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空くんのコト

和樹さんの話は衝撃的なものだった。


「伊舞には話したけど

…俺と空は血がつながっていないんだ」


うん…それは知ってる。


「あれ?

美希ちゃん達、驚かないの?」



「…私も純一も知ってたからね」


「えー!?なんで?

…カズは誰にも話してないんだよね?」


「…そうだけどさ

…なんで知ってんだ」 「うーん…」


伊舞さんと和樹さんはしばらくの間考えていた…。


結論は…


「わかんないね〜」

「…全然わからん」


…やっぱりわかんないみたい。


…さくらは

「説明してあげようか〜」

そう言って和樹さんに近づいた。


「え?

…さくらちゃん?」

「どうしたの?」

二人は驚いていた。


…まぁ当然だよな。


「ねぇ、

カズお兄ちゃん

…おサイフの中見て?」


「…え、財布の中?」

そう言って和樹さんは財布を取り出す。


「あれ!?

なんだこりゃ?」


「なにそれ?

…お守り?」


和樹さんの手には、姉ちゃんがさくらに渡した、

小さなアレが入った袋があった。


「私、お姉ちゃんにコレを和樹さんの物の中に入れてきてねって言われて、

それをおサイフの中に入れたんだよ」


「お姉ちゃんって

…伊舞さんのコト?」

「伊舞ちゃん…

どういうコトかな?」


そう伊舞さんが姉ちゃんに聞くと、

姉ちゃんは…


「それはね…

GPSの発信器と

盗聴器なの。


…二人のコトが気になっちゃって…


それでさくらちゃんに…」


…素直に話したな。


すると和樹さんが

「伊舞はいろんな人に心配されて、幸せだな」と言った。


すると伊舞さんは怒りを静めて、

「そ、そうね…」


そう、

和樹さんは伊舞さんの怒りを静めてしまったのだ。


 …スゴい…


気を取り直して和樹さんは話を続ける。


「俺が空に出会ったのは…1年くらい前なんだよ。

近所の人が譲ってくれてさ。」


「ちょっと待ってよ。

譲ってくれたって…

まさか人身売買!?」


「伊舞…人身売買って…ひどいな。

…人じゃないし…」


えっ…人じゃない?

  …まさか…


「和樹さん、空くんって…もしかして犬じゃないですか?」


姉ちゃんがそう言うと…


「えっ…犬?

…まさかね…」


「伊舞、そのまさかだよ。」


「えっ…」


「ほら、私と一緒でしょ?」

さくらが笑顔で俺にそう言うと和樹さんが

「えっ…一緒?

さくらちゃんって犬だったの!?」


「うん、そうだよ〜」


「…あのさ、純一君…

さくらちゃんって朝起きたら人間だったの?」


「えっ…

なんで分かったんですか!?」


「…空も同じだったからさ。」


「じゃあ、その前に…しゃべりませんでしたか?」


「…うん

…しゃべった。」


どうやら…

空くんとさくらは、

おんなじように人間になったらしい…


さらに聞いてみると、空くんもシーズーだったらしい…。


 …不思議だ…



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