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残酷な心

作者: 小比旬

 すべての思いは心の片隅にあった。僕は風太。家族は下に妹、弟がいる。そして今日の出来事で僕はこの世にいらない人だと気づいた。一番残酷な人は自分の心の中にいることを。

 いま自分は一人ぼっちの世界にいる。周りにされたわけでもない。自らの言葉と態度で一人ぼっちの世界に迷い込んでしまった。

 いつもどうり、いつもどうりの朝を向かえ僕は家を出た。そこまでは普段の生活と何も変わらなかった。僕は一回始めると歯止めが利かなくなることがよくあった。

「いつになれば自由になれるの?」

僕は日々そう思いながら生きていた。

もういやなんだ。自分の周りを囲む壁。時間という壁。友達という壁。決まりという壁。何個もの壁に僕は囲まれたいた。だから自由なことはできなかった。だからこそ周りが何をやっているかまた自分のやっていることが正しいことなのかさえ不安だった。

 それで今日僕は僕の最大の理解者である優希とも喧嘩し家族との仲は今まで以上に悪化し全く話さない状態になった。自分でもわかる。だって原因は自分であった。自分で相手を攻め、それをとめることができなかったのだ。

 心は嘘をつかない。自分の一番怖い悪は自分の心が持ってるのだ。

 ついに僕はこの年帰らぬ人となった。

「一度は人を救いたかった」

これは風太の最後の言葉であった。最後に風太は相手のことも考えることができたのだ。今の空の上で風太は何をしているのであろうか・・・


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