?」
「うん、食べたこと無いからわかんない。」
「そうか、食べさせようか?」
「うん、お願い!」
俺はさくらにオムライスを食べさせる…可愛い!。
「すごいおいしいよ!」
うんうん、
すごいかわいいよ。
「よかったなぁ」
と言って俺はオムライスを食べさせる。
気がつくと美奈がこっちを見ている。
「どうした、美奈?」
「うん、その子本当にさくらちゃんなんだなぁって」
「信じてくれるのか!」
「うん!さくらちゃん見てたらなんか…ね」
よかったぁ信じてくれたよ。
さくらは結果オムライスを全部食べた。
そして眠ってしまった。
幸せそうな顔で
一体どんな夢を見ているのだろうか…。
次回は美奈ちゃんが純一の家に…。